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建設委員会概要(平成30年7月~平成31年4月)

印刷用ページを表示する掲載日2019年4月5日

  

委員会名簿

委員数 11人 (平成30年7月2日 選任)

委員長 小林 秀矩 委員 河井 案里
副委員長 鷹廣 純 委員 田川 寿一
委員 伊藤 真由美 委員 宮本 新八
委員 狭戸尾 浩 委員 高山 博州
委員 下森 宏昭 委員 宮 政利
委員 金口 巖    

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審議概要

開会状況等
平成30年6月以前 平成30年7月19日 平成30年8月3日 平成30年8月17日 平成30年8月30日~31日(県内調査)  平成30年9月14日 平成30年9月27日 平成30年10月9日~11日(県外調査) 平成30年10月19日 平成30年11月19日 平成30年12月5日 平成30年12月13日 平成31年1月18日 平成31年2月5日 平成31年2月20日 平成31年2月21日

平成31年2月21日開会分

付託議案及び審査結果

付託された議案は,補正予算7件,条例案3件,その他の議決案件7件
県第21号議案 職員の自己啓発休業に関する条例及び広島県水道用水供給水道条例の一部を改正する条例案中所管事項外16件
 原案可決(全会一致) 

報告事項

1  平成31年広島県議会2月定例会追加提案事項(土木建築局長)
2  平成31年広島県議会2月定例会追加提案事項(企業局長)
3 広島県自転車活用推進計画(素案)について(道路企画課長)
4  広島空港アクセス対策ワーキング部会の設置について(空港振興課長)
5  平成30年度プレジャーボート実態調査結果(広島県全域)について(港湾振興課長)
6  広島港五日市地区の分譲に向けた提案募集等について(港湾振興課長)
7  尾道糸崎港港湾計画の変更(案)について(港湾漁港整備課長)
8  広島港利用高度化検討会(第2回)の開催結果について(港湾漁港整備課長)
9  流域下水道事業に係る経営比較分析表について(下水道公園課長)
10  水道用水供給事業に係る経営比較分析表について(水道課長) 

主要な質疑事項

1  坂町営災害公営住宅整備に関する事務の受託について 
  (1) 仮設住宅,みなし仮設住宅,知人宅等への避難者の状況把握について
 (2) 入札の不調・不落による整備のおくれを生じさせないようスケジュール管理に努めることについて(要望)
 (3) 被災者の意向や入居後のコミュニティー形成の促進等に配慮した支援について(要望)

2  繰越明許費について 
 (1) 執行方針について
 (2) 着実な事業執行による災害復旧・復興事業の促進について(要望)

平成31年2月20日開会分

議長からの調査依頼事項(平成31年度当初予算)及び調査結果

県第1号議案 平成31年度広島県一般会計予算中建設委員会所管分外6件 
  原案賛成(全会一致)

主要な質疑事項

1  砂防・治山事業整備計画について 
  (1) 災害関連地域防災がけ崩れ対策事業について
  (2) 各種崖崩れ対策事業による効果的な対策について(要望)

2 平成31年度当初予算について 
  (1) 一般会計予算の要求方針について
  (2) 平成30年度当初に計画し,災害対応により延期した事業の着実な実施について(要望)
  (3) 平成31年度予算の執行体制確保について
  (4) 応援職員の適切な配置について(要望)
  (5) 未曾有の災害からの復旧・復興への取り組みについて
  (6) 3年間で復興を遂げるよう取り組みを進めることについて(要望)
  (7) 災害復旧事業における県民への情報提供について
  (8) 災害からの復旧・復興及び県土強靭化に向けた県民に寄り添った支援に努めることについて(要望)

3  災害からの復旧・復興について 
 (1) 復旧の優先順位について
  (2) 復旧の優先順位を示す客観的指標の導入の検討について
  (3) 長いスパンでの災害対策の検討について(要望)
  (4) 社会資本未来プランの対策期間の見直しについて(要望)

4  災害復旧工事の優先順位について 
  (1) 定量的な優先順位の考え方について
  (2) 災害による損失及び付加価値を加えた復興について
  (3) 3年で復旧・復興ができない場合を踏まえた対応について

平成31年2月5日開会分

報告事項

1  平成31年広島県議会2月定例会提案見込事項(土木建築局長)
2  平成31年広島県議会2月定例会提案見込事項(企業局長)
3  平成30年7月豪雨災害に係る改良復旧事業について(技術企画課長)
4  7月豪雨等に伴う公共土木施設災害の査定結果について(机上配付資料)(技術企画課長)
5   「平成30年7月豪雨災害 砂防・治山施設整備計画(緊急事業)」について(砂防課長)
6  港湾特別整備事業費特別会計における臨海土地造成事業の状況について(港湾振興課長)
7  土地造成事業会計の状況について(土地整備課長)
8  平成30年7月豪雨に伴う県営水道施設災害の査定結果について(水道課長)
9   「鞆町のまちづくりに係る住民説明会」の開催状況について(机上配付資料)(道路整備課長)

