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新たに”備後部会”が立ち上がり,キックオフミーティングが行われました![令和3年12月17日(金)]

2022年1月14日

「イクボス同盟ひろしま」では、令和2年度から同盟メンバー主導型の活動組織(部会)が県内3か所(広島地域、廿日市地域、東広島地域)で組成され、それぞれが独自の活動テーマを設定して活動を展開していますが、備後地域でも新たに“備後部会”が立ち上がりました!


活動レポート

この日は、備後地域の同盟メンバー等の経営者9名が参加し、“備後部会”の今後の活動方針や内容を話し合うキックオフミーティングが開催されました。

これから取り組んでいくテーマの確認と、メンバー1人ひとりがそのテーマに対する課題や実情を述べて、解決に向けての手段や実施の方向性を検討しました。
開始時写真1

“イクボス”とは? 参加者の“イクボス”の共通認識を図る!

9名の参加者が自己紹介を終えた後、イクボス同盟ひろしまに新たに加盟された方もいたことから、そもそも“イクボス”とは何か?の説明からミーティングはスタートしました。

県及び事務局から、参加者が“イクボス”の共通認識を持つために、イクボスの役割や重要性、イクボス同盟ひろしまの活動経緯、他の部会の活動状況などを紹介しました。
説明写真1説明写真2

備後部会で取り組みたいこと(活動テーマの設定)

備後部会での活動テーマについて、部会リーダーである平和建設株式会社の岡田吉弘氏から、“事業継承”を取り上げたいとの話があり、その理由及び重要性について説明がありました。
説明写真3

(岡田吉弘氏)
「私たち経営者にとって“事業承継”は、日々頭から離れないぐらい身近な問題です。有志が集まり活動していくなら、中小企業の多い備後地域において“事業承継”はもってこいのテーマだと考えます。」

その後、“イクボス”と“事業承継”が結び付かないのではとの声があったため、再度、イクボス同盟ひろしまの活動や目的を事務局から伝えたところ、参加者からは、「イクボスを増やすことは、次世代を育てる=後継者を育てることにもつながる」、「そもそも企業が続かないと、イクボスを増やせない。」という議論が交わされ、備後部会では“事業承継”を活動テーマに設定することで合意しました。
写真(討議)

イクボス同盟ひろしま“備後部会”のキャッチコピー決定

“事業承継”をテーマに活動することが決定した後、株式会社タテイシ広美社の立石克昭氏より、分かりやすいキャッチコピーがあった方が良いのではないかとの提案があり、参加メンバーでの話し合いの結果、
~ 『持続可能な企業・地域を育てる。』備後イクボス同盟 ~
を備後部会のキャッチフレーズとして採用することになりました。
立石氏写真ホワイトボード

“事業承継”に関する課題等の発表

“事業承継”といっても各社状況は様々で、抱えている(抱えていた)課題も違うことから、参加メンバーがそれぞれの立場で、事業承継について発表していきました。

平和建設株式会社 岡田 吉弘 氏

近い将来バトンを渡す(事業を継がせる側の)立場です。今は、霧の中を走っているような状態。実際にバトンを渡した経験者の方から、どういうことに気を付けないといけないのか、これをやっておけば良かったなどを伺いたいです。
岡田吉弘氏写真

平和建設株式会社 岡田 一真 氏

バトンを受ける(事業を継ぐ側の)立場です。不安でいっぱいで、今は手あたり次第。優先順位とか細かく聞いてみたいです。
岡田一真氏写真

有限会社アドバンス 藤岡 秀行 氏

承継された側です。細かな内容はお1人おひとり異なるとは思いますが、承継するときにしてもらってよかったことなど、お話しできると思います。
藤岡秀行氏写真

有限会社メタルワーク福山 大植 栄 氏

心配なのは承継された者を支えていく人材のこと。いかに優秀な人材を育てるかが目下の課題です。
大植栄氏写真

日鐵鋼業株式会社 能登 伸一 氏

 (事業を継ぐ側の)息子が自社に入社したばかり。先輩社員との関係に悩む姿を見て、引き継ぐ前にどのようにフォローすべきか悩んでいます。
能登伸一氏写真

株式会社オーザック 岡崎 隆 氏

 娘婿に承継予定。血のつながりのある親子なら大喧嘩もできますが、娘婿とは難しいもの。私が元気なうちに失敗して、そこから学んでもらいたいですね。身内よりも他人の意見の方が素直に聞けるので、同じ立場の人が集まる勉強会があるといいと思います。
岡崎隆氏写真

株式会社タテイシ広美社 立石 克昭 氏

10年前から計画的、戦略的に事業承継をやってきました。実体験をお話しできると思いますので、(専門家の)先生を招いての勉強会というよりも、みんなが先生で、みんなが生徒となって学び合えればいいと思います。
立石克昭氏写真

株式会社明電 大塚 真 氏

今日のお話しだけでも勉強になります。父から承継されて今後は自分が承継する立場になります。弊社のケースをお話しして情報共有することは、意味のある事だと感じています。
大塚真氏写真

株式会社カワムラ機工 河村 直孝 氏

先代は承継に対して何もしてくれなかった。今も社外にある株を買い戻すことに苦労しています。次の世代を担う息子がこの部会に同席して、引き継ぐもの同士で話ができたら生きた勉強ができるのではないかと感じます。
川村直孝氏写真

まとめ

備後部会では、“事業継承”を活動テーマとし、参加者自身が経験した内容などを意見交換し、学び合うことで、それぞれが抱える課題を解決させていくこととし、将来的には、備後地域で同様の課題を抱える経営者等へも広げていくことで、イクボスを普及していくこととしました。
今後は、
・事業承継のことを本気で考えたい人(経営者等)をメンバーに加える。
・意見交換(勉強会)などは、継がせたい側&継がせた側、継ぐ側&継いだ側などで構成。
として進めていく予定です。
参加者全員写真

参加者コメント

平和建設株式会社 岡田 吉弘 氏 【部会リーダー】

今回集まったみなさんは、何らかの形でつながっている方ばかり。みなさんとワイワイやりながら、内容を濃くしていければいいと思っています。地域を元気にする活動を立石さんは実施されているので、先生になってもらって、我々でできることを考えていきたいと思います。
岡田氏写真2

株式会社タテイシ広美社 立石 克昭 氏

今回お話を伺って、ますますみなさんの体験に興味を持ちました。いろんな形の事業承継があるのだと改めて実感しました。何でも言い合える関係を築いていけば、さらに深い話が伺えそうで今後が楽しみです。 
立石氏写真2

株式会社オーザック 岡崎 隆 氏

女性の参加者も増やしたいですね。参加する前は、テーマが未確定で声が掛けにくかったのですが、今回クリアになったので、事業承継を課題にされている経営者さんに声をかけてみます。
岡崎氏写真2