「ひろしま『ひと・夢』未来塾」のはじめの一歩コース(西)第2回講座を,古民家カフェむす日(広島市安佐南区大塚東)で
開催しました。
(左:むす日の外観,右:提供されているマクロビオティック料理)
むす日は築90年のかまどのある古民家で,「食を中心にむかしの日本のライフスタイルを楽しんでみる」をコンセプトに,
玄米と旬の野菜を使った日替わりランチを提供しています。また,マクロビオティックの料理教室や小物づくりの講座なども
定期的に開催されていて,健康で豊かな暮らしをしたい人の集いの場になっています。
講師 田村篤史さん(京都移住計画)
田村さんは大学卒業後,東京の人材派遣会社に勤務されていました。「いつかは京都へ帰ろう」と思っており,周囲の人も
「いつかは地元へ戻りたい」と言っていましたが,実際にUターンする人はほとんどいませんでした。その理由の一つが,
“移住するための情報の少なさ”であることに気付き,移住に必要な情報を提供する「京都移住計画」の取組を始めること
にしました。まずは,京都に縁のある人たちが非公開のフェイスブックグループで情報共有するところから始められたそうです。
「京都移住計画」のメンバーには,住まいや広報など,それぞれに役割がありますが,もともと田村さんは転職支援の仕事
をされていたので,そのスキルを活かして移住を希望される人の仕事探しを担われています。2012年に京都へUターン
された後は,実際に京都に移住した人と移住を希望する人の交流・情報交換の場として,定期的に「京都移住茶論(サロン)」
を開催されています。このサロンにはリピーターも多く,移住者と移住を希望する人の交流の場として定着しています。
「京都移住計画」の取組を本格化させるため,Uターン後は,その準備時間を確保しながら,会社勤めをされていました。
自分のやりたいことに取り組むのは大事だが,ライスワーク(食べていくための仕事)をしながら,生活を安定させることも
大事であるとのアドバイスがありました。
また,マイプランの実現のためには,「(自分の想いを)言ってみる・(自分の想いに対する他人の意見を)聞いてみる」,
「頑張らず小さく始める」,「ゆっくり続ける」ことが大事であるとの言葉をいただきました。
自分の取り組みたいことをプラン化させるのに,模索している塾生にとって,田村さんの事業化に至るまでの取組・考え方
は大いに参考になったようです。
塾生は2つのグループに分かれ,マイプランのブラッシュアップを行いました。メイン講師の尾野さん,ゲスト講師の田村さん
にはそれぞれファシリテーターを担っていただき,また,本県出身で田村さんとともに「京都移住計画」に携わっている藤本
和志さんにも参加していただきました。
それぞれのテーブルで,一人ひとり順番にマイプランを発表し,意見交換を行いました。講師による質疑だけでなく,塾生
同士でも活発に意見交換が行われました。和室でのワークだったため,塾生は自宅にいるようなリラックスした気持ちで
ワークに臨め,お互いの交流も深められていたようです。
講座概要については,次のパンフレットをご覧ください。
平成28年度「ひろしま『ひと・夢』未来塾」塾生募集パンフレット (PDFファイル)(1.78MB)
各講座の開催時刻,会場については,変更となる場合もありますので,最新情報については,フェイスブック
ページをご覧ください。
https://www.facebook.com/hiroshima.hitoyume.miraijuku?ref=bookmarks
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