主要な質疑事項

1  浸水想定図について 
  (1) 県内のダムにおける浸水想定図の策定状況について
  (2) ダムの上流域を含めた浸水想定図の作成について(要望)

平成31年1月18日開会分

報告事項

1  広島県自転車活用推進計画の骨子案について(道路企画課長)
2   「平成30年7月豪雨災害を踏まえた今後の水害・土砂災害対策のあり方検討会(第3回)」の開催結果及び提言書の手交について(河川課長)
3  平成30年7月豪雨に伴う災害関連緊急砂防事業等の実施について(砂防課長)
4  広島空港における滑走路端安全区域(RESA)の整備について(空港振興課長)
5  津波災害警戒区域の事前公表について(港湾漁港整備課長)
6   「全国都市緑化ひろしまフェア」の基本計画(案)及び実行委員会の設立について(下水道公園課長)
7  空き家活用人材ネットワーク交流会の開催について(住宅課長)
8  県営住宅の家賃算定誤りについて(住宅課長)
9  水道事業の広域連携の具体化に向けた検討状況について(水道広域連携推進担当課長)
10  建設技術者等緊急雇用助成金支給要件の見直しについて(机上配付資料)(建設産業課長)

主要な質疑事項

1  平成30年7月豪雨災害からの復旧・復興について
  (1) 災害関連緊急砂防事業等の実施について 
  (2) 建設技術者等の確保について(要望) 
  (3) 災害を踏まえた道路整備計画2016の見直しの必要性について 
  (4) 国土強靭化に向けた国の予算措置を踏まえた県土強靭化について 
  (5) 河川内の堆積土砂等の撤去について 
  (6) 平成30年7月豪雨災害を踏まえた今後の水害・土砂災害対策のあり方検討会の中長期的取り組みについて 
  (7) 災害復旧・防災対策事業に加え,社会資本未来プランに掲げる事業の着実な実施について(要望) 
  (8) 激甚災害の復旧に要する期間について 
  (9) 公共土木施設災害以外も含めた復旧について 
  (10) 山陽自動車道の事前交通規制の解除について 
  (11) 災害復旧工事の応札状況について 
  (12) 災害復旧に要する期間の延長に係る働きかけについて
  (13) 広島独自の方式による復旧・復興について 
  (14) 専門技術者の確保について

2  広島呉道路の4車線化について 
  (1) 災害に強い道路ネットワークの構築について
  (2) 整備のための費用と期間について
  (3) 整備に向けた取り組み強化について

3  空港経営改革推進委員会の提言を踏まえた空港アクセス改善のための計画作成について(要望) 

4  防災の観点からの無電柱化について 
  (1) 県内の無電柱化の整備状況について
  (2) 無電柱化の推進に向けた検討について(要望)

5  ひろしま住まいづくりコンクール2018の取り組みについて

平成30年12月13日開会分

付託議案及び審査結果

付託された議案は,補正予算7件,条例案2件,その他の議決案件8件
県第95号議案 平成30年度広島県一般会計補正予算(第5号)中所管事項外16件 
  原案可決(全会一致)

報告事項

1  平成30年7月豪雨災害に係る改良復旧事業について(技術企画課長)
2  「地域の砂防情報アーカイブ」を活用した災害伝承の取組について~土砂災害 啓発・伝承プロジェクト~(砂防課長)
3 平成30年7月豪雨に伴う災害関連緊急砂防事業等の実施について(机上配付資料)(砂防課長)
4 広島空港連絡バス「尾道広島空港線」の廃止について(空港振興課長)
5 広島港港湾計画の改訂(案)について(港湾漁港整備課長)
6 広島港江波地区における官民連携による新たな産業用地の確保について(港湾漁港整備課長)
7  呉市が管理する水道施設の指定管理者制度導入について(水道課長)

主要な質疑事項

1  公共事業の執行について 
  (1) 災害復旧事業,災害関連事業,防災事業,通常事業の優先順位について
  (2) 災害復旧事業以外の通常事業の計画的な執行について(要望)
  (3) 事業優先度の住民への説明について(要望)
  (4) 発注工事の不調・不落対策について
  (5) 災害復旧工事が完了する3年後の公共事業を見据えた事業執行について(要望)
  (6) 工事受注後の資材確保について(要望)

