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知事記者会見(平成29年2月14日)

印刷用ページを表示する掲載日2017年2月16日

記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます) 

 会見日:平成29年2月14日(火曜日)

発表項目 

  • ひろしま さとやま未来博2017 オープニングフェスタの開催について〔動画ページ〕 
  • ひろしまヘルスケアポイント制度の開始について
  • 広島県「みんなで減災」備えるフェアの実施について

質問項目

  • ひろしまヘルスケアポイント制度の開始について〔動画ページ〕
  • 日米首脳会談について
  • 受動喫煙防止について〔動画ページ〕
  • 西暦表記について
  • ひろしま さとやま未来博2017 オープニングフェスタの開催について

会見録

(幹事社:NHK)
 幹事社のNHKです。よろしくお願いします。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は,11時を予定しています。ご協力をお願いいたします。まず知事から発表がありますのでお願いします。

ひろしま さとやま未来博2017 オープニングフェスタの開催について

 私から発表項目,今日は3つございます。1点目ですが,「ひろしま さとやま未来博2017」の開催についてでございます。「ひろしま さとやま未来博2017」のオープニングフェスタを開催いたします。〔先週発表した〕公式ガイドブック春号に引き続いて,「ひろしま さとやま未来博2017」の開幕を告げるオープニングフェスタを3月25日の土曜日に三次市民ホール「きりり」で開催するということになりました。オープニングセレモニーでは,中山間地域を有します県内19の市町の市長・町長や,中山間地域のご当地キャラクラーが一堂に会するほか,因島出身の女優であります東ちづるさんのご講演や,伝統芸能の披露,高校生による書道パフォーマンスなど,「さとやま」にゆかりのある方にも多数出演していただく予定となっています。また,こうしたステージでの上演のほかにも,「さとやまブース」を設けまして,中山間地域で人気のパン工房によるパンの販売や,ひろしまの里山の写真展を開催いたしますほか,サイクリング版オリエンテーションであります「さとやまソーシャルライドin三次」を実施したりということで,里山の魅力を「欲張りに」詰め込んだビックイベントにしたいと思っております。先週末に県庁で開催しました「ココロザシ応援プロジェクト」に参加される方の交流会があったのですが,250名を超える方にお集まりいただきまして,市町の枠を超えた新しい繋がりが生まれ始めたりしております。こういう形で未来博の開催に向けてモチベーションが高まっているところではないかなと感じているところです。11月まで,「さとやま未来博」続きますけれども,そのキックオフのイベントでありますので,ぜひ,報道の皆さまにも取材いただいて,盛り上げていただけるとありがたいなと思っておりますので,よろしくお願いいたします。

ひろしまヘルスケアポイント制度の開始について

 2点目です。ひろしまヘルスケアポイントの開始についてでございます。本県の健康寿命は,全国の都道府県と比較して,男性が「33位」,女性が「46位」と,健康寿命の長い方から数えてですから,低い位置にあるということになります。この健康寿命の延伸に向けまして,健康診断の受診や健康イベントへの参加等でポイントが貯まっていくと,ポイントに応じてさまざまな特典を受けられるという「ひろしまヘルスケアポイント」を3月10日金曜日から開始いたします。従来の一般的な普及啓発とは異なって,健康づくりに直接インセンティブが働くような仕組みを構築することで,県民の皆さまに健康づくりに向けて,実際の行動,行動変容していただくことを狙いとしています。いわゆるウェアラブル機器というか,昔で言えば万歩計みたいな,最近スマホ〔のアプリ〕にも入っているし,いろんなものが計測できる機械,これ最近流行っていますけれども,私も付けていますけれども。参加していただく方が歩くだけでヘルスケアポイントが貯まると。また貯まったポイントで,協賛いただいております企業のポイントであるとか,抽選によるスポーツ観戦チケット等々,さまざまな特典を受けることができるという仕組みになっていまして,こういった取組は全国で広島県だけの特徴となっていると認識しています。参加しやすい,継続しやすい,継続することを大きな目的にして進めていきたいと思っています。今回,昨日〔の予算発表〕に引き続いてフリップが出ますが〔カープデザインのHMカードのフリップを掲示〕,これに参加するには,HMネットへの加入をしていただきます。それぞれの個人の皆さんに,HMネット,この加入をしていただくのですが,今回〔広島〕カープ〔球団〕にご協賛いただきまして,3月末までにご加入をいただいた場合に,カープデザインのHMカードを選ぶことができると。3月末までの貴重なカープカードですから,ぜひ皆さんこの機会にHMネットに入っていただいて,ヘルスケアポイントを貯めていっていただければ,楽しみながら健康づくりに取り組めるということになりますので,ぜひ,よろしくお願いします。歩くだけとか,体重を量るだけで,それを記録していただくことで,ヘルスポイントが貯まっていくのです。通勤の時に歩きますよね,その時にスマホで歩いた距離を測っていただければ,それだけで貯まっていくということになるので,毎日やれば毎日ちょっとずつ伸ばしたいとか,だんだんと健康に近づくということになるのじゃないかなと思うのですけれども。これ〔カープカード〕なかなかないですよ。3月が終わったらゲットできませんから,ぜひ記者の皆さんもいかがですか,皆で。僕も取ろうかな。ということで,よろしくお願いします。

