地域ぐるみで生物多様性保全・ダルマガエルの保護活動を目的に,広島市安佐動物公園や地元の方々・小学校と協力によって設立された団体で,世羅町の井藤文男さんが代表を務めています。
※ちなみに,団体名の「たえ」とは,備後地方の方言で「田んぼ」のことです!(ご存知でしたか?)
団体設立から毎年,ダルマガエルの育成調査や観察会が開催されています。
また,”ダルマガエルも育てる米作り”と題して,ダルマガエルと共生できる米作りを行い「ダルマガエル米」を生産。
ダルマガエルが稲の害虫を食べることで,減農薬栽培が実現しており,その人気は現在も衰えることなく,口コミで広がっています。
さらに,ダルマガエルの他,世界中で本州の西南部にしか生息しないギフチョウ(RDBひろしま2011:準絶滅危惧(NT))の保護活動にも取り組まれています。
【団体の主な功績】
平成21年 第6回 田園自然再生コンクール 農林水産大臣賞受賞
平成22年 第44回 全国野生生物保護実績発表大会 文部科学大臣奨励賞受賞
平成24年 農林水産省2011年度 食と地域の『絆』づくり 優良事例に選定