2  災害復旧工事において業者が遠隔地から労働力や資材を確保するための経費の考え方及び計上について 

3  地域の砂防情報アーカイブを活用した災害伝承の取り組みについて(要望) 

4  豪雨災害被災者への支援について 
  (1) 被災者支援の取り組みについて
  (2) 被災宅地の支援制度について(要望)

5  広島空港の経営改革について
  (1) 空港経営改革推進委員会の提言内容を踏まえた空港アクセス強化の具体的な整備状況について 
  (2) 平成33年4月からの新たな空港運営権者による空港運営開始に向けた取り組みについて 
  (3) 尾道広島空港線の路線廃止の影響について 
  (4) 県東部地区からの空港アクセス強化について(要望)

6  広島呉道路における防災対策を備えた4車線化について

7  広島高速5号線の整備について 
  (1) 広島高速2号線との連絡について
  (2) 防災の視点を持った温品ジャンクション整備について(要望)

8  建設コンサルタントへの委託料の前払い制度について 

9  災害復旧工事における県,市町の連携について

平成30年12月5日開会分

報告事項

1 平成30年広島県議会12月定例会提案見込事項(土木建築局長)
2 平成30年広島県議会12月定例会提案見込事項(企業局長)
3 平成30年7月豪雨に伴う河川改良復旧事業(二級河川沼田川)の実施について(河川課長)
4 平成30年7月豪雨に伴う災害関連緊急砂防事業等の実施について(砂防課長)
5 「平成30年7月豪雨災害を踏まえた今後の水害・土砂災害対策のあり方検討会(第2回砂防部会)」の開催結果について(砂防課長)

主要な質疑事項

1 平成30年7月豪雨災害の復旧状況について 
 (1) 災害査定と復旧工事の進捗状況について
 (2) 災害復旧工事以外の通常事業における設計・用地買収について(要望)

2 沼田川の改良復旧事業について 
 (1) 現在進めているしゅんせつ工事の進捗状況と費用について
 (2) しゅんせつ工事を実施した業者への工事費の支払い状況について
 (3) 業者への費用の年内支払いの可否について
 (4) 沼田川の河川改良復旧事業採択を踏まえた支出手続の迅速化について(要望)

3 構造物の維持管理状況について 
 (1) 県管理のトンネル,橋梁の数と点検状況について
 (2) 点検の結果,緊急な対策,修繕が必要とされた構造物の数について
 (3) 早急な点検と早期の対策実施について(要望)
 (4) 新技術を用いた構造物の点検に関する県の方針の有無について

平成30年11月19日開会分

報告事項

1  広島県営鞆町鍛冶駐車場に係る指定管理者の候補者の選定について(道路河川管理課長)
2  「平成30年7月豪雨災害を踏まえた今後の水害・土砂災害対策のあり方検討会(第2回)」の開催結果について(河川課長)
3  平成30年7月豪雨に伴う災害関連緊急砂防事業等の実施について(砂防課長)
4  一般港湾施設に係る指定管理者の候補者の選定について(港湾振興課長)
5  広島港利用高度化検討会(第1回)の開催結果について(港湾漁港整備課長)
6  県営住宅に係る指定管理者の候補者の選定について(住宅課長)
7  広島県営水道事業の大型工事の契約締結について(水道課長)
8  広島県空港振興協議会「空港経営改革推進委員会」から県への提言について(机上配付資料)(空港振興課長)

主要な質疑事項

1  広島高速5号線シールドトンネル工事における事業費の増額について
  (1) 発注者と受注者の認識の相違について 
  (2) 平成29年2月の受注者からの協議を受けて契約内容の変更が困難と判断した経緯について 
  (3) 増額の原因が認識の相違によるものだと判断した時期について 
  (4) 再発防止について(要望) 
  (5) 広島高速道路公社における方針の検討状況について
  (6) 広島高速道路公社における調査・整理について(要望)

2  空港経営改革における広島空港ならではの利用促進策について 

3  平成30年7月豪雨災害対応について
  (1) 国,県,市町それぞれが実施する復旧工事の連携・調整について(要望) 
  (2) 山陽自動車道における通行どめの暫定運用解除の見通しについて
  (3) 空港を中心とした放射状道路網のさらなる機能強化について
  (4) 災害査定の進捗状況について 
  (5) 査定,復旧工事の着実な実施について(要望) 
  (6) 平成31年1月末までに査定が完了しなかった場合の対応について

