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印刷用ページを表示する掲載日2013年6月4日

広島県の4分の3は森林・原野。
山林が人の暮らしを支えてきました。

県土の約70%が森林で占められている広島県。
そのうち30%はスギ、ヒノキなど人間が植林した人工林ですが、県北部の奥山ではブナ、内陸部の里山ではコナラやアベマキといった落葉広葉樹の天然林が広がっています。
西中国山地はツキノワグマの本州最西分布地となっているほか、国指定の天然記念物のほ乳類ヤマネや県指定の天然記念物(熊野水系)のゴギも生息しています。

廿日市市吉和冠山の写真
廿日市市吉和冠山 標高1,339mと広島県で2番目に高い山。
珍しい植物も多く、標高600m付近の冠高原ではレンゲツツジ(広島県の天然記念物)も見ることができます。
ブナ林の写真
ブナ林 比婆山一体に広がるブナの原生林は日本海型と太平洋型の特徴を合わせ持つものとして注目され、国の天然記念物に指定されています。
帝釈峡の写真
帝釈峡 広島県東部の帝釈峡周辺は、石灰岩が露出した独特な地質。
周辺には、中国大陸や朝鮮半島と陸続きだったことを物語るヤマトレンギョウ、チョウセンヒメツゲなどの植物が見られます。

山の生物

クマタカの写真
クマタカ広島県 絶滅危惧II類 山地の森林に生息する大型の猛禽類。
中小の動物を狩り、森林の生態系の頂点に位置しています。
元々個体数が少なく希少な鳥で「豊かな森の象徴」と言われています。
ニホンツキノワグマの写真
ニホンツキノワグマ広島県 絶滅危惧I類 中国山地の西部にはニホンツキノワグマが生息しています。
広島・島根・山口の三県で450~1,290頭程度生息しているといわれています。
近年は深山を離れ人里に近づく傾向があります。
ゴギの写真
ゴギ広島県 絶滅危惧I類 中国山地を流れる渓流に棲む、イワナの一種。
氷河期の生き証人とも言われる貴重な魚です。
森林伐採や河川改修などの影響を受けやすく、生息場所が少なくなっています。
レンゲツツジの写真
レンゲツツジ 朱色の花が美しいツツジで広島県の天然記念物に指定されています。
毒性があるので口に入れないよう気をつけて。
オオヤマレンゲの写真
オオヤマレンゲ広島県 絶滅危惧II類 標高1,000~2,000mの山に自生し、初夏に白い花を咲かせます。
全国的に数が減っており、広島県では「絶滅危惧II種」に選定されています。
絶滅のおそれがある野生生物 名前の後にマークがついているのは「レッドデータブックひろしま2011」で選定された生物です。
広島県 絶滅危惧I類のマーク
広島県 絶滅危惧I類
広島県 絶滅危惧II類のマーク
広島県 絶滅危惧II類
広島県 準絶滅危惧のマーク
広島県 準絶滅危惧
広島県 要注意種のマーク
広島県 要注意種

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