公正な採用選考を
【採用選考の基本的な考え方】
採用選考は、
- 「人を人として見る」人間尊重の精神、すなわち、応募者の基本的人権を尊重すること
- 応募者の適性・能力に基づいた基準により行うこと
の2点を基本的な考え方として実施することが大切です!
公正な採用選考を
「就職」は私たちにとって,生活の安定や,勤労を通じた社会参加など,豊かな生活を営むうえで極めて重要な意義を持っているとともに,だれでも「希望する職場で思い存分働きたい」と願っています。
わが国の憲法や職業安定法では,「職業選択の自由」すなわち就職の機会均等をすべての人に保障しています。
企業は多くの人が働く場を提供する事業主として,募集や採用選考にあたっては,次の3点を基本的な考え方として実施することが重要です。
- 応募者の基本的人権を尊重する
- 応募者の適性・能力のみを基準として採用選考を行う
- 応募者に広く門戸を開く
これまで企業では,就職差別をなくし,公正な採用選考システムの確立に向けて,たゆみない努力が行われてきたところですが,今日でも,採用選考の面接試験や応募用紙(エントリーシートを含む)で本人に責任のない事項,本来自由であるべき事項(思想・信条にかかわること),採用選考の方法といった「就職差別につながるおそれがある14事項」について質問をしたり,記入させるなどの事象が見受けられます。
それを受けて,県では各事業主に対して公正な採用選考のお願いを行っています。
令和7年3月高等学校等新規卒業者の採用選考について(お願い) (PDFファイル)(82KB)
不適切な採用選考に対する取組(フローチャート) (PDFファイル)(120KB)
公正な採用選考について(外部サイト)
厚生労働省のホームページにリンクしています。基本的な考え方が掲載されています。
採用選考の具体的な方法 (外部サイト)
厚生労働省の「公正な採用選考を目指して」の事業主・採用選考担当者向けの「採用選考の具体的な方法」ページにリンクしています。
このほかにも「採用選考時に配慮すべき事項」のページに就職差別につながるおそれがある14事項などの掲載がありますので参照してください。
令和6年度新規学校卒業者を対象とする求人・採用選考説明会及び採用選考に係る人権問題研修会の開催について(外部サイト)
広島労働局の新規学校卒業者を対象とする求人・採用選考説明会及び採用選考に係る人権問題研修会の案内ページにリンクしています。
人権啓発に関して
人権啓発ビデオ・DVD貸出・冊子配布の紹介
広島県では,企業や学校などが人権研修をするために,人権啓発ビデオ・DVDの貸出や人権啓発冊子の無料配布を行っています。