「男だから」「女だから」の思い込みの解消に向けて!『わた生きゼミ第3弾~子どもとメディア編~』を開催しました。
「男の子なら外で遊ばないとね!」の言葉,「アニメに出てくるママは専業主婦ばかり…」の状況にモヤっ
思い込みの解消が未来を拓く~子どもとメディア編~
実施内容
日時
2回目:令和5年1月22日(日曜日)10時00分~12時00分
会場
進行役
片元 彰(かたもと あきら)さん
(NPO法人ファザーリング・ジャパン中国 代表理事,わた生きゼミ第1弾「男性の家事・育児編」進行役)
上山 広美(うえやま ひろみ)さん (株式会社美心家オアシス 代表取締役)
参加者
30代~50代の子育て中の親 9人
(集まったのはこんな人たち)
※発言内容等をグラフィックレコーディングにより見える化
(グラフィックレコーダー:住田 桃子(すみだ ももこ)さん)
プログラム