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有限会社GUTSのイクメンを応援する取り組み

2016年3月31日

経営者自らが実践。7児の父となったイクボス! guts1

代表取締役社長 田㞍 浩氏

私はイクメンでもなんでもありません。

お客様のご理解と、家族の協力があったからこそです。

GUTSは、外装、内装、ヘッドランプ、ワイヤーワーネスのデザイン・設計エンジニアに特化した、エンジニアの派遣が主な業務です。
これまで社長である私自身が「7児の父親」として、3回育児休業を取得しています。また、イクメン企業同盟(現イクボス同盟ひろしま)の設立当初から加入しており,イクボスとして、ご自身の経験をもとに社員の働きやすい職場づくりに取り組んでいます。

育児休業を取得するまでの準備

弊社は、業務の特性上、お客様の会社での仕事となりますので、育児休業の取得はお客様のご理解なくしてはあり得ません。そんな状況の中、起業して、自分自身もお客様のもとで業務を行っていた頃に、私自身が育休を取得させていただくことになりました。当時、妻の妊娠がわかった時点でお客様に事前に育休を取得する期間をお伝えするなどの下準備を進め、幸いお客様にもご理解をいただくことができました。お客様に私の想いが通じて、本当によかったと思っています。

育児休業を取得してみて感じたこと

これまで平成18年(長男誕生)と平成20年(五女誕生)、平成24年(次男誕生)の3回育休を取得しました。休業中は家事全般をサポートしました。
夫婦ともに両親を頼ることができない状況だったので、1回目の育休の際は妻からのお願い(命令!?)で、四人分の子どものお弁当を毎日作っていました。(実は初めて育休をとったときの子どもは第五子だったのです。)子どもの送迎や病院通いで日々奔走していました。会社の経営もあり、公私ともに忙しい毎日で、当時の記憶はほとんどありません。(笑)ただ、妻の偉大さと娘たちが本当に助けてくれたことだけは、しっかり覚えています。

先輩パパからのメッセージ

妻からはまだまだイクメンなんて思われていないのではないでしょうか。(笑)結婚当初、私は、「夫はしっかり稼いで帰ればいい」のだと思っていましたが、今ではそんな風に役割分担で片付けてはいけないと思っています。夫も内助の功?の時代ですね。両方大事にするのが一番だと思っています。

仕事と家庭の両立について

仕事において、上位職になればなるほど、公私の境目は薄くなりがちです。経験を積んでいくことで、仕事の責任や量も増えます。そんな中でも、人間の「心のキャパシティ」はあまり変わらないと思うのです。忙しい毎日を送っていると、どこかで気持ちに無理が生じてしまうことがあります。それを癒してくれるのが家族だと思うのです。「子は宝」と言いますが、それを今、実感しています。

今後に向けてのメッセージ

育児をはじめとして家族と触れ合うことは、自分の心の拠り所となります。その時間があるからこそ、仕事で頑張れるというサイクルも生まれるのではないでしょうか。
弊社では子連れ出勤をする社員や、これから育休を取得する予定の社員がいますので、会社全体でしっかりとサポートしていきたいと考えています。

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guts3毎朝子どもと二人でフルタイム出勤させてもらっています。

仕事は大変ですが、子どもと一緒に働ける今のスタイルが楽しいです。

現在の働き方について教えてください

現在は会社全体の総務のお仕事や人事の事務処理などを行っています。

最初は慣れないパソコン作業に苦戦しましたが、もともと機械系が得意だったので、独学で勉強しながら段々慣れてきたところです。

子どもと一緒に朝出勤し、仕事をしながら1日中子どもと一緒に過ごしています。このスタイルで働き始めて10ヶ月ですが、子どももすっかり職場に慣れてきて、私も働きやすくなりました。お客様が職場で子どもをみるとびっくりされることがありますが、慣れた取引先の方とは自然に過ごすことができます。

 これまでとこれからの働き方について

いろいろな職業を探したのですが、なかなか上手くいきませんでした。これまで飲食業をメインに長時間のアルバイトなどもしていましたが、そのガッツを当社の社長にかってもらい、現職にいたりました。

今、やっと一通りの仕事を覚え、うまく業務が進行できるようになってきました。今後は後輩を育て、新しい事業に乗り出していくことが目標です。会社も新規事業を展開しようとしていますので、少しでもその力になれたらと思っています。

会社には私のような働き方を受け入れてくれて感謝しています。仕事は大変ですが、頑張りたいと思っています。