平成30年10月19日開会分

報告事項

1  「平成31年度国の予算編成に向けた提案(案)」について(土木建築局長)
2  建設技術者等緊急雇用助成事業について(建設産業課長)
3  重要物流道路制度に係る広域道路交通ビジョン等について(道路企画課長)
4  平成30年7月豪雨に伴う災害関連緊急砂防事業等の実施について(砂防課長)
5  平成30年度プレジャーボート実態調査について(県管理水域)(港湾振興課長)
6  広島県営水道事業の大型工事の発注について(水道課長)

主要な質疑事項

1 平成31年度国の予算編成に向けた提案(案)について 
  (1) 庁舎耐震化に向けた工事発注状況について
  (2) 迅速な工事発注と着実な工事実施について(要望)

2 建設技術者等緊急雇用助成事業について 
  (1) 年間総支給額の企業規模による差の取り扱いについて
  (2) 災害復旧工事が完了した後の助成事業の考え方について
  (3) 平成31年度の債務予算の考え方について 
  (4) 業者へのヒアリングなどによる必要な技術者の反映について(要望) 
  (5) 技術者等確保に向けたさらなる取り組みについて(要望)
  (6) 小規模事業者への支援について 

3 平成30年7月豪雨に伴う災害関連緊急砂防事業での透過型砂防ダムの整備について 

4 広島県営水道事業の大型工事の発注について 
  (1) 企業局発注の大型工事の実績について
  (2) 大型工事発注に係る説明責任について(要望)

5 河川水位情報発信のあり方について 
  (1) 水位計の設置状況と整備の考え方について
  (2) 中小河川にも水位計を設置することについて(要望)

6  平成30年7月豪雨後の山陽自動車道の通行規制の暫定運用に伴うリムジンバスの代替について 
  (1) 規制の緩和や解除の時期について
  (2) 空港アクセスの利便性確保による利用者対策について

7  河川の伐木に係るボランティアの活用について 

8  災害復旧に向けた課題について 

9  免震装置データ改ざん問題について 
  (1) 県有施設などの免震装置設置施設の件数及び公表について
  (2) 県としての対応方針について
  (3) 国や市と連携して早急に対応することについて(要望)

平成30年10月9日~11日 県外調査の概要

調査日時

平成30年10月9日(火曜日)~11日(木曜日)

調査場所

10月 9日(火曜日)

遠賀川河川事務所(福岡県直方市溝堀1丁目1-1)
平成29年九州北部豪雨災害復旧箇所(福岡県添田町)

10月10日(水曜日)

福岡県朝倉県土整備事務所(福岡県朝倉市甘木2014-1)
九州北部豪雨災害復旧箇所(福岡県朝倉市)
大分県日田土木事務所(大分県日田市城町1-1-10)
九州北部豪雨災害復旧現場(大分県日田市小野地区)
中津市役所耶馬溪支所(大分県中津市耶馬渓町大字柿坂138-1)
耶馬渓町金吉地区土砂災害復旧現場(大分県中津市耶馬渓金吉地区)

10月11日(木曜日)

大分県議会(大分県大分市大手町3-1-1)

調査事項

遠賀川河川事務所

・遠賀川の治水対策について

 遠賀川の治水対策について、遠賀川流域の特徴を踏まえたハード・ソフト両面からの取り組みについて調査を行った。

・平成29年7九州北部豪雨における被害と復旧について

 平成29年7月の九州北部豪雨の降雨の状況及びこの雨により発生した遠賀川流域の洪水被害と復旧の概要について調査を行った。

平成29年九州北部豪雨災害復旧箇所(福岡県添田町)

・九州北部豪雨の被災・復旧状況について

 平成29年7月九州北部豪雨により、添田町の英彦山観測所で3時間雨量151mmと観測史上最多雨量を記録し、遠賀川水系彦山川の水位も観測史上最高となる5.68mに達した。添田町内では35カ所が溢水し、床上浸水2戸、床下浸水22戸の被害が発生したことを受け、被災原因を踏まえた復旧状況について調査を行った。

福岡県朝倉県土整備事務所

・九州北部豪雨の被災状況について

 平成29年7月九州北部豪雨により、福岡県では、朝倉市や東峰村を中心としたエリアにおいて、わずか9時間で774mmという記録的豪雨を観測した。朝倉市と東峰村を合わせて死者・行方不明者が38名と、被害は甚大なものとなった。

・被災原因を踏まえた復旧計画について

 この豪雨災害では、山間部で多数の土砂災害が発生し、流出した大量の流木が橋梁にひっかかり河川断面を阻害したこと、また、多くの河川堤防の決壊や河道埋塞が発生したことにより、公共土木施設のほか、住宅、農地、商工業施設などが被災した。この特徴を踏まえ、再度災害防止の観点から進める復旧事業計画について調査を行った。

九州北部豪雨災害復旧箇所(福岡県朝倉市)