広島県「みんなで減災」備えるフェアの実施について

 それから3点目ですが,「みんなで減災」備えるフェアの実施についてでございます。広島県「みんなで減災」県民総ぐるみ運動の一環としまして,3月の4日から20日にかけまして,広島県「みんなで減災」備えるフェアを開催いたします。このフェアは,6年前に発生した東日本大震災を教訓として,県民の皆さまに,ご家庭で災害時の非常持出品や備蓄品を備えていただくために,平成24年度から始めたものです。年2回,小売店等と協力して災害時の備えの啓発などを行っているものですけれども,今回,継続なのですが,実施店舗数がだんだん増えていまして,初めて2千店を突破するということになりました。今回のフェアでは,災害発生時の非常持ち出しグッズの準備と合わせて,日常的に利用しています食料等を,ちょっと多めに持っておいていただくと。うちなんかもそうしているのですが,水を,でっかいボトルの水サーバーがあるじゃないですか,あれをうちは使っているのですが,ちょっと多めに買って,すると20リットルとか30リットルぐらいが常に備蓄されるという状態になるのですけれども,そういう形で,使用したらまた買い足していくという,これを「ローリングストック」と言うのですけれども,こういったやり方を推奨すると。そうすると,普段の生活の中で自然と備蓄ができるというような形になります。昨年8月に県民意識調査を行いました。防災・減災に関する意識調査ですが,「非常持出品を用意している人の割合」というのは増えています。一昨年,51.5%だったのが,昨年は65.9%となっておりまして,県民の皆さまの3分の2に近い方が備えをいただいているという結果となっておりまして,これまでいろいろと報道もご協力をいただいて,また「みんなで減災推進大使」にもテレビ局の皆さまにはご協力いただいているところでありまして,そういった推進の成果が表れてきているところかなと思っておりますので,大変感謝しております。引き続き県民の皆さまに,こういった〔災害時の非常〕持出品であるとか備蓄品の備えを促す取組を行っていきたいと考えていますので,逆に言うと,まだ3割強の,3分の1ぐらいの方々が備えをまだしていないということでもありますので,このフェアを機会に,ぜひ,こういった持出品や備蓄品の準備をいただけるようにお願いしたいと思いますし,また報道でも呼び掛けていただけると大変ありがたいなと思っておりますので,よろしくお願いします。以上です。

(幹事社:NHK)
 この件について,質問がある社は,挙手をして社名を名乗ってからお願いします。

ひろしまヘルスケアポイント制度の開始について

(中国新聞)
 中国新聞の樋口と申します。ひろしまヘルスケアポイントに関して伺います。2点ですね,これ検討というか,この構想を検討されてこられた中心というかいろんな県とか市町,医師会とかもからんでいると思うんですけれども,どういったところが中心になってやってきたのかというのが一つと,この事業のイメージ図というのが2ページに載っていますが,いろんな,例えば景品が当たったりとかこういったところは事業者の持ち出しになるのかとか,財源的なものですね,県が例えば県費でいくら支出するのかというのも含めて,どうやってこのスキームを実行に移していくかその財源的なところを教えてください。

(答)
 この特に特典というところ,これについては各協賛事業者さんの持ち出しというような形になります。したがって今回特徴の一つですけれども,ポイントが貯まっていきますけれども,そのポイントを使うということではなくて,イメージとしては,その貯まったポイントに応じた特典が得られるというような形が基本になっています。ですから,それをベースに各事業者さんの方で,さまざまな特典を付けていただくというような形です。事業自体は,県と市町の実施主体になりまして,費用はこのシステム運用の費用が主なものになって,これ大体年間,40万〔円〕ぐらいだっけ〔事務方に問いかけ〕

