本県の中山間地域では、若年層を中心とした人口の流出や、少子高齢化により過疎化が進み、農林 水産業をはじめとする地域の担い手不足や、空き家、耕作放棄地の増加など、さまざまな課題に直面しています。
県では、こうした状況を克服し、中山間地域に暮らす方々が将来に希望を持ち、安心して心豊かに、笑顔で幸せな生活を営むことができることを目指し、平成26年12月に新たに「広島県中山間地域振興計画」を策定しました。
その取組の原動力となるのは、地域を第一線で支える県民一人ひとりです。
例えば、安芸太田町の松原地区では町や観光協会、安田女子大学の協力のもと、一般参加者を交えた雪かき体験により、一人暮らしの高齢者宅の除雪を実施。昼食時には豪雪の苦労話を聞くなどの交流も行っています。
また、安芸高田市向原町にある株式会社まごやさいが運営する「しょうりき山里公園」では、子供向けの農業体験や自然観察などの里山体験を定期的に開催。県内外の数多くの方々に農作業や地元の魅力を伝えています。
「広島県中山間地域振興計画」では、目指す姿の実現に向けた施策の基本的な考え方を「将来を支える若い世代を呼び込む」こと、「地域に活力を生むために内外の多様な力を結集する」こと、「人が集まる好循環を生み出す」こととして、多様な力でつながる「人づくり」、夢をカタチにできる「仕事づくり」、安心を支える「生活環境づくり」を柱とした施策に取り組むこととしています。
また、中山間地域の価値を守り続けていくには、地域内外の人々が中山間地域の現状や価値を理解し、みんなで支えていくことが大切です。
このため、計画の推進にあたっては、県民、市町、県が連携・協働しながら総合的に取組を進めていくこととしています。
【お問い合わせ】中山間地域振興課 TEL.082(513)2636
詳しくは県HPへ
広島県ではサイクリングを活用した観光振興に積極的に取り組んでいます。昨年10月に愛媛県とともに開催した国際サイクリング大会では、国内外から7000人を超える参加がありました。私も走ったんですよ。
会場となったしまなみ海道サイクリングロードは、「サイクリストの聖地」とも呼ばれ、県内外から多くのサイクリストが訪れています。このほか、「とびしま海道」「さざなみ海道」「かきしま海道」と、海側には全部で4つのサイクリングロードがあり、道に迷わずにルートを案内してくれるブルーラインの設置など、サイクリストの利用環境の向上に取り組んでいます。また、中国横断自動車道尾道松江線沿いには「やまなみサイクリングロード(仮称)」として観光地巡りなど地域の特色を生かした10コースを選定し、ホームページなどで紹介しています。
県内には魅力的なコースがたくさんありますので、ぜひとも親子でサイクリングを楽しんでください。
詳しくは県HPへ
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