・赤谷川災害復旧箇所の復旧状況について

 九州北部豪雨の被災箇所のうち、国土交通省が権限代行によって県管理河川の災害復旧工事等を実施している赤谷川の現場において、改良復旧の考え方や進め方について調査を行った。

大分県日田土木事務所

・九州北部豪雨の被災・復旧状況について

 平成29年7月5日から6日にかけて九州北部付近に形成された線状降水帯により、日田市では、局地的に1時間100mmを超える猛烈な雨が降り、大分県で初めて大雨特別警報が発表された。これにより小野地区では、長さ約300m、幅約200mにわたる山腹崩壊が発生し、小野川と県道を塞いだことにより、上流側の集落が一時孤立状態となった。その時の応急対応と災害復旧方針について、調査を行った。

九州北部豪雨災害復旧現場(大分県日田市小野地区)

・小野地区地すべり対策事業について

 平成29年7月豪雨による猛烈な降雨により、小野地区では大規模な山腹崩壊が発生し、斜面に隣接している小野川や県道を塞ぎ、上流側の集落は孤立し、閉塞した小野川には土砂ダムが形成された。
 災害発生直後から、専門家による現地調査の実施や二次災害に備えた斜面監視体制を構築し、孤立集落の解消や土砂ダム対策を図るとともに、集水井やアンカー工など復旧工法の検討や現在の復旧状況について調査を行った。

中津市役所耶馬溪支所

・中津市耶馬渓町で発生した山地崩壊の対策について

 平成30年4月耶馬渓町において、長さ約220m、幅約160mの大規模な山地崩壊により、死者6名の被害が発生した。災害発生前2週間の雨量合計は6mmという中で、何の前兆現象もなく山地崩壊が発生しており、現在も進められている崩壊要因の検討状況や崩壊した斜面の対策について調査を行った。

耶馬渓町金吉地区土砂災害復旧現場

・中津市耶馬渓町で発生した山地崩壊の対策状況について

 耶馬渓町金吉地区の山地崩壊現場において、二次災害に備えた斜面監視体制の構築やボーリングによる地下水の排水状況、不安定土砂や浮石の表面対策などについて調査を行った。

大分県議会

・九州北部豪雨の初動対応及び復旧方針について

 平成29年7月豪雨における大分県の初動対応や応急対応について、情報が入手困難な状況の中での情報収集や応急対応のあり方、このたびの対応を踏まえた初動体制の見直しなどについて調査を行った。
 また、被災状況を踏まえた河川や道路の改良復旧方針や土木部局と農林水産部局が連携した総合的な流木対策の推進による着実な復旧方策について調査を行った。

・大分県企業局における事業戦略について

 大分県企業局が実施する電気事業と工業用水道事業について、平成30年3月に策定した「大分県企業局経営戦略」と「経営戦略アクションプラン」の策定経緯や経営理念などを調査するとともに、長期経営見通しや投資・財政計画について調査を行った。

平成30年9月27日開会分

付託議案及び審査結果

付託された議案は,補正予算5件,条例案3件,その他の議決案件7件
○県第70号議案 平成30年度広島県一般会計補正予算(第4号)中所管事項 
  原案可決(賛成多数)
○県第72号議案 平成30年度広島県県営住宅事業費特別会計補正予算(第3号)外13件 
  原案可決(全会一致)

報告事項

1 「平成30年7月豪雨災害を踏まえた今後の水害・土砂災害対策のあり方検討会(第1回河川・ダム部会)」の開催結果について(河川課長) 
2 県流域下水道事業における地方公営企業法の適用方針について(下水道公園課長)

主要な質疑事項

1  公共土木施設における災害復旧事業等について 
  (1) 今後の補正予算計上の見込みについて
  (2) 今後の災害復旧箇所への対応について(要望)
  (3) 災害査定や復旧工事完成見込みについて(要望)
  (4) 災害対応に対する職員や組織の対応について
  (5) コンサルタントや施工業者の確保を含めた迅速な復旧について(要望)

2  広島空港のアウトバウンド促進について 
  (1) ソウル線,シンガポール線の利用状況について
  (2) 平成30年7月豪雨災害で甚大な被害を受けた時期にアウトバウンド促進策を行う必要性について
  (3) これまで取り組んできた施策の検証について(要望)

3 県入札参加資格者等の推移について 
  (1) 建設技術者確保のための取り組みについて
  (2) 建設技術者等緊急雇用助成事業について
  (3) 技術者雇用の目標達成と県内技術者確保に向けた着実な取り組みについて(要望)

4  水道施設の災害対策について(要望) 