(事務方)
 30万〔平成28年度立ち上げ時のシステム改修費は約500万円〕。

(答)
 30万〔円〕。全体で30万なので,県と市町で少しずつ負担していくと,だからそんなに大きな負担ではなくて,先ほど申し上げたように,特典については各事業者さんが提供していただくということです。この検討をしたのは,県がこの地域包括ケア・高齢者支援課というところが中心になって,もちろん今の特典をいただく事業者さんとか,あるいはHMネットを運営している医師会とかそういった関係者,もちろん市や町のご意見もいただきながら詰めてきたというところです。

(RCC)
 関連で伺います。RCCの小林です。今回のヘルスケアポイントを導入することによって,どの程度集まってもらいたいか,目標のようなものがありましたら,教えていただきたいのですが。

(答)
 当面,平成29年度,28年度の終わりから始まりますけれども,29年度で1万人程度の参加を図っていきたい。長期的には,だいたい17万人ぐらい,平成32年度が目標年度になりますけれども,その時点で17万人。というと,だいたい生産年齢人口ぐらいでいうと1割ぐらいになるのですけれど,もちろん高齢者も含まれますからもうちょっと大きくなりますけれども,数パーセントというようなレベルをまず目指していきたいなと,そこからさらに拡大して多くの皆さんに参加していただきたいと思っています。

(RCC)
 あともう一つ。あらためてなのですけれども,これを導入して,どんなことを期待されているのかということと,期待の中には,例えば取り組んでいるがん検診率の向上などもあるかとは思うのですが,その辺りの期待感も含めてお願いしたいのですが。

(答)
 一つは,〔がん〕検診に繋がっていくということと,健康に関する行動変容,具体的には,運動するとか,あるいは食事に気を遣うとか,例えば毎日体重を量っていただいたり,あるいは適正なBMIを維持していただくとポイントが付くというような形で,そこへ誘導しようとしているわけですけれども,具体的な健康に繋がる行動をとっていただくと,そのための仕掛けであると思っています。

(中国新聞)
 中国新聞の藤村です。今,目標についてお聞きしましたけれど,私,ちょっと前まで,〔千葉県〕浦安市というところに住んでいまして,ここはちょうど国のモデル事業で市として,ヘルスケアポイントをやっていまして,数千人単位で,1次募集,2次募集とかけたんですけれども,すぐ埋まってしまうようなほど人気だったんです。そういう意味でいうと,1万人というのは,ちょっと控えめな数字かなという気もしなくもないのですけれど,どうかなと。

(答)
 頑張ります。静岡が県ベースでいきますと,3年で2万人ということらしいのです。年間だいたい7千人ぐらい,平均して参加いただいているということなので,そういったことを参考に,人口規模も似ているところもありますので,1万人という設定をさせていただいています。もちろん,多ければそれにこしたことはないので,増えればもっと頑張っていきたいと思いますけれども,まずは,他県も参考にしながらそういう目標にさせていただいています。増えるようにご協力を,ぜひよろしくお願いします。

幹事社:NHK)
 他にございますでしょうか。続いて幹事社質問に入ります。

日米首脳会談について

(幹事社:NHK)
 先日,安倍総理大臣とアメリカのトランプ大統領との首脳会談が行われました。会談では,アジア太平洋地域の安全保障をめぐる日米同盟の強化と,2国間貿易の枠組みづくりなど経済分野での連携が大きな柱だったと思いますが,あらためて知事はどの点に注目して見ていたのか。会談の受け止めと評価について伺います。

