犯罪にあわれた方やその家族等について、考えたことはありますか?
県内の刑法犯認知件数は令和5年中14,000件を超えており、いつ、だれが犯罪に巻き込まれるかわかりません。
突然犯罪に巻き込まれたら、心身の不調など、いろいろな問題が生じてきます。そんな時どんな支援があるのか、周りに犯罪被害にあわれた方がいたら、どんなことができるか、考えてみましょう。
犯罪被害者等が置かれている状況や犯罪被害者等の名誉又は生活の平穏への配慮の重要性などについて、国民の理解を深めることを目的として、犯罪被害者等基本法の成立日である12月1日の1週間前(11月25日~12月1日)を犯罪被害者週間として定められたものです。
(注)犯罪被害者等とは、犯罪等(犯罪及びこれに準ずる心身に有害な影響を及ぼす行為)により害を被った人及びその家族又は遺族をいいます(犯罪被害者等基本法)。
犯罪被害者等は、犯罪自体による直接の被害(傷を負わされる、財産を奪われる、(家族の)生命を奪われるなど)のほか、その後も多くの場合、次のような様々な問題に直面します。
被害者の回復には、周囲の人たちが被害者の状況を理解し、心情に共感し、支えることがとても大切です。
※被害者等支援について、簡単にまとめています。自分にできることは何か考えてみませんか。
犯罪被害者等支援リーフレット (PDFファイル)(482KB)
広島県犯罪被害者等支援条例第5条では、県民の役割についても、規定しています。
【広島県犯罪被害者等支援条例(第5条)】
県民は、犯罪被害者等が置かれている状況、犯罪被害者等支援の必要性及び県がこの条例に基づき実施する施策についての理解を深め、二次被害が生じることのないよう十分配慮するよう努めるものとする。
今年度は被害者支援センターが設立されてから20年に当たる年となっており、犯罪被害者週間に合わせて記念行事を行います。
基調講演を行っていただく飛鳥井望氏はトラウマやPTSDの治療を専門としており、被害者支援の分野では国内における第一人者とも言える著名な先生です。
また、それに続くパネルディスカッションでは、飛鳥井先生のほか県内で被害者支援の実務に携わる方々がパネリストとして登壇され、被害者支援の取組について理解を深める内容となっています。
犯罪被害者支援について考える貴重な機会となっておりますので、ご興味がありましたら是非ご参加ください。
お申し込み方法についてはチラシの裏面をご覧ください。
広島被害者支援センター20周年記念行事チラシ (PDFファイル)(934KB)
この街頭キャンペーンは、広島県、広島県警察、広島市及び民間の被害者支援団体である、公益社団法人広島被害者支援センターの主催により、第六管区海上保安本部などの関係機関・団体が参加・協力し、平成17年度から行っているものです。
コロナ禍により、令和2年度から中止を余儀なくされていましたが、昨年度4年ぶりに開催しました。
今年度も相談窓口を案内するリーフレットなどを配り、通勤・通学で通行中の方々に犯罪被害者支援への理解と協力を求める予定です。
犯罪被害者やその御家族・御遺族の方々の置かれている状況や心情について広く県民の方々に御理解を深めていただき、支援の環が社会全体に広がっていくことを願っています。
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