5  本郷産業団地の分譲見込みについて 

6  仮設住宅やみなし仮設住宅におけるペット同伴の居住について

平成30年9月14日開会分

報告事項

1  平成30年広島県議会9月定例会提案見込事項(土木建築局長)
2  平成30年広島県議会9月定例会提案見込事項(企業局長)
3  平成30年7月豪雨災害からの復旧・復興プラン(土木建築局長,企業局長)
4  平成29年度企業会計予算決算総括表(企業局長)
5  第2回 広島高速5号線トンネル施工管理委員会等の開催結果について(道路企画課長)
6  平成30年7月豪雨に伴う災害関連緊急砂防事業等の実施について(砂防課長)
7  「平成30年7月豪雨災害を踏まえた今後の水害・土砂災害対策のあり方検討会(第1回砂防部会)」の開催結果について(砂防課長)
8  広島県空港振興協議会「空港経営改革推進委員会(第5回及び第6回会議)」の開催結果について(空港振興課長)
9  広島港長期構想検討委員会(第4回)の開催結果及び広島港長期構想の策定について(港湾漁港整備課長)
10  大規模盛土造成地マップの公表について(都市計画課政策監)
11  平成30年7月豪雨災害により被災した県営水道施設の災害防止対策の進捗状況について(水道課長)

主要な質疑事項

1 坂町小屋浦地区の復旧・復興について 
  (1) 小屋浦開閉所の閉鎖と土砂流入防止対策について
  (2) 水道施設の防災対策の徹底について
  (3) 土砂災害警戒区域周辺の対策について
  (4) 土砂洪水氾濫に備えた対策について(要望)

2  災害復旧に向けたハード対策の進め方について 
  (1) 県内での進捗状況について
  (2) 地域差が出ないような復旧の進め方について(要望)
  (3) 臨機応変な入札制度について
  (4) 災害復旧に向けた積極的な業界との意見交換について(要望)

3  沼田川について 
  (1) 沼田川の現在と今後のしゅんせつ計画について
  (2) 再度災害防止に向けた堆積土除去の考え方について

4  老朽化した建築物について 
  (1) 老朽化した建築物の把握状況について
  (2) 築40年以上のマンションに対する制度検討について(要望)

5  職員の健康管理について(要望) 

6  被災地で増加する空き家対策について

平成30年8月30日~31日 県内調査の概要

調査日時

平成30年8月30日(木曜日)~31日(金曜日)

調査場所

8月30日(木曜日)

広島呉道路(クレアライン)被災現場(安芸郡坂町水尻)
平成ヶ浜中央公園応急仮設団地(安芸郡坂町平成ヶ浜)
熊野町川角土砂災害現場(安芸郡熊野町川角)
瀬野川福富本郷線被災現場(三原市本郷町)
三原市本郷町浸水現場(梨和川)(三原市本郷町)
広島水道事務所本郷取水場(三原市本郷町)

8月31日(金曜日)

北部建設事務所庄原支所(庄原市東本町)
平成22年庄原災害現場(庄原市川北町)
庄原ダム(庄原市川西町)
都市計画道路駅前新庄線(庄原市中本町)
西城川被災現場(庄原市)

調査事項

広島呉道路(クレアライン)被災現場

・被災状況及び復旧状況等について
  平成30年7月豪雨により、坂町水尻地区では、クレアライン背後の斜面が崩落し、クレアライン、JR呉線、一般国道31号と隣接する輸送インフラが全て寸断された。現場の被災原因及び現在進められている復旧工事の進捗状況について調査を行った。

平成ヶ浜中央公園応急仮設団地

・仮設団地建設状況について
  平成30年7月豪雨で被災し避難所等で生活されている方へ、早急に入居できる住まいを供給するため平成ヶ浜中央公園に建設する応急仮設団地について進捗状況等の調査を行った。

熊野町川角土砂災害現場

・被災状況及び復旧状況等について
   平成30年7月豪雨で発生した土石流により、12名のとうとい命が失われた熊野町川角5丁目地区における、大型土のうやワイヤーネットの設置による応急対策と、砂防や急傾斜の災害関連緊急事業による復興計画について調査を行った。

瀬野川福富本郷線被災現場

・被災状況及び復旧状況等について
  平成30年7月豪雨により、沼田川の護岸と兼用の主要地方道瀬野川福富本郷線が8カ所崩壊し、道路内に埋設している下水道管が損傷するとともに、孤立集落が複数発生した。被災状況及び孤立集落の解消対策の実施等について調査を行った。

三原市本郷町浸水現場(梨和川)

・被災状況及び復旧状況等について
  平成30年7月豪雨により、沼田川流域の多くで浸水が発生した。このうち、天井川、仏通寺川、梨和川、三次川、菅川の計7カ所で堤防が決壊したことを受けて実施している緊急対策等について調査を行った。