(答)
 この度の日米首脳会談では,日米関係の大きな基本的なところ,従来の路線が確認されたということが一つと,麻生副総理とペンス副大統領をヘッドとする,経済対話の枠組み,これを創るということで共同声明が発表されています。それが大きな枠組みと言うか成果かなと。総じてそこの背景にあるのは,両首脳が親密な個人関係をつくっていくと,それを通じて日米間の信頼関係構築を図っていこうというところに主眼があったのかなというような受け止めをしています。本県は,トランプ大統領が就任前から,いろいろ批判的な発言を繰り返されていました自動車の輸出の問題であるとか,あるいは貿易赤字とか黒字とかいう問題,そういうことがあって,本県はそこに連動する輸出型産業という,自動車も含めて,ウェイトが高いわけですので,強硬な姿勢,為替であるとか関税であるとか言われていたこと,それで強硬なものが出てくるというのを懸念していましたけれども,今回,非常に良好な日米関係を重視しようという,そういった姿勢が示されたので,それに期待しながら,今後進められる経済対話,ここで具体的なことが話されていくと思いますが,それを注視していきたいと思っています。また安全保障について,北朝鮮がミサイルをまた発射いたしましたけれども,そういう不穏な情勢が続いています。これについては,共同声明の中でも,北朝鮮の核・弾道ミサイルの放棄を求めるというものをうたっていたわけですが,それに挑戦するような形でミサイルの発射実験が行われたわけですが,そういう厳しい不穏な情勢かなと思っていまして,広島としては,国際平和拠点を目指していきたいという中で,北朝鮮の核,あるいはミサイル開発に対してはもちろんですけれども,トランプ大統領も核武装の強化であるとか,あるいは今は発言を引っ込められていると受け止めていますけれども,日韓の核武装の話だとかいうことにも言及もされているので,今後の核兵器に係る施策動向も注視しながら,引き続き,核兵器のない平和な国際社会の実現を訴えていきたいと思っているところです。

(幹事社:NHK)
 この件について質問のある社はお願いします。それでは幹事社から質問です。共同声明の中で,トランプ大統領,年内に日本を訪問したいというような可能性が出てきたわけですが,それについてはどういうふうに受け止めていますでしょうか。

(答)
 そういう方向に向けて調整するということだと思いますけれども,もちろん早期に大統領に来ていただくというのは,先ほどの基本的な信頼関係を構築していくという観点からは良いことだと思っています。広島の立場としては,これは常に,大統領に広島のご訪問をお願いしたいというところですので,機会があれば広島へのご訪問もお願いしたいと思っています。

(幹事社:NHK)
 他ございますでしょうか。

受動喫煙防止について

(幹事社:NHK)
 なければ引き続いて幹事社から質問いたします。厚生労働省は,2020年の東京五輪・パラリンピックに向け,他人のたばこの煙を吸い込む受動喫煙を防止するための規制強化を検討しております。日本は,先進国と比べて受動喫煙対策が遅れているとの指摘もありますが,飲食店業界などが反対しておりまして,最終的にどのような形で決着するか不透明な状況であると。この受動喫煙防止についての知事の受け止めと,今後の県の取組について伺います。

(答)
 受動喫煙自体は,健康に悪影響を与えるということが科学的にも明らかになっていることかなと受け止めておりまして,本県では,今年度から「広島県がん対策推進条例」におきまして,すべての飲食店で喫煙の可否について表示を義務付けているところです。そういう意味では,全国的にも進んだ受動喫煙防止対策かなとは思っておりますが,日本の受動喫煙防止対策全般についていえば,WHOでも世界最低レベルというような,ちょっと不名誉な評価をされていまして,2020年に向けて,これまでのオリンピック開催国並みの受動喫煙防止対策を実施する方向で検討されていると理解しているところです。県としては受動喫煙防止対策を推進する立場,これは県民の健康増進,あるいはオリンピックの事前合宿を誘致している中で,そういったことが進んでいかなければいけないということでありますけれども,一方で,ホテルであるとか飲食業等の業界の皆さまが,一律の禁煙というのは難色を示されている,これはそれなりの理由もあるところもあるかなと思うわけですが,実際にまた取り組む場合に費用面の負担等,こういったこともあるということで課題もあると理解,承知をしています。今後,国会でどういう法案審議になっていくのかということを見ていく必要があると思いますけれども,国の制度設計でも,利用者の視点に立ったわかりやすい制度にしていただきたいと思っているところです。いずれにしても,この法案ができるまでの間,法案ができるというか法律ができるまでの間は,本県の条例がありますので,これに基づいて,これもすべて,まだなかなか浸透してないというところもありますので,実効的な受動喫煙防止対策というのを着実に進めるようにしていきたいと考えているところです。

