「ひろしま『ひと・夢』未来塾」起業準備コースの第5回講座を開催しました。
会場は、新たなビジネスや地域づくりなどにチャレンジする多様な人が集まるイノベーション創出拠点である「イノベーション・ハブ・ひろしまCamps」(広島市中区紙屋町)です。
中山間地域での起業や事業拡大を考えている方が集まりました。
ブランドプロデュースラボ代表 川本 真督(かわもと まさよし)さん
2012年に東京で広告業を起業後、ふるさとである広島県廿日市市の役に立ちたいという想いから、2016年にUターンを決意されました。2017年には、地域ブランドの廿恋酒をリリースするなど、これまで様々なプロジェクトを成功させておられます。この経験を活かし、現在は、東京・広島・岡山を中心に、経営コンサルタント・広告プロデューサーとして活躍されています。
一般社団法人C4 事務局長 伏見 崇宏(ふしみ たかひろ)さん
C4の事務局長として、Innovative Finance(革新的な金融)構造や社会的インパクト投資についての講義やフォーラム企画などを行うと同時に、東北地域の社会的事業も応援され、自治体・インキュベーションセンター・地域企業等と社会的インパクト投資のエコシステム構築に向けて協働されておられます。全ての社会参加者が貢献できる日本型社会的インパクト投資モデルを通じて、世代、地域、文化を越え、先進国としての社会課題解決を軸に置いた持続可能な成長モデルを世界に提供できると考えられておられます。
岡谷 直樹(おかたに なおき)さん
飲食業や宿泊業などで、社員と経営者の両方の立場を経験した後、2017年7月に、旅行サービス手配業(広島県知事登録11号)の『みやじまふろんと』として独立されました。その後、宿泊業のコンサルタントとしても活躍しながら、ブランドプロデュースラボの調整・営業担当も行っておられます。また、未来塾の第1期生でもあり、中山間地域の振興に深い思い入れを持たれておられます。
今回は,一般社団法人C4(東京都千代田区記尾井町)の伏見さんから,社会的インパクトとSDGsについて学びました。
「社会的インパクト」や「SDGs」と聞いて,何だか難しそうと感じてしまうかもしれません。
でも,これから中山間地域でビジネスを始めるには,とても重要な言葉となります。
講師の伏見さんから,まず,「社会課題」にはどのようなものがあり,資金の出し手は責任のある投資をしなければならないと考えていることから,社会的な価値の「見える化」を求める傾向となっており,「社会起業家」は,社会における事業の貢献度を明らかにする必要があるとの説明がありました。
「SDGs(持続可能な開発目標)」とは,2030年までに達成を目指す,世界共通の目標です。
この目標は,国や地方自治体だけでなく,民間企業や個人など,「皆で一緒に」目指すものとなっています。
自分の事業が,この「SDGs(持続可能な開発目標)」のどの項目に該当しているのかが言えると,相手に,何を解決するものか一瞬で理解されるとのことでした。
講義で,「SDGs」の説明を受けた後,早速,受講生たちは,これから自分が始める事業を「SDGs」の17の目標のうち,どれに該当するかを考えてみました。
簡単には,判断できないようで,それぞれ悩みながら考えていました。
しかし,講師の伏見さんからの説明にもありましたが,「SDGs(持続可能な開発目標)」に当てはめることは,とても重要です。
それぞれロジックモデルを作成し,自分の事業をよく整理してもらいたいものです。
1/19(日)が最終回となります。
第6回講座では,これまで学んできたことを基に,自分のビジネスプランを作成し,発表することになります。
受講生の夢や学んできたことは,ビデオグラファーの古霜さんが作成した動画で少し紹介していますが,最終的にどのようなプランとなるか楽しみです。興味のある方は,当日,イノベーション・ハブ・ひろしまCamps(広島市中区紙屋町)へお越しください。
起業準備コースのプラン発表は,午後となっています。
令和元年度「ひろしま『ひと・夢』未来塾」パンフレット (PDFファイル)(3.28MB)
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