広島水道事務所本郷取水場

・被災状況及び復旧状況等について
  7月5日から降り始めた大雨により、7日午前6時ごろから沼田川が氾濫し、水道及び工業用水の取水施設である本郷取水場が水没し、送水が停止した対応について調査を行った。

北部建設事務所庄原支所

・北部建設事務所庄原支所の管内概要等について
  北部建設事務所庄原支所管内の公共土木施設の管理状況及び主要事業について、また、平成30年7月豪雨による被災状況について調査した。さらに、平成30年7月豪雨災害に対する庄原市の緊急提案について説明を受けた。

平成22年庄原災害現場

・庄原豪雨災害の復旧状況について
  平成22年7月に発生した庄原豪雨災害の被災状況と復旧状況について調査を行った。

庄原ダム

・庄原ダムの概要について
  平成28年10月に竣工した庄原ダムの整備計画及び運用状況等について調査を行った。

都市計画道路駅前新庄線

・都市計画道路駅前新庄線、駅前周辺地区土地区画整理事業について
  県と庄原市が連携して推進する都市計画道路駅前新庄線と土地区画整理事業について調査を行った。

西城川被災現場

・西城川被災状況及び復旧状況について
  平成30年7月豪雨により被災した西城川の状況と応急対策の実施等について調査を行った。

平成30年8月17日開会分

報告事項

1 平成30年7月豪雨災害に対する復旧・復興体制について(土木建築総務課長)
2 第2回「一般国道191号道路法面崩壊検討会」の開催結果について(道路整備課長)
3  「平成30年7月豪雨災害を踏まえた今後の水害・土砂災害対策のあり方検討会(第1回)」の開催結果について(河川課長) 
4 平成30年7月豪雨に伴う災害関連緊急砂防事業等の実施について(砂防課長)
5 「広島港長期構想(素案)」に対する県民意見募集の結果について(港湾漁港整備課長)
6 広島港長期構想検討委員会地区別基本構想検討会(各第4回)の開催結果及び広島港長期構想検討委員会(第4回)の開催について(港湾漁港整備課長)
7 広島県庁舎本館等耐震改修及び維持保全工事の入札参加希望書の受付結果について(営繕課長)
8 平成30年7月豪雨災害に伴う県営水道料金の減額について(水道課長)
9 7月豪雨等に伴う公共土木施設災害の発生状況について(机上配付資料)(技術企画課長)

主要な質疑事項

1 平成30年7月豪雨災害について
 (1) 急傾斜地崩壊対策事業の実施方針について 
 (2) 行政による民有地の崖崩れ対策について(要望) 
 (3) 復旧・復興方針及び当初計画していた公共工事の執行延期による影響について 
 (4) 災害査定期間中の公共工事の執行方針について 
 (5) 公共事業の規模縮小による建設業界への影響について
 (6) 復旧・復興を進める中での適切な公共事業の執行について(要望)
 (7) 沼田川のしゅんせつ実施計画と業者の確保について 
 (8) 沼田川支流の梨和川の決壊箇所の復旧について 
 (9) 「平成30年7月豪雨を踏まえた今後の水害・土砂災害対策のあり方検討会」における検討内容について 
 (10) 国との連携によるハード整備について(要望) 
 (11) 台風等を踏まえた二次災害防止対策について 
 (12) 地域住民の意見を反映した二次災害防止対策について(要望)
  (13) 水道管の老朽化及び耐震対策の着実な実施について(要望)
  (14) 県管理の中小河川における避難勧告等の発令基準について
  (15) 市町と連携した河川における避難基準の策定について(要望)
  (16) 通常事業の執行方針について 
  (17) 災害復旧事業の発注見通しについて 
  (18) 地域特性を踏まえた地域間の応援における実効性確保について(要望) 

2  県庁舎耐震改修及び維持保全工事について
  (1) 工事の入札参加希望者がいなかったことに対する県の今後の方針について 
  (2) 再度の入札に真摯に取り組むことについて(要望) 
  (3) 事業費の妥当性について 
  (4) 紙屋町地区における広島市との連携・調整状況について

平成30年8月3日開会分

付託議案及び審査結果

付託された議案は,補正予算7件
臨県第1号議案 平成30年度広島県一般会計補正予算(第2号)中所管事項外6件 
   原案可決(全会一致)

報告事項

1 平成30年広島県議会8月臨時会提案事項(土木建築局長,企業局長)

主要な質疑事項

1 砂防事業等に係る補正予算について 
  (1) 維持修繕事業について
  (2) 災害関連緊急砂防事業の実施箇所について
  (3) 砂防事業の適切かつ確実な実施について(要望)

