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生食用生鮮食品に寄生したアニサキスによる食中毒に注意しましょう

印刷用ページを表示する掲載日2023年3月14日

私たち日本人には、お刺身やお寿司など、魚介類を生のまま食べる文化があります。
しかし、魚介類の中には、アニサキス(幼虫)が寄生していることがあり、これが生きたまま体内に入ってしまうと、食中毒の原因になる可能性があります。​
近年アニサキスによる食中毒が増加しています。
​魚介類を美味しく食べるために,アニサキスによる食中毒の予防方法を守ってください。

アニサキスによる食中毒(アニサキス症)とは

アニサキスとは寄生虫の一種で,魚介類に寄生しています。
アニサキスが寄生する魚介類を生で,または加熱が不十分な状態で食べると食中毒(アニサキス症)が起こります。激しい腹痛があり,アニサキスによる食中毒が疑われる場合は,速やかに医療機関を受診してください。

魚の内臓に寄生したアニサキス幼虫
魚の内臓に寄生したアニサキス幼虫(厚生労働省HPより)

アニサキス幼虫
アニサキス幼虫(厚生労働省HPより)

アニサキスによる食中毒の症状

・喫食後2~8時間後に発症
・激しい腹痛,悪心,嘔吐,腹膜炎症状 等

予防方法

まずは,鮮度を徹底!目視で確認!さらに冷凍,加熱が有効!

・新鮮な魚を購入し,速やかに内臓を取り除く
・目視で確認し,アニサキス幼虫を除去

・加熱(70℃以上,または60℃で1分間以上)
・冷凍(-20℃で24時間以上)​

※一般的な料理で使う食酢での処理、塩漬け、醤油やわさびを付けても、アニサキス幼虫は死滅しません。

刺身          焼き魚          冷蔵庫

全国のアニサキスによる食中毒の発生状況

年月

 

広島県のアニサキスによる食中毒の発生状況

広島県のアニサキスによる食中毒件数

発生年 件数
令和元年 1件
令和2年 3件
令和3年 2件
令和4年 10件

関連情報

アニサキスによる食中毒を予防しましょう(厚生労働省HP)

アニサキス食中毒に関するQ&A|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

海の幸を安全に楽しむために ~アニサキス症の予防~:農林水産省 (maff.go.jp)

生食用生鮮食品(ヒラメ,馬刺し)による食中毒に注意しましょう(広島県HP)

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