U=U 知ることから、もう一度 12月1日は世界エイズデー
毎年12月1日は「世界エイズデー」です!
世界エイズデーは、世界レベルでのエイズのまん延防止と患者・感染症に対する差別・偏見の解消を目的に、
WHO(世界保健機関)が1988年に制定したものです。
■今年度のテーマ
U=U 知ることから、もう一度 12月1日は世界エイズデー
「エイズは自分には関係ない」と思っていませんか?
エイズはかつて、「死の病」として恐れられていました。
しかし現在は、薬の開発により、病気の進行をおさえることができるようになりました。
早期に発見し、治療を受けることで、日常生活に支障のない生活を送ることができます。
また、治療を続け、体の中のHIVウイルス量を低くおさえた状態を保てば、
性行為により他の人へ感染することはありません。
(※)HIV以外の他の感染症を防ぐことはできないため、コンドームの使用は重要です。
しかし現状では、このような情報が十分伝わっておらず、
エイズが有効な治療法がなく死に至る病であった時代の認識にとどまっている場合が少なくありません。
自分と大切な相手を守るため、
まずは正しい情報を知り、知識を深めましょう。
2024リーフレット(呉支所) (PDFファイル)(183KB)
HIV」と「エイズ」 について
■HIVとは
エイズを引きおこすウイルスのこと。体の免疫力を低下させます。
(HIV=ヒト免疫不全ウイルス)
■エイズとは
HIV感染後、免疫力の低下によってさまざまな病気を発症した状態。
(エイズ=後天性免疫不全症候群の略称)
■HIVに感染してからエイズ発症までの経過
(1)HIVに感染
自覚症状はほとんどない。感染から2~8週間後に風邪に似た症状が出ることがある。
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(2)無症候期(数年~10年)
自覚症状はほとんどない。体の中でHIVが増え、免疫機能が徐々に低下していく。
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(3)エイズ発症
免疫力が大幅に低下し、健康な人ではかからない感染症やがんを発症する。
エイズ特有のさまざまな病気にかかる。
どうやって感染するの?
感染ルートは3つ。約9割が性行為による感染です。
(1)性行為による感染(コンドーム不使用、口腔・肛門性交、出血をともなう性交、不特定多数との性交)
(2)血液を介しての感染(注射器の回し打ち、ずさんなタトゥー施術)
(3)母親から赤ちゃんへの母子感染(妊娠中や出産時、授乳による感染)
感染を防ぐためにできること
HIVは、主に性行為によって体の中に入ります。
性行為による感染を防止するためには、
特定のパートナーであっても、正しくコンドームを使用することが重要です。
コンドームの使用は、梅毒やクラミジアなどの性感染症の予防にもつながります。
<こんな点にも注意 !!>
●不特定多数の人とセックスしない。
●互いに過去の相手から感染している可能性がある。
●アナルセックスなど出血をともなうセックスを避ける。
●オーラルセックスのときもコンドームをつける。
●ピルを服用しても感染は防げない。
無料・匿名でできる!まずは検査を受けてみよう
保健所では、感染の機会があり不安な方は、
HIVと梅毒の検査を無料・匿名で受けることができます。
検査を希望される場合は、電話で予約してください。
■西部保健所呉支所 検査について
R6年度検査日程(呉支所) (PDFファイル)(44KB)
■他保健所や医療機関等においても検査・相談ができます。
広島県内でエイズ検査・相談のできるところ (PDFファイル)(109KB)
お問い合わせ窓口
広島県西部保健所呉支所 厚生保健課 保健係
電話:0823-22-5400
Fax:0823-22-5994
住所:〒737-0811 呉市西中央一丁目3-25 呉庁舎第二庁舎3階(アクセス方法はこちら)
関連情報
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