利用者様の声 【詳細】
腰本義文様 (三次市、水稲(酒米)栽培)
【導入技術】酒造好適米新品種「萌えいぶき(広系酒45号)」
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以前は、広島県では新しい酒米がなく他県との競争に勝てないと心配していました。
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2010年に知事に対し酒米品種開発事業の再開を要請したことで、約10年の歳月を経て、待望の萌えいぶきが誕生しました。試験栽培のときから開発に協力をしていたので、誕生と同時に栽培を始めました。
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稈長が短く、倒伏しにくいのでつくりやすいです。収量もかなり獲れます。暑さに強いので玄米品質が優れています。
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萌えいぶきに最適な施肥量や病害虫防除などの栽培方法を探索しながら、品質へのこだわりをこれからも大切にして、酒米生産に取組みます。
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「萌えいぶき」が酒どころ「西条」をはじめ、日本酒業界に新しい風を起こす「起爆剤」となることを期待しています。
福分アスパラ 福分健太 様 (三次市、アスパラガス栽培)
【導入技術】自動潅水システム
- 就農実習では、3回/日の手動での灌水が必要でした。また、手動の場合、土壌水分を適切に管理できているか不安がありました。そのようなときに、研修で自動灌水システムを学び、その省力性に着目しました。
- 自動灌水システムは、その省力効果を明確に感じています。灌水のやり忘れがなく、精神的な安心感がありますし,不備がないかをスマホですぐにチェックできます。昨年秋に定植したものについて、想定より収量が多く獲れており、太い茎の割合が高いです。
- ハウス2棟に自動灌水システムを導入しており、残る6棟にも導入したいです。また、自動調光システムなどの他の環境制御技術にも関心があります。
クボタファーム 久保田基樹 様 (廿日市市、ホウレンソウ栽培)
【導入技術】足場菅ハウス
- 令和4年に農業技術センターを訪問し、夏採りホウレンソウの高温強日射による収量低下対策として、換気の良い「高軒高の足場管ハウス」の昇温抑制効果に興味を持ちました。
- 軒高2.5mの単棟足場管ハウス3棟(約6a)の導入により、夏季の収量は慣行ハウスの収量0.7tと比べて収獲量の多い春や秋まき栽培と同等の1t以上となりました。導入効果を実感し、大変満足しています。
- 今後は、足場管ハウス増設によるさらなる規模拡大を検討しています。
岡本 健 様 (北広島町、トマト栽培)
【導入技術】自動調光システム、土壌水分モニタリング
- 「自動調光システム」は、就農3年目の2016年に連棟ハウス2棟に導入し、その結果、生育が安定し、葉がしおれなくなり、果実品質が向上しました。
- 最近は、土壌水分モニタリングで土壌水分を数値化、見える化できるようになり、灌水し過ぎや乾燥が防止できるようになりました。
- 毎年、導入できそうな技術がないか、農業技術センターに視察に行っています。
- 今後は、土壌ECのモニタリングを始めたいので、技術指導をお願いします。
小田農園 小田美保香 様 (神石高原町、トマト栽培)
【導入技術】AI病害予測
- エコファーマーが栽培する作物は農薬の使用回数に制限があるため、予防散布を心掛けています。
- 感染リスクを見て状況に合った防除をすることで、農薬を減らすことにつながります。
【AI病害予測の外部リンク】
AI病害予測システムのマニュアル(秋田県立大学)
病害予測機能搭載モニタリングサービス「プランテクト」(バイエルクロップサイエンス株式会社)
病害予測専門家のレビュー(バイエルクロップサイエンス株式会社)
エコファーマーこだわりの防除技術YouTube(バイエルクロップサイエンス株式会社)
AI病害予測の研究は、生研支援センター「イノベーション創出強化研究推進事業」、農林水産省委託プロジェクト研究「人工知能未来農業創造プロジェクト」(栽培・労務管理の最適化を加速するオープンプラットフォームの整備)」の支援を受けて行いました。
宮林農園 様 (三次市、アスパラガス栽培)
NPO法人 COR(コル) 様 (尾道市、アスパラガス栽培)
- 当NPO法人は社会福祉施設で、農福連携の一環としてアスパラガスの取り組みを検討していました。そのような中、農業技術センターでの環境制御技術の取組みを見学し、片屋根型足場管ハウスで自動灌水システムを活用したアスパラガス枠板式高畝の導入を決めました。
- 片屋根型ハウスは換気効率に優れ、夏の暑い時期の高温障害の発生も少なく、品質の良いアスパラガスが収穫できました。お客様からも美味しいとご好評いただき、アスパラガスビールへの波及展開に発展しました。
- 収量も満足な結果が得られ、新たに2棟を規模拡大で導入し、今後、施設利用者様にも作業体験いただく計画です。もちろん、新しいハウスも片屋根型足場管ハウスで枠板式高畝と自動灌水システム完備です!
