【第2弾~学校生活とジェンダー編】「男だから」「女だから」の思い込みの解消に向けて!『わた生きゼミ』を開催しました。
「文系・理系に性別って関係なくない?」「男子も女子も同じように制服選べるようになればいいじゃん!」
思い込みの解消が未来を拓く~学校生活とジェンダー編~
実施内容
日時
2回目:令和4年11月12日(土曜日)10時00分~12時00分
会場
進行役
大須賀 あい(おおすが あい)さん
(編集者・ライター,令和3年度わたしらしい生き方を選択するためのワークショップ交流会「アスリートとして活躍する女性の『わたしらしい』生き方」ファシリテーター)
参加者
10代~20代の高校生・大学生 12人
(集まったのはこんな人たち)
※発言内容等をグラフィックレコーディングにより見える化
(グラフィックレコーダー:住田 桃子(すみだ ももこ)さん)
プログラム・1日目
課題提起と自己紹介
進行役の大須賀 あい(おおすが あい)さんから,日本のジェンダーギャップ指数が世界と比較して非常に低いことや,大学の薬学・看護学以外の理系学部の女子在籍割合が低いこと,女子の在籍割合が高い大学でも指導的立場にある教授のほとんどは男性であることなど,高校生や大学生に関係のあるデータなどが紹介されました。
また,このゼミ内で呼んでほしいニックネーム,最近ハマっていることなどについて自己紹介
アイスブレイクでは,グループ全員の共通点探しのゲームで,初対面の緊張もほぐれました。
グループワーク(女子の見た目に求める当たり前って厳しすぎない?)
2つのグループに分かれて,学生生活やアルバイトなど身の回りで感じた,あるいは,進学や就職を考えたときに感じた「性別に関する固定観念」に関する気づきや違和感,モヤモヤを出し合い,意見交換を行いました。
※「女子が字がきれいじゃないといけない」「男はおごる人で女はおごられる人」といったモヤモヤや,
「運動部のマネージャーは女子」「女子は赤,男子は黒(青)」などの固定観念も
グループで出たモヤモヤは,最後に全員で共有
2日目
「わた生きビフォーアフター」の作成・発表
学生目線で日頃感じる性別による固定観念に対する違和感やモヤモヤを,現状(「今はこうだけど…」)と,それが解消された状態(「こんなのもいいな!」)を#ハッシュタグのタイトルにイラストを添えて,「わた生きビフォーアフター」のフリップを作成し,全員が発表しました。
「#色のイメージに縛られたくない!!」・・・男子らしい色(黒や青),女子らしい色(赤) → 誰もが自分らしい色を選べる!!
「#ボディポジティブ」・・・女子は細身であるべき → どんな体型でも素敵!
「#なぜ肌ツルツルがあたりまえ?」・・・女子だけが体毛があると驚かれる → 体毛の有無に性別は関係ない!
参加者の感想
・自分の日頃抱える「モヤモヤ」は正当なものだったんだって,自信が持てました。
・これからも少しずつ自分で変化を起こすための行動を実行に起こして,より住みやすい世の中にしていきたいと,改めて感じました。
・ジェンダーについてこんなにも詳しく同世代の人と話したのは,はじめてでした。
・最初はもっと堅苦しい感じかなと緊張していたのですが,自分の思ったことを素直に話すことができました。
・短い時間でしたが楽しく過ごすことができましたし,とても勉強になりました。
・今回参加して,自分が自分でいていいなと周りから肯定してもらえたのもうれしかった。また,自分がそんなもんだよなと思っていたことが,皆も思っていたことと同じで,違う考え方なども聞けて良かったです。
・ただお話を聞くだけなく,自らが話す場面の多いゼミ形式だったので楽しかった。
・「『学校での』ジェンダーに関すること」とテーマが絞られていて話しやすかったです。
・話す相手を少し選んでいるようなジェンダー等に関する事柄をたくさん話し合えた。
・日本のジェンダーギャップ指数はとても低く,きっと,私たちが気が付かないうちに受け入れてしまっているジェンダーに関する問題は数多く存在するのだと思いました。日本も少しずつ変わってきてはいると思いますが,まだまだこれからという状況なので,広くアンテナを張り,問題意識を持ち,声をあげていきたいです。
日頃,友人同士でジェンダーについて話す機会が少ないという方がほとんどでしたが,ゼミをきっかけに,無意識に受け入れてしまっていた思い込みに気づく”アンテナ”を持ち帰っていただくことができました。
来年1月からは,「子どもとメディア編」を開催予定です!
ダウンロード
(チラシ)わたしらしい生き方を選択するためのワークショップ\わた生きゼミ/ 思い込みの解消が未来を拓く~学校生活とジェンダー編~ (PDFファイル)(262KB)
【令和5年1月開催!】(チラシ)わたしらしい生き方を選択するためのワークショップ\わた生きゼミ/ 思い込みの解消が未来を拓く~子どもとメディア編~ (その他のファイル)(409KB)
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