2  土砂災害発生箇所の対策について 
  (1) 復旧に係る二次災害防止について
  (2) 重点地区におけるロードマップについて
  (3) 急傾斜地崩壊対策事業箇所について
  (4) 効率的な事務処理による迅速かつ確実な復旧について(要望)

3  通行どめ解消について(要望) 

4  河川の埋塞土撤去について 

5  被災原因を踏まえた改良的要素を盛り込んだ復旧について(要望)

6  広域的災害復旧に向けた応援のあり方について 
  (1) 入札制度の運用方法について
  (2) 地域の協会等との連携による復旧について(要望)
  (3) 事業者の経営を見据えた制度運用について(要望)

7  災害復旧事業に係る建設業者支援としての行政側からの制度説明の実施について(要望) 

8  現場に精通した建設業者による早期災害復旧について(要望)

9  砂防事業を実施する渓流数について 
  (1) 国直轄事業箇所と県事業箇所について
  (2) 8.20土砂災害以降の国の成果を踏まえた効率的な事業の実施について(要望)

10  豪雨災害による人的被害について 
  (1) これまでの土木行政の見直しについて
  (2) 公共事業の見直しにより建設業者が減少した現状について
  (3) 補正予算に対応する建設業者の確保策について
  (4) 地元の有資格者等を活用した建設業の人材確保について(要望)

平成30年7月19日開会分

報告事項

1 平成30年7月豪雨災害による被害状況(机上配付資料)(建設企画部長)
2 平成30年7月豪雨災害による被害状況等について(机上配付資料)(建設企画部長)
3 平成30年7月豪雨災害による被害状況及び対応状況について(机上配付資料)(企業局経営部長)
4  一般国道191号道路法面崩壊に伴う全面通行止めの解除等及び第2回「一般国道191号道路法面崩壊検討会」の開催について(机上配付資料)(道路整備課長)

主要な質疑事項

1 平成30年7月豪雨災害について
  (1) 熊野町川角地区の避難者の生活再建に向けた早期復旧について(要望) 
  (2) 堰堤を乗り越えて被害が生じた箇所の今後の二次的な被害防止に向けた堆積土砂撤去について(要望) 
  (3) 被災者への住宅支援状況について 
  (4) 早期の住宅確保について(要望) 
  (5) ペットを含めた住宅支援について(要望) 
  (6) 公共土木事業費の確保による安心な暮らしづくりの実現について(要望) 
  (7) 河道しゅんせつの計画的な実施について 
  (8) 国の災害査定に先駆けた復旧対応について(要望) 
  (9) 県土の均衡ある発展につながる事業実施について(要望)
  (10) 必要な予算の着実な確保について(要望)
  (11) 施設整備に関する基準の見直しについて 
 (12) 避難勧告や避難指示の県民への一層の周知について(要望)
 (13) 県以外が管理する道路情報提供の一元化について(要望)
 (14) 本郷取水場の浸水に対する想定と今後の対策について(要望)
 (15) 安芸区県道矢野安浦線の復旧見込みについて 
 (16) 安佐北区三篠川におけるこれまでの整備状況について
 (17) 河川整備の優先順位や見直しの必要性について 
 (18) 国のTEC-FORCEの活用について(要望) 
  (19) 神ノ倉山の崩壊危険性と今後の見込みについて 
  (20) 民地に入り込んだ土砂の撤去について(要望) 
  (21) 土砂災害防止法による基礎調査の進捗について 
  (22) ハード整備の見込みについて 
  (23) 国土交通省との連携による復旧の進め方について 
  (24) 原形復旧ではなく改良的視点での災害復旧について(要望)
  (25) 今後の二次的な災害への対策について(要望) 
  (26) コンサルタントや施工業者等が県内で不足している中で,二次的な災害への対策を講じることについて(要望) 
  (27) 高速道路の早期復旧について(要望) 
  (28) 資機材調達に係る民間との情報共有について(要望)

過去の審議概要

平成29年7月19日~平成30年6月27日
平成28年7月19日~平成29年6月23日
平成27年5月19日~平成28年6月17日
平成26年7月18日~平成27年2月26日
平成25年7月19日~平成26年6月25日
平成24年7月2日~平成25年6月28日
平成23年5月26日~平成24年6月28日
平成22年7月8日~平成23年4月29日
平成21年7月8日~平成22年7月7日
平成20年7月8日~平成21年6月30日
平成19年5月10日~平成20年7月8日
平成18年7月3日~平成19年4月29日
平成17年10月5日~平成18年7月3日
平成16年10月1日~平成17年10月5日

 
 

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