(幹事社:NHK)
 この件について質問のある社はお願いします。

(中国新聞)
 中国新聞の藤村です。県の条例で店舗に,飲食店に限らず小売店とかも含めて,喫煙・禁煙表示が義務化されたわけですけれども,今のところ県の調査では,飲食店は56パーセントぐらいですか,半数は超えているようですけれど,全体としたら3割ぐらいに留まっている県の調査が出ていますけれども,現状なかなか浸透していないとさっき言われまして,もう少し現状認識を伺いたいのと,鉄は熱いうちに打てじゃないですけれども,せっかく条例を作ったのですから,義務化がなるべく100〔パーセント〕に近づくようにもっといろんな施策を打っていかなきゃいけないんじゃないかなと思うのですけど,その辺のご認識を教えてください。

(答)
 どういう浸透状況かというのは,今ご指摘のあったとおりでして,これについてはまだできて間もないということも含めて,これからしっかりと取り組んでいく必要があることかなと思っています。ご指摘のように100パーセントに近いところにしていかなければいけないと思うのです。この大きな目的というのは,やはりお客さんが選択できるということなので,受動喫煙したくない人がちゃんとそれを理解できるということが大事です。そうでなければ,まさに強制的に全部禁止ということになるわけなので,それにはさまざまな課題がある中で,少なくとも選択肢を与えるということで,我々は意義ある方策だと思っていますので,実効性を高めるためには,ちゃんと分かりやすいところに表示いただくということですから,それはそのようにしたいと思います。

(幹事社:NHK)
 他ございますでしょうか。なければそれ以外に質問がある社はお願いいたします。ございませんでしょうか。

西暦表記について

(中国新聞)
 すみません。折角なので質問させていただきます。ちょっと一月くらい前の話になるんですけれども,大阪府の松井知事が,今天皇の退位の問題が出ていますけれども,そういう中で,行政の政策の工程管理をする上で,西暦をもっと使っていきたいというような意向,西暦です,元号ではなくて,西暦を用いるような方針について言われたのですけれども,知事も国際経験が豊富でいらっしゃると思うのですが,西暦の行政の採用とか,元号に対してどう感じていらっしゃるか,行政でよく使われていますけれども,この認識をちょっとお伺いしたいのですけど。

(答)
 もちろん,公文書等ではおっしゃるように元号を使うということになっていると思いますけれども,実態として西暦もよく使っていますし,特に何か不便なり課題があるとは私はあまり感じていませんが,特に,例えば海外向けの書類とかを出したりとかそういう時にローマ字で平成なんとかと書いているわけでもないので,それはそれであれかなと。日本のこれまでの来し方を考えたときに,この元号というのは,いろいろどういうタイミングで変えるかとかというのはいろんなことがありますが,当面は天皇陛下が在位中は一つの年号であるということで,この150年来ていますし,元号自体はずっと使っているものですから,私はそれは違和感がないというか,一つの時代を示すものとしてそれはそれで良いのじゃないかなと思います。計算するのはややこしいですけれどね。それも頭の体操になって良いのじゃないかなと思っています。

(幹事社:NHK)
 他ございますでしょうか。

ひろしま さとやま未来博2017 オープニングフェスタの開催について

(中国新聞)
 最後にちょっと。木村〔中山間地域振興〕課長もいらっしゃっていますし,さとやま未来博。いよいよ3月25日に開幕するというとこも固まったので,あらためて中山間地域,広島県の重要な地域でこれだけの巨大事業が一つの起爆剤としてという期待感もあると思うのですけれども,あらためて3月25日に向けて,県民に呼び掛けと言うか,ぜひ参加に向けて,一言呼びかけていただけたらと思うのですけれども。

(答)
 広島の里山あるいは里海,本当に素晴らしい宝がたくさんあります。今回はそれぞれの地域で,それぞれの皆さんが持っていらっしゃる宝を磨いて,しかもそれは自分たち〔だけ〕で磨くというのではなくて,都会にいる人たちも参加できる人は参加していただいて磨きながら,皆にそれを楽しんでいただくという企画になっていますので,ぜひ多くの皆さんに参加いただいてその宝を味わっていただきたいなと。そして皆で一緒にこの地域づくりを進めることができたらなと思っています。ぜひお待ちしています。

(幹事社:NHK)
 以上,時間ですので,これで知事定例会見を終わります。次回は3月21日火曜日の2時半から予定しています。ありがとうございました。
 

ダウンロード

資料1(ひろしま さとやま未来博2017 公式ガイドブック春号の発行について) (PDFファイル)(391KB)
資料2(ひろしまヘルスケアポイント制度の開始について) (PDFファイル)(387KB)
資料3(広島県「みんなで減災」備えるフェアの実施について) (PDFファイル)(727KB)

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