議員定数等調査特別委員会概要(平成29年12月~平成30年7月)
委員会名簿
委員数 12人
(平成29年12月18日設置,選任)
(平成30年7月2日消滅)
委員長 | 中本 隆志 | 委員 | 下森 宏昭 |
---|---|---|---|
副委員長 | 宮 政利 | 委員 | 岩下 智伸 |
委員 | 出原 昌直 | 委員 | 井原 修 |
委員 | 渡辺 典子 | 委員 | 沖井 純 |
委員 | 瀧本 実 | 委員 | 栗原 俊二 |
委員 | 狭戸尾 浩 | 委員 | 高山 博州 |
審議概要
開会状況等
平成30年1月19日 平成30年2月19日 平成30年4月19日 平成30年5月18日 平成30年6月20日
平成30年6月20日開会分
主な意見等
1 議論すべき3つの選択肢に対する各会派の意見
ア 現状維持(総定数64)
イ 廿日市市1増及び三原市・世羅郡1減(総定数64)
ウ 三原市・世羅郡1減(総定数63)
[自民議連]
(1) ア 現状維持
[民主県政会]
(1) ア 現状維持
[公明党]
(1) ア 現状維持
[自民会]
(1) 広島県のあり方を踏まえた議員定数の議論の必要性について
(2) ウ 三原市・世羅郡1減
[広志会]
(1) 全体定数を含めた県議会のありようを検討していく必要性について
(2) ウ 三原市・世羅郡1減
2 その他の意見
(1) 委員会としての意見を確認するために採決することについて
(2) 議員定数に関して幅広く議論を行うことのできる特別委員会の設置について
採決結果
1 ア 現状の選挙区定数のまま維持する案(賛成多数)
平成30年5月18日開会分
主な意見等
1 議論すべき3つの選択肢に対する各会派の意見
ア 現状維持(総定数64)
イ 廿日市市1増及び三原市・世羅郡1減(総定数64)
ウ 三原市・世羅郡1減(総定数63)
[自民議連]
(1) ア 現状維持
(理由)
・合区されている事情や地元首長からの強い要請がある。
・人口差は2%程度で,今後の人口推移を見きわめる必要がある。
・平成32年国勢調査後の衆議院の区割りを考慮する必要がある。
・三原市・世羅郡は面積が広大で,1減となると議員1人当たりの人口が県内で最多となり住民の声が届きにくくなる。
(2) 平成35年以降の県議会議員選挙の定数は,諸情勢を見きわめながら今後も議論する必要がある。
[民主県政会]
(1) ア 現状維持
(理由)
・合区されているという特殊性を考慮する必要がある。
・配当基数の端数は0.5を超えており,据え置きは不合理ではない。
・前々回,逆転区の定数を据え置く判断が採用された例がある。
・三原市及び世羅町の人口ビジョン事業の成果を見る時間が必要である。
・1票の格差は2%程度で著しく合理性を欠く状況ではない。
[公明党]
(1) ウ 三原市・世羅郡1減
(理由)
・議員定数削減に努力するという会派の基本姿勢に基づき総定数63で配分を行った場合,1減により逆転現象も解消される。
[自民会]
(1) 今結論を出すことは困難
(理由)
・そもそも議員定数は総数から議論しなければならない。
・県民の声は,議員が多過ぎるため減らすべきではないかということであり,逆転現象の解消だけを求めるものであるのか疑問があること。
・政令指定都市の議員の取り扱いをどうするかを議論することが重要である。
・人口の少ない地域こそ公的支援が求められているにもかかわらず,人口比例原則に従うという法律が時代に合っていないことに対し,現場の立場に立った県独自の解決が求められていると考える。
[広志会]
(1) 現時点で結論を急ぐべきではない。
(理由)
・全体定数の議論をせずに2選挙区の定数の差異の解消のみを議論すること自体に無理がある。
・過疎・過密が急速に進行する中で法律に縛られるだけでなく,議会の立場を考えていくことが一番の重要課題であり,もう少し全体定数のことを議論すべきである。
・定数を減らすことだけが全ての合理性を持った結論ではない。
各会派の意見に対する意見
(1) 現状維持が適当であるという自民議連の意見に対する補足
(理由)
・三原市・世羅郡選挙区を1減とすると議員1人当たりの人口が,前回是正された広島市安佐南区の是正前の人口に近づく。
・三原市・世羅郡選挙区の議員1人当たりの人口は県平均より少ないが,面積及び合区事情を考慮すると合理性を欠くものではない。
・三原市,世羅郡ともに広い面積を有し,異なる文化がある。
・人口により機械的に配分することは地方創生や中山間地域対策を阻害する要因になる。
平成30年4月19日開会分
報告事項
1 今後議論すべき選択肢
2 広島県議会議員の定数及び選挙区(企画法制監)
主な意見等
1 三原市・世羅郡と廿日市市の両選挙区の議員定数の取り扱いについて
(1) 廿日市市1増及び三原市・世羅郡1減の配当基数の考え方について
(2) 3つの選択肢を会派に持ち帰り検討することについて
ア 現状維持(総定数64)
イ 廿日市市1増 三原市・世羅郡1減(総定数64)
ウ 三原市・世羅郡1減(総定数63)
(3) 三原市・世羅郡選挙区の定数維持が妥当と考えることについて
2 地元の意見を聞いてもらいたいとの声があることについて
平成30年2月19日開会分
報告事項
1 三原市・世羅郡選挙区の変遷(企画法制監)
2 廿日市市選挙区の変遷(企画法制監)
3 三原市・世羅郡選挙区及び廿日市市選挙区の人口推移(平成20年~平成29年)(企画法制監)
主な意見等
1 三原市・世羅郡と廿日市市の両選挙区の議員定数の取り扱いについて
(1) 両選挙区の逆転現象を解消するための3つの方法について
ア 廿日市市1増(総定数65)
イ 廿日市市1増 三原市・世羅郡1減(総定数64)
ウ 三原市・世羅郡1減(総定数63)
(2) 逆転現象解消の結果として総定数が変更となる案も含めた検討の必要性について
(3) 総定数を63人とした場合の配当基数表の作成について(要望)
(4) 三原市と世羅郡それぞれの人口について
(5) 地域の声、歴史や文化などの地域事情を勘案する必要性について
(6) 今後議論すべき3つの選択肢と早期の絞り込みによる県民への周知期間の確保について
ア 現状維持(総定数64)
イ 廿日市市1増 三原市・世羅郡1減(総定数64)
ウ 三原市・世羅郡1減(総定数63)
(7) 人口比例原則以外の視点からの検討について
(8) 平成32年国勢調査結果に基づく衆議院議員小選挙区の区割り変更を考慮した検討の必要性について
2 総定数と選挙区別定数の関係について
3 衆議院議員小選挙区と県議会議員選挙区との公職選挙法上の関係について
4 住民視点も踏まえた衆議院議員小選挙区と県議会議員選挙区の整合について
平成30年1月19日開会分
報告事項
1 県議会議員の定数等に関する関係法令(市町行財政課長)
2 議員定数の変遷(企画法制監)
3 平成27年4月実施の広島県議会議員選挙に向けた検討状況等について(企画法制監)
4 広島県議会議員の定数及び選挙区(平成27年国勢調査県確定値版)(企画法制監)
5 選挙区別人口と議員定数の逆転状況(企画法制監)
主要な質疑事項
なし
付議事件
1 議員定数並びに選挙区に関する調査の件