出前講座とは,「Teamがん対策ひろしま」登録企業に,県から講師を無料で派遣し,社員の方に1時間程度の講座を受講いただき,がんの予防や検診に関する正しい知識を身に付けてもらう取組です。
この度,第9期(令和4年度)登録企業のマツダE&T様がオンラインで出前講座を実施されましたので,その様子をご報告します。
令和5年1月20日(金曜日) 14時00分~15時00分
がんサバイバーによる講演
マイライフ株式会社平野 清子 様
オンラインで23名の社員様にご参加いただきました。
「二度の体験から伝えたいこと」と題し,平野さんご自身の経験を踏まえて,がん診断時の経緯やご家族との関わり,啓発活動に込めた想いなどについてお伝えいただくとともに,がんを取り巻く状況や治療と仕事の両立,がん予防に繋がる生活習慣,がん検診の詳細などについて解説していただきました。
がんを自分事として捉え,予防のための生活習慣の見直しや定期的な検診受診,社員の皆様の治療と仕事の両立のための環境づくりなどに取り組む機会としていただければと思います。
・自身・家族のことも含めて、自分事で考えていくことが必要と理解でき、非常に分かりやすく勉強になりました。妻も子宮がん検診や乳がん検診など、時間がなくて・・・と言っているところがあるので、もう一度話してみようと思います。
・患者として、医療従事者として、いろいろな面から具体的なお話を戴き、参考になりました。今は会社で健診がありますが、定年退職後は自分で管理をしっかりしていかなくては、と自覚しました。
・体験されたお話について、ご自身の気持ち、その時のご家族と娘さんの言葉がとても心に刺さりました。がんに対する知識を持つことと、実際に自分や、家族、周りの人ががんになった時に、自分に何ができるのか、一人一人が自分事として捉えて、会社としてもがん治療と仕事の両立がしやすい環境づくりをしていきたいと改めて思いました。
・講座の中で検診を先送りにしていて発見が遅れた話をされた時、私もコロナ禍という事で胃検診を2年先送りにしていた事を思い出しました。自分の大切な人が病気にかかると辛くて悲しい。だから、まずは自分が笑顔で元気に過ごせるよう検診に行ってきます。そして、今日の体験談含めて貴重なお話は大切な仲間や家族に伝え、検診の重要性を広めて行きたいと思います。
Teamがん対策ひろしま出前講座では,予防や検診,両立支援,がん体験者による講演など,幅広いテーマの中から,登録企業様のニーズに合わせて受講していただく事が可能です。ぜひ活用をご検討ください!
(講座メニュー)
(1)大人のためのがん教育
(2)コロナ禍でのがん検診・健康管理
(3)がんと診断されたら… 働く女性が備えておくべきこと
(4)がんのリスクを減らす「5つの健康習慣」
(5)治療と仕事の両立を目指して~私たちが今できること~
(6)がんサバイバーによる講演(乳がん,子宮頸がんの体験者によるお話)
お問い合わせ先:広島県健康づくり推進課 082-513-3093