中国山地の西部の冠山山地と、その周辺にある渓谷群を含む公園です。
冠山山地は阿佐山(1,218m)、臥竜山(1,223m)、恐羅漢山(1,346m)、冠山(1,339m)、寂地山(1,337m)などの山々で、いずれも隆起準平原の特徴を現し、山頂部はゆるやかですが、山腹面は急斜面をなし、そこに幾つもの美しい渓谷を介在させています。そして、この渓谷群こそこの公園の呼びものです。
この公園の植生の大部分は、ブナ、ミズナラ、トチノキなどの落葉広葉樹を主とした温帯林ですが、三段峡や匹見峡などには、ウラジロガシを主とする暖帯性の常緑広葉樹の原生林が見られます。
注:宿泊について、「〇」でなくても、周囲に民間等の宿泊施設がある場合がありますので、周辺情報もあわせてご確認ください。
西中国山地国定公園 公園計画書 (PDFファイル)(1.96MB)
西中国山地国定公園 公園計画書一部変更 (PDFファイル)(1.05MB)
中国山地のほぼ中央に位置する船通、道後、比婆、吾妻などの山々に、その南の帝釈峡を加えた公園です。
これらの山々は大抵ゆるやかな高原状をなし、隆起準平原の特徴を現しています。それを被っていた森林は砂鉄の精錬のため、永年にわたって伐採されてきたので、多くは草原になっています。しかし、ところによっては自然林も残り、比婆山(1,264m)のブナの純林などは貴重です。
一方、帝釈峡は石灰岩の渓谷で、付近はカルスト地形がよく発達し、ドリーネやウバーレ、雄橋、雌橋の天然橋などもあります。
注:宿泊について、「〇」でなくても、周囲に民間等の宿泊施設がある場合がありますので、周辺情報もあわせてご確認ください。
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