「ひろしま『ひと・夢』未来塾」の入塾式と第1回講座を開催しました。
会場となったのは, 新たなビジネスや地域づくりなどにチャレンジする多様な人が集まるイノベーション創出拠点
“イノベーション・ハブ・ひろしまCamps”(広島市中区紙屋町1-4-3 エフケイビル1F)です。
入塾生のほか,塾生を伴走して支援するメンターなどが集まりました。
開会に当たり,塾長である湯崎知事から塾生に対して動画でメッセージが届けられました。
知事からは,「この未来塾は,活力の原動力となる『人づくり』の場として,重要な役割を担うものと考えており,
塾長として塾生の皆さんが意欲的にチャレンジができるよう,しっかりと後押ししていきます。」と激励の言葉が
寄せられました。
マイプランコースのメイン講師尾野寛明さん(有限会社エコカレッジ代表取締役),マネタイズコースの
メイン講師長浜洋二さん(株式会社PubliCo代表取締役CEO)から,自己紹介を
兼ねて,これまでの取組やこの講座で学んでほしいことについて説明していただきました。
尾野さんは,島根県川本町で元ミシン工場を活用してほしいとの要望を受け,東京都から拠点を移転し,
都市部と比較して1/10という安価な賃借料を過疎地域の強みとして経営されています。
近年は古書店の業務と相性が良いことからはじめた,障がい者の就労支援業務に重点を移しているとのことです。
その業務の中で過疎地の現状に触れ,地域づくりの担い手育成の必要性を感じ,人材養成研修も企画運営されています。「A×B」つまり,「自分の専門分野」×「コミュニケーションを通じた知見」によって
新たな地域課題へのアプローチや事業化への手がかりが得られるとのお話をいただきました。
長浜さんは「NPO」と「マーケティング」を絡め,公益組織が社会的成果を出し続けるための経営支援をされています。
講座の中では略歴をご紹介いただき,本当にやりたいことを見つけるために悩んだ若い時期のことや
その後,やりたい仕事を見つけてからの行動をご紹介いただきました。
「NPO」についてはアメリカの大学に留学されて学び,
「マーケティング」についてはNTT,マツダ,富士通などで実際に業務をしながら学ばれたそうです。
ゴールを見据えて物事を進めていく「バックキャスト」の考え方が大切だとお話しいただきました。
本年度より第1期・2期卒塾生がメンターとして受講生を支援します。
そのメンターについて受講生への紹介がありました。
メンター一覧(写真左より)
・吉宗 五十鈴 さん
・平尾 順平 さん
・佐藤 亮太 さん
・反岡 和宏 さん
・上野 奈苗 さん
・藤井 ちえ さん
・鈴木 英士 さん
・新舎 篤 さん
オリエンテーションの後,マイプランコースとマネタイズコースの塾生はそれぞれのコースに分かれてワークに
取り組みました。
マイプランコースでは,塾生一人ひとりが順番に自己紹介を行うとともに,事前に準備したマイプランについて
説明しました。塾生同士は初対面の人が多く,初めはやや緊張した雰囲気でしたが,メイン講師と質疑を行う中で
徐々に打ち解けてきました。
全員の説明が終わった後,今回のワークについて「ふりかえり」を行ったところ,
「普段接することのない人の意見が聞けてよかった」,
「似たような経験や経歴の方でも課題に対するアプローチは様々なことが勉強になった」といった意見が出されました。
地域づくりに対して同じような想いを持つ仲間と出会い,今後の展開に期待を持った塾生が多かったようです。
マネタイズコースでは,まずチーム・個人ごとにメンバー紹介,活動紹介を行い,事前課題となっていた解決したい地域の課題,現時点でのプロジェクト案等についての発表をしました。その後,発表した内容について,メンターを絡めて,活発な議論が行われました。
次回までの宿題として事業構造図(具体的に誰がどの業務を担当し,相互のかかわりはどうなるかの図)を作成し,
提出することになっており,事業計画の作成に向けて動き出しています。
講座概要については,次のパンフレットをご覧ください。
平成29年度「ひろしま『ひと・夢』未来塾」塾生募集パンフレット (PDFファイル)(1.45MB)
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