記者会見などにおける知事の発表や質疑応答をブランド・コミュニケーション戦略チームでとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。
会見日:令和3年7月20日(火曜日)
(1)#CranesForOurFutureキャンペーン(未来へのおりづるキャンペーン)について
(2)行政手続における押印の廃止について
(3)飲食店の感染防止対策の自主確認及び第三者認証制度の導入について
(4)飲食店の感染防止対策の自主確認及び第三者認証制度の導入について
(5)連休の過ごし方について
(6)知事選への態度表明について
(7)黒い雨訴訟について
(8)バッハ会長の来広について
(幹事社:TSS)
幹事社のテレビ新広島です。これから知事定例会見をはじめます。終了時刻は,11時00分を予定しています。ご協力をお願いします。まず,知事から冒頭発言が1件ありますので,お願いします。
発表の前に,1点ございます。県では,現在,「#CranesForOurFutureキャンペーン(未来へのおりづるキャンペーン)」を実施しております。被爆76周年を迎える広島,そして長崎から,平和への祈りの輪を広げるため,国内外の人々に広く,キャンペーンへの参加を呼びかけております。具体的には,キャンペーンで皆さまにお願いしていますのは,次の四つであります。まず,折り鶴を折ります。それから,その写真や動画を撮っていただく。そして,写真や動画を,平和のメッセージとともに,#CranesForOurFuture,#PEACEORIZURUを付けて,TwitterやInstagramなどのSNSに投稿する。そして,家族や友人に参加を呼びかける。この四つでございます。私も投稿しております。また,森崎和幸さんや浩司さん,中島尚樹さんら,広島にゆかりのある著名人の方にも投稿いただいております。8月6日と9日に向けまして,このキャンペーンの賛同者を拡大していくことで,平和への機運がより高まることを期待しております。県では,こうした取組を通じまして,国内外のより多くの皆さまに核兵器や平和について関心を高めて,行動に繋げていただくように取り組んでまいりたいと考えております。
(幹事社:TSS)
この件につきまして,質問がある社は挙手をして社名を名乗ってからお願いします。なお,手話通訳者の方が通訳しやすいよう,質問は,はっきりおっしゃっていただきますよう,お願いします。〔質問が〕ないようですので,続いて,知事からの発表が2件ありますので,お願いします。
発表項目の1点目でございます。「行政手続における押印の廃止について」です。県民の皆さまが県に提出される申請書類などの押印を,8月1日以降,原則として廃止いたします。具体的には,現在押印をお願いしています1,874の事務があるのですが,このうち,国の法令によって押印が義務付けられているものや,実印の押印を求めているものなどを除く,1,742の事務について,押印を不要とするものであります。これによって,9割以上の手続きにおいて,押印が不要となります。また,県としては,押印廃止によって,行政手続のオンライン化を加速しまして,県民の皆さまの負担軽減に取り組んでいきたいと考えています。県では引き続き,行政のデジタル化を推進いたしまして,県民の皆さまの利便性向上や,質の高い行政サービスの提供に繋げてまいります。
次に,発表項目〔の〕2点目です。「飲食店の感染防止対策の自主確認及び第三者認証制度の導入について」でございます。県ではこの度,全ての飲食店に感染防止対策の「チェックシート」をお送りしまして,取組の自主確認を求めて,さらに,チェックシートに基づいた個別訪問を実施いたしますので,お知らせいたします。この取組は,国の基本的対処方針に基づくものでありまして,この対処方針によりますと,まん延防止等重点措置区域におきましては,飲食店に対して,営業時間の短縮と酒類の提供を行わないよう要請するとなっているのですが,ただし,県知事の判断により19時まで酒類提供ができることとすると,これを緩和と言っていますけれども,これができるようになっています。その場合は,つまり〔まん延防止等重点措置区域において19時まで〕酒類提供できるようにするという場合には,飲食店に対して,あらかじめチェックシートに基づく自主確認を求めていまして,その上で,県が見回っていきまして,その見回りの際に〔チェックシートを〕確認できるようにする。