出前講座とは,「Teamがん対策ひろしま」登録企業に,県から講師を無料で派遣し,社員の方に1時間程度の講座を受講いただき,がんの予防や検診に関する正しい知識を身に付けてもらう取組です。
この度,第7期(令和2年度)登録企業のムラカワ様がオンラインで出前講座を実施されましたので,その様子をご報告します。
令和3年10月8日(金曜日) 13時00分~14時00分
がんと診断されたら…働く女性が備えておくべきこと
公益財団法人 広島県地域保健医療推進機構 健康推進課 松田 景子 保健師
▲受講中の様子
今回の出前講座は,女性社員の方を対象に企画され,Zoomミーティングを使用して講師と工場をつなぎ,オンラインで13名の女性社員の方にご参加いただきました。
女性を取り巻くがんの現状や,女性特有のがん検診である子宮頸がん検診と乳がん検診について,実際にがん検診にも携わっている講師の方から,経験を踏まえて,受診する際のアドバイスや注意事項など詳しく解説していただきました。
▲「?」に入る年数をご存じですか?(答えはページ下部)
また,がんと診断された時に備えて,治療費の目安や治療と仕事の両立のこと,相談窓口や信頼できる情報が掲載されているサイトの紹介など,今日から使える正しい知識を教えていただきました。
「コロナ禍だから,また感染状況が落ち着いてから検診を受ければいいか…」や, 「がん検診は何年か前に受けたことがあるからしばらく大丈夫…」とお考えの方がおられるかもしれません。
しかし,がんは,検診で見つかる大きさになるまでには相当の年数を要する一方,ひとたび大きくなるなると,その後急速に大きくなるものもあり,早期発見のためには,厚生労働省が定める適切な受診間隔で,定期的な検診を行うことが推奨されます。
▲定期的な検診が,がんの早期発見につながります。
がん検診は不要不急の検診ではありません。検診機関は十分な感染対策を行っています。早期発見・早期治療により大切な命を守るために,コロナ禍においてもがん検診の受診をよろしくお願いします。
コロナ禍におけるがん検診の受診について,東京大学医学部付属病院の中川准教授による解説動画(Youtube)が再生されます。
Teamがん対策ひろしま出前講座では,予防や検診,両立支援など幅広いテーマの中から,企業のニーズにあわせて受講していただく事が可能です。(※その他にも希望するテーマがあればご相談ください。)
実施できる企業数に限りがありますので,お申し込みはお早めにお願いします。受講を希望する登録企業の方は,広島県健康づくり推進課(082-513-3093)までお問い合わせください。