【令和3年7月11日まで】新型コロナウイルス感染状況のステージについて
広島県では、「新型コロナウイルス感染症拡大防止のための広島県の対処方針」を改正し、それに伴って、新型コロナウイルスの感染状況の指標も令和3年7月12日より変わりました。本ページは令和3年7月11日までの指標を記載したものです。
現在の指標はコチラでご確認ください。
⇒新型コロナウイルス感染状況のステージについて
対処方針変更の概要
広島県では、新型コロナウイルス感染症の「感染状況レベル」を定め、そのレベルによって、外出自粛要請の対象範囲や、施設の使用制限の要請対象を決定しておりました。しかし、国において新型コロナウイルスの感染状況の指標が示されたことなどを踏まえ、「新型コロナウイルス感染拡大防止のための広島県の対処方針について」を改正いたしました。
国の示した指標
感染状況のステージとは
8月7日に、国から感染状況に応じた4つのステージと、ステージ3、ステージ4への感染状況の悪化を示す指標のめやすが示されました。
- 【ステージ1】感染者の散発的発生及び医療提供体制に特段の支障がない段階
- 【ステージ2】感染者の漸増及び医療提供体制への負荷が蓄積する段階
3密環境などリスクの高い場所でクラスターが度々発生することで、感染者が漸増し、重症者が徐々に増加してくる。このため、保健所などの公衆衛生体制の負荷も増大するとともに、新型コロナウイルス感染症に対する医療以外の一般医療も並行して実施する中で、医療提供体制への負荷が蓄積しつつある。 - 【ステージ3】感染者の急増及び医療提供体制における大きな支障の発生を避けるための対応が必要な段階
ステージ2と比べてクラスターが広範に多発する等、感染者が急増し、新型コロナウイルス感染症に対する医療提供体制への負荷がさらに高まり、一般医療にも大きな支障が発生することを避けるための対応が必要な状況。 - 【ステージ4】爆発的な感染拡大及び深刻な医療提供体制の機能不全を避けるための対応が必要な段階
病院間クラスター連鎖などの大規模かつ深刻なクラスター連鎖が発生し、爆発的な感染拡大により、高齢者や高リスク者が大量に感染し、多くの重症者及び死亡者が発生し始め、公衆衛生体制及び医療提供体制が機能不全に陥いることを避けるための対応が必要な状況。
国の指標に照らし合わせた、広島県の状況
広島県では、専門家による状況分析を項目ごとに行い、県内の感染状況・医療提供体制について、国の示した指標に照らし合わせてステージについて評価しています。
現在の状況は、コチラからご確認いただけます。(外部のサイトに移動します)
県独自に設定した「警戒基準値」について
国の示した指標を受けて県では、行動制限が必要となるステージ3に至らないよう早期の対策を講じるための「めやす」として、本県独自の「警戒基準値」を設定しました。
基本的な考え方
- 行動制限を行えば、県民の日常生活、社会経済活動への影響は大きい。
- 国の設定するステージ3に至る前に、感染拡大防止に向け対策を講じ、日常の生活を続けられる状態を維持していく。
- 広島県におけるこれまでの経験を踏まえ、県独自のアクションを起こす目安となる基準値を独自に設定。
警戒基準値とは
広島県が独自に設定を行った「警戒基準値」は次の通りです。
- 【病床のひっ迫具合】病床全体及び重傷者用病床の「最大確保病床の占有率」が1/5以上。(最大確保病床とは、ピーク時に向けて確保しようとしている病床数のこと)
- 【療養者数】人口10万人当たり全療養者数6人以上。
- 【PCR陽性率】モニタリングのみ。
- 【新規報告数】直近1週間の人口10万人当たりの感染者数が4人以上。
- 【直近1週間と先週1週間との比較】直近1週間の感染者数が先週1週間より多い。
- 【感染経路不明割合】感染経路不明割合が50%。
関連情報
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