そのためにチェックシートを保存しておかないといけないのですが,そういう対処方針の規定になっています。〔それ〕で,協力支援金を申請する飲食店に対しましては,このチェックシートの提出を求めることとされております。以上のように,このセルフチェックの遵守状況を,県が現地確認することで,今後,まん延防止等重点措置区域に指定された場合,飲食店が酒類を提供できるように,また,支援金の申請ができるように取り組むものでありますので,飲食店の方にはご協力をお願いしたいと考えています。また,今回の取組を契機としまして,飲食店における第三者認証制度を導入いたします。認証された店舗を「広島積極ガード店ゴールド」として認証するということにしたいと思います。飲食店が取り組む感染防止対策が客観的に評価されるということでありまして,県民の皆さまに対して,より安心できる飲食の場を提供することが可能となります。第三者認証制度の認証基準は,今申し上げた自己確認のチェックシートの25項目と一致しております。第三者認証を事前に受けることによって,現在の国の対処方針によれば,県の現地確認に代えて,まん延防止等重点措置区域に指定された場合には酒類の提供ができるようになります。ちょっとわかりにくかったかもしれませんけれども,今の国の対処方針で,チェックシートの自己確認,それから県の見回りによる確認によって,酒類の提供ができるということになっているのですが,これはあくまでも,今の国の対処方針で,これは変わるかもしれません。変わるかもしれないけど変わらないかもしれないので,〔つまり〕変わるかもしれないというのは,まん延防止等重点措置区域になった時に,いっさいお酒がダメだと,緩和してはいけませんとなるかもしれません。〔緩和してはいけないと〕なるかもしれませんが,ならないかもしれないので,現状の国の対処方針が継続されるということを前提に〔第三者認証制度の導入を〕行うと〔いうことです〕。第三者認証〔を〕すれば,現地確認が不要になる。つまり,事前にもう確認しましたということになるとなっていますので,第三者認証によって現地確認に代えるとなっています。〔それ〕で,県としては,飲食店の皆さまから申請いただくことから始めるのではなく,明日から,県内に約16,800店〔の〕積極ガード店があるのですが,こちらを個別訪問しまして,今の制度の説明と現地確認を行いまして,その場で申請の受付と認証を進めてまいります。同時並行でやっていくということです。なお,現在,「積極ガード店」でない店舗がある場合には,これを機に認証をご検討いただきまして,事前に積極ガード店の登録を行った上で,〔第三者認証の〕申請をウェブや郵送で行っていただければと思います。認証を受けるまでの流れや補助金などの詳しい手続きにつきましては,本日より県のウェブページに掲載いたしまして,あわせて電話相談などを受け付ける広島積極ガード店ゴールド認証事務局を設置しますので,ご活用いただければと思います。県としては,認証を希望する飲食店の1日も早い認証に向けて全力で取り組んでまいりますので,飲食店の皆さまには,迅速な認証のため,現地確認等へのご協力をお願いしたいと思います。私からは以上です。
(幹事社:TSS)
〔それ〕では,以上2点について質問がある社はお願いします。
(中国新聞)
中国新聞社の長久です。よろしくお願いします。自主確認〔と〕第三者認証制度〔のこと〕で,ちょっと理解できていなかったのなら申し訳ないのですが,県の見回りというのと,認証制度の調査員による個別訪問というのは,別物という〔ことでしょうか〕。
(答)
それに代えるということです。第三者認証を受けていなかったら,まん延防止等重点措置〔区域〕になった場合に,そこで〔現地〕確認に行かないといけないのです。ところが第三者認証を受けていれば,その確認は必要ないということになりますので,今回,個別訪問することによって,その場で申請しますか,しませんか,その場で確認するか,しないか,ということをやって,第三者認証を申請します,確認もできましたということになれば,第三者認証として扱うということです。そうすると,あとから確認しなくて良いということです。
(中国新聞)
この〔広島積極ガード店〕ゴールドの認証基準は,25項目全て満たす必要があると〔いうことでしょうか〕。
