浮き楽栽培法
浮き楽栽培法とは
水稲育苗におけるかん水や運搬作業等が省力化でき,育苗施設遊休期間も有効に活用できる「浮き楽栽培法」を開発しました。
育苗箱を発泡スチロール板に載せ,育苗箱の重みで底面部分だけ浸水するように簡易プールに浮かべて栽培するので,かん水が不要であるうえ,船のように育苗箱を移動できます。
また,水稲育苗が終われば,同じ設備で葉菜類の栽培もできます。
特徴と効果
縦61×横92×高さ2.5または3cmのフロートに培地を入れた水稲育苗箱を3箱載せ,これらの自重で箱底面のみが浸水した状態でプールに浮かばせて栽培します。
育苗箱底面が常時浸水しているので,かん水作業が不要です。
浮かんで水平を保つので,地面の均平な整地も要りません。
資料
- 水稲育苗編 (H29.10改訂)
- 平置き無加温水稲育苗編
- 葉菜類栽培編 (H29.10改訂)
- トマト育苗編(ver.3)
◆パネル
- 浮き楽栽培法による水稲育苗と葉菜類栽培技術(2014年)
発表(論文)
「半浸水フロート式栽培法」による水稲育苗の省力・低コスト化. 広島県立総合技術研究所農業技術センター研究報告89: 1-8
技術に関するお問い合わせ
農業技術センター技術支援部 (担当:栽培技術研究部)
〒739-0151 広島県東広島市八本松原6869
TEL 082-429-0522
FAX 082-429-0551
E-mail ngcgijutsu@pref.hiroshima.lg.jp
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