かみさん農園 様、垣井伸治 様 (三原市)
【導入技術】足場管ハウス
- 初めて農業技術センターの足場管ハウスの見学で感動して以来、いつか自分で建設したいと思っていました。その後,農業技術センターでの充実した研修を受講し技術習得したことにより、建築に着手し完成までこぎつけることができました。
- この度は技術を惜しげもなくお伝えくださり本当にありがとうございました。
- 今回のハウス建設では、研修で学んだことを基本とし、桁棟金具の仕様変更、ドアの自作(農技の試作参考)等、強度や操作性の改善のため自主的な工夫も加えました。
- 自作:ドアは、市販のドアレールと複車を用い、開閉がスムーズとなるようにしました。
- 工夫:桁棟金具はネジの強度強化のため、ボルトを貫通させ補強しました。
Farm Takeuchi 様 (広島市、ミニトマト栽培)
【導入技術】環境制御技術
【習得技術】自作型環境制御機器製作技術
- 農業技術センターの新技術セミナー(環境制御機器製作講習)に参加し、習得した技術を基に制御盤を製作して、自身のハウス機器を自動化しました。
- 令和4年度に制御盤の製造や販売、施工を行うアグリテック事業部を設立し、制御盤の製作・販売やハウス機器の自動化に取り組んでいます。
- 自分の思うように環境制御することができるようになりました。導入したハウスの収量も絶好調です。製作・販売している制御盤の注文もたくさん来ています。Farm Takeuchi Facebook
(株)373コーポレーション 様 (三原市、アスパラガス栽培)
【導入技術】環境制御技術
- 高軒足場管ハウス、枠板式高畝、自動調光システム、自動養水分制御システム等のDX技術を導入して、アスパラガスの栽培を令和4年に開始しました。
- 令和5年に初収穫を迎え、DX技術により収穫初年に県指針の2.5 t / 10aを超える2.85 t / 10aを販売できました。お客様からは甘くて美味しいとご好評いただき、リピーターのお客様も増えています。
- また、DX技術により、灌水や換気など自動で制御できますので、管理作業の省力化をでき、高畝にすることで、台車に座って移動しながら収穫できるので、体に優しく、効率良く作業できています。
- 今後も規模拡大を予定しており、アスパラガスを中心に佐木島の活性化「島まるごと楽園計画」にチャレンジしています。
イラスト引用:373コーポレーションHP
谷本農園 様 (三原市、トマト栽培)
【導入技術】昇温抑制技術
【習得技術】自作型環境制御機器製作技術
- ミニトマト栽培で、昇温抑制技術として、細霧冷房を導入しました。
- 今夏(R5)の酷暑にもかかわらず、昇温抑制技術(細霧冷房)導入ハウスに9月上旬定植したミニトマトの活着は良好で、収穫開始時の樹勢も同じ品種には見えないほど良好です。
- 今年に細霧冷房を導入してよかった。今後もどんどん暑くなるため,細霧冷房の面積を拡大したい。
- 農業技術センターの環境制御機器製作ワークショップに参加し、低コストで制御機器を自作しました。
- 分かりやすい製作マニュアルや丁寧な指導により,難なく製作できました。
南本和秀 様 (広島市、ホウレンソウ栽培)
【導入技術】昇温抑制技術
- 昨年は夏季ホウレンソウがほとんどできず販売単価がとても低かったが、今年はしっかり栽培できて販売単価1080円/kgで出荷でき満足している。
- 来年は昇温抑制ハウスを2棟に増やし、夏季ホウレンソウを積極的に栽培していきたい!
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