「ひろしま『ひと・夢』未来塾」起業準備コースの第1回講座を開催しました。
会場は,新たなビジネスや地域づくりなどにチャレンジする多様な人が集まるイノベーション創出拠点である「イリベーション・ハブ・ひろしまCamps」(広島市中区紙屋町)です。
中山間地域での起業や事業拡大を考えている方が集まりました。
ブランドプロデュースラボ代表 川本 真督(かわもと まさよし)さん
2012年に東京で広告業を起業後,ふるさとである広島県廿日市市の役に立ちたいという想いから,2016年にUターンを決意されました。2017年には,地域ブランドの廿恋酒をリリースするなど,これまで様々なプロジェクトを成功させておられます。この経験を活かし,現在は,東京・広島・岡山を中心に,経営コンサルタント・広告プロデューサーとして活躍されています。
講師 : 株式会社ミチコーポレーション 代表取締役 植田 紘栄志(うえだ ひさし)さん
東京で株式会社ミチコーポレーションを設立し,機械の輸出業を行っていたところ,スリランカ人と出会ったことがきっかけで,スリランカでビジネスを始められました。現在は,北広島町を拠点に,「芸北ぞうさんカフェ」をオープンし,世界で最も過疎にある出版社として「ぞうさん出版」も立ち上げておられます。また,自らの著書である「冒険起業家 ゾウのウンチが世界を変える。」も出版しておられます。
「チャレンジを成功させるために必要な思考法」では,植田さんがスリランカで様々なビジネスに挑戦し,失敗を繰り返していく中で,「ゾウのウンチ」から再生紙「ぞうさんペーパー」を作り出し,ビジネス化に成功した話など,笑いを交えた体験談を話されました。この「ぞうさんペーパー」では,人と象がビジネスパートナーとなり,持続可能なビジネスの成功事例として紹介されただけでなく,やりながら学ぶと予期せぬ成功につながるため,とにかく始めることが重要であるということも言われました。
そして,現在,北広島町を拠点に田舎ビジネスにおいても成功されています。田舎ビジネスのメリットとして,都会と比べ,経費がかからないことから,資金に余裕ができ,大きなビジネスに挑戦できることを挙げられました。また,田舎ビジネスを成功するには,都会のセンスを取り入れることや都会とつながりながらビジネスを行うなど,ご自分の経験から成功につながったいくつかのポイントを話されました。
参加者は,この植田さんの話に深く感銘を受け,これから始めるビジネスへの意欲が高まったようです。
自己表現のあり方を学ぶため,参加者が3~4人のグループに分かれ,次の4つのテーマについてシェアしました。
・あなたがやりたい事業はどんな事業ですか?
・お客様はどんな人をイメージしている事業ですか?
・その事業が成功したら,地域の中でどんな素晴らしいことが起きますか?
・なぜ,あなたはその事業を始めたいのですか?
ビジネスでは,言葉で相手に想いを伝えることが重要であることから,各自が発表し合い,人を巻き込む練習を行いました。少ない時間でのグループワークでしたが,参加者はそれぞれの想いをしっかりと発言しており,ビジネスへの熱い思いが伝わってきました。
講座概要については,次のパンフレットをご覧ください。
令和元年度「ひろしま『ひと・夢』未来塾」パンフレット (PDFファイル)(3.28MB)
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