(答)
そうです。
(中国新聞)
あらためまして,この時期に,この基準,この仕組みを打ち出すねらいというのを教えてください。
(答)
繰り返しになりますけれども,今の国の対処方針によると,まん延防止等重点措置区域になった場合に,原則として酒類提供ができない。けれども,県が現地確認に行って,〔確認するのは〕四つの項目があるのですけれども,その四つの項目を確認した場合には,酒類提供しても良いと〔いうことになっています〕。実はその前段として,まん延防止等重点措置〔区域〕に指定される以前に自己チェックシートで確認しなければいけないのですが,自己チェックシートで確認した上で,後から県が〔現地確認に〕行って,まん延防止等重点措置の期間中に県が行って確認すると酒類提供することが認められるという〔ことになっています〕。要するに,まず自己確認しないと,〔県の〕確認が来るまでお酒〔を〕提供できないということになるので,まず自己確認して,お酒を提供するということができるようにします。〔それ〕で,〔県が〕確認に行って,ちゃんとできているというのが確認できたら,引き続きお酒を提供して良いです。もし,万が一,〔県が〕確認した上で,〔要件を〕満たしていないということになれば,その時点でお酒の提供をやめてくださいとなるのですが,〔そうでなければ〕一応,それで継続してお酒を提供できると〔いうことになります〕。けれども,第三者認証〔を〕すれば,まん延防止等重点措置が始まった時にあらためて〔県が〕確認する必要はないということで,ですからできるだけ早く始めて,途中で確認に入らなくて済むようにしていきたいということです。ただ,次に感染状況がどうなるか不明なので,場合によっては,というか今の状況〔は〕また後でご説明もしますけれども,このまま行くと,またかなり感染拡大しそうな状況にある。そうすると,ちょっと〔認証が〕途中になってしまうかもしれないけれど,それでも第三者認証を受けているところが多ければ,〔まん延防止等重点措置区域に指定された場合に〕最初から酒類提供ができることになる可能性が高いので,今から〔第三者認証制度を導入して〕やっていくということです。
(中国新聞)
わかりました。個別訪問はどのエリアから始めるのかというのは〔いかがでしょうか〕。
(答)
全県一斉にはじめます。
(中国新聞)
わかりました。
(答)
繰り返しになりますけれども,これ〔は〕今の国の対処方針に基づくものなので,国の対処方針が,いわゆる感染拡大期のまん延防止等重点措置の場合には,お酒の提供はいっさい認めないという対処方針になるかもしれないので,そうなった場合には,残念ながらその効力はないのですけれども,どうなるかわからないけれど,始まってから〔第三者認証を〕やります〔というの〕では遅いので,今からやっておくということです。
(幹事社:TSS)
〔それ〕では,その他のご質問いかがでしょうか。〔質問がないようですので,それ〕では,幹事社質問に入ります。明後日から4連休となる人も多い中,先日の会見でも,連休や夏休みの過ごし方について発表がありましたが,4連休を迎えるにあたって,あらためて県民にどのようなことを呼びかけたいでしょうか。
(答)
ありがとうございます。集中対策が終わって1週間ちょっと経ったところでありますけれども,長い間,集中対策に一緒に取り組んでいただいて,まず感謝申し上げたいと思うのですが,ただ,残念ながら,今,首都圏などでは感染が再拡大しています。これは実は全国的な傾向になっていまして,かなりの県で感染が増えています。〔それ〕で,広島県でも,まだ警戒基準値以下なのですが,広島市では警戒基準値4,福山市でも警戒基準値4を超えているような状況になっています。〔それ〕で,これまでの経験の中で,感染拡大地域との人の往来によって,県内の感染が拡大していくということがありまして,その意味で,この夏の県外往来,特にまん延防止等重点措置であるとか緊急事態宣言の対象地域との往来は,最大限自粛していただくようにお願いしたいと思っております。4連休はもちろんですけれども,この夏は,「感染拡大地域には行かない,呼ばない,来る場合は検査」ということを合言葉に取り組んでいきたいと思います。ワクチン〔接種〕で抑えていくということが最も効果的なのですが,そのワクチンでの感染を抑えていくという,これは集団免疫を獲得するということなのですけれども,それが実現するまでには,まだ相当な時間がかかります。そういう意味で,あらゆる手を尽くしていかなければいけないということで,今申し上げたような〔感染拡大地域との〕往来は,「行かない,呼ばない,来る場合は検査」ですし,マスクであるとか,手洗い,あるいは一密,〔つまり〕一つの密でも回避するといったような,基本的な感染防止対策について,引き続き徹底して取り組んでいただきたいと思います。また,体調に違和感を感じたら,出かけないで,まず,医療機関にご連絡いただき検査を受けていただきたいと思います。体調が悪くなっても,例えば,普段一緒に食事している人以外の人と食事をした場合に対策が万全でなかったとか,あるいは感染拡大地域からの往来者と一定の接触があったというような場合には,無症状でもそういった気になることがあったら,PCRセンターを積極的に利用していただきたいと思います。何とか,本県の新規感染者〔数〕を低いレベルで維持し続けて,感染の再拡大を防止していきたい。それが今非常に重要な局面であります。県民一丸となって感染拡大を抑え込むために,一緒に頑張っていきたいと思っています。
(幹事社:TSS)
この件について,質問がある社はお願いします。〔それ〕では,〔質問が〕ないようですので,一般質問に移ります。他に質問がある社はお願いします。
(NHK)
NHKの牧と申します。知事は,前回の議会で,感染拡大が収まるまで知事選の出馬の意向は判断を待ちたいということでしたけれども,今の時点で,若干〔感染状況が〕収まっている中で,今のご意向はいかがでしょうか。
(答)
まだ〔状況は〕変わっていないというか,今,集中対策が終了したばかりのところで,実はもう次の感染拡大の芽が始まっているのです。そういう状況の中で,まさに今,感染防止対策の正念場みたいなところなので,今はそこに集中しております。
(NHK)
やり切ってから,という〔ことでしょうか〕。
(答)
すみません,正直あまり考えていないです。
(NHK)
わかりました。ありがとうございます。
(幹事社:TSS)
〔それ〕では,その他の質問はいかがでしょうか。
(毎日新聞)
後ろからすみません。毎日新聞の小山です。先週,高〔等〕裁〔判所の〕判決があった黒い雨訴訟でお伺いしたいと思います。広島県は,先週,広島市と連名で「上告を断念したい」と厚生労働省に申入れを行ったと思いますが,現状の訴訟手続きについて検討状況をお話しいただける範囲でお伺いいたします。
(答)
ご承知のとおり,その後,松井市長と田邉副知事で田村〔厚生労働〕大臣に「上告しない」ということと,「早急な制度改正」について要請したということがあります。〔それ〕で,そこからまだ国の反応というのは,特にないところなのですけれども,我々としては,引き続き,84名の原告の皆さんはもちろんですけれども,全ての黒い雨の体験者の皆さまの救済に繋がるように広島市,それから国と協議しながら方針を検討していきたいと考えているところです。
(毎日新聞)
ありがとうございます。あと,もう1点,救済方法について,知事のお考えをお伺いしたいのですけれども,質問の趣旨といたしましては,これまで黒い雨でとられていた援護措置というのは,第一種健康診断特例区域といって,他の直爆や入市〔被爆〕と比べて,病気を発症しないといけないという点で差を付けられていたと言えると思います。それで,これに対して,14日の高裁判決は〔病気の〕発症の有無を問わず,そのまま全員を被爆者と認めるもので,認定のハードルをある意味下げたというふうに考えられるのですけれども,知事については,特例区域の拡大かそれとも被爆者としての認定か,どちらの方が望ましいとお考えでしょうか。
(答)
〔特例区域の拡大と被爆者としての認定の〕2段階あるわけですけれども,いきなり被爆者として認定するのかどうかというのは,これはちょっとしっかりと検討する必要があると思います。基本的な被爆者の定義というのは,爆心地からの距離で物理的な放射線量,そのときに直接浴びた放射線量というものが測れるので,すぐに被爆者として認定するという論理があるのですけれども,黒い雨の場合には,どれぐらい放射線を浴びているかというのが,はっきりしない部分もあって,黒い雨を浴びたことは,例えば,間違いない。その中に放射線が入っていることも間違いないということなのだと思うのですけれども,それがどの程度〔の量〕なのかというのがはっきりしない。それを全部認めますよというのも,一つの考え方だと思いますし,ただ,そこを認めると本当に微量〔の被曝〕で認めることになるということもあるので,それについては,しっかり検討する〔必要がある〕。健康であるということが,やはり重要なことなので,その場合,一定の疾病がある場合には被爆者として認めるということ,これは当然認めていただきたいと思うのですけれども,つまり,それが逆に放射線を浴びているということの証拠というか,逆説的にそうなるのですけれども,なので,にわかに結論は,どっちが良いかという結論については,にわかには出ていないというところです。
(毎日新聞)
ありがとうございます。
(幹事社:TSS)
〔それ〕では,その他のご質問はいかがでしょうか。
(中国新聞)
中国新聞の河野と申します。同じ質問になるのですけれども,知事は黒い雨訴訟の件で,「上告したくない」とおっしゃっておりました。一審の時,国の意向もありまして,上告したことで原告の方々は失望されたかもしれません。今回,このように「上告したくない」とおっしゃっていることで,原告の方々の期待は大きいと思うのです。今回,上告しないという決意というか,その辺の考えを,またあらためてお聞きしたい〔と思います〕。
(答)
上告しない,上告したくない,ということは変わらないのですけれども,原告が84名の方ですけれども,黒い雨〔を〕,特にいわゆる拡大地域,そういうところで〔黒い雨を〕体験されている方はもっとたくさんいるわけで,その皆さまの救済に繋がるということが,やはり大事だと思うので,そこに向けてどういうことをやっていくのかを考えていかなければいけないと思います。
(中国新聞)
なかなか国の方は今回も厳しい姿勢で臨んでくるかもしれないのですけれども,それでも県の方としては上告しないという考えを貫くという考え〔でしょうか〕。
(答)
今,私が言ったとおりなので,よろしいでしょうか。
(幹事社:TSS)
〔それ〕では,他に質問がある社はお願いします。
(共同通信)
共同通信の平等です。先週の金曜日にIOCのバッハ会長が広島を訪問されました。バッハ会長はその後,東京に戻っての記者会見で,被爆者代表からオリンピック開催の支持をもらったというような発言もありました。当日も知事はぶら下がり〔取材〕で受け止めを語られていましたけれど,〔バッハ会長の〕この発言も踏まえて,今回の訪問〔について〕どのような意義があったと思われるか,またバッハ会長のこの発言についてどういうふうに思われるか,受け止めをお伺いしたいのですが,いかがでしょうか。
(答)
〔バッハ会長と面談した被爆者の〕梶矢さんがオリンピック成功を祈ると,頑張ってほしいとおっしゃったのは事実なので,その事実に基づいて〔バッハ会長は〕おっしゃったのだと思います。訪問の意義というのは,繰り返し申し上げているように,我々は世界中の人々に〔被爆地に〕来ていただきたいのですけれども,特にリーダーになるような方々には,被爆地を訪問して,そして被爆の実相をしっかりと実感していただいて,その上で,それを他の人と共有してほしいし,平和であるとか,あるいは核兵器廃絶に向けた確信を持ってほしいと言っているところです。もちろん,そのメッセージを,自分が感じたこととか,あるいは平和へのメッセージを発信したりとか,あるいは,周囲の皆さん,影響力のある方々に伝えてほしいと申し上げてきているところです。ですから,そういう観点から言うと,〔バッハ会長は〕まさに非常に強い印象を受けて,人間としての感覚というか感情的な部分というものを持っていただいたところなので,それをまた,周囲の皆さんに伝えていただけるということは,期待できるのではないかと思っています。そういう意味で大きな意義があったと思っています。
(幹事社:TSS)
次の質問を最後といたします。その他〔質問は〕いかがでしょうか。〔それ〕では,〔質問が〕ないようですので,知事定例会見を終わります。次回の定例会見は7月27日火曜日の13時30分からを予定しています。ありがとうございました。
(資料)#CranesForOurFutureキャンペーン(未来へのおりづるキャンペーン)について (PDFファイル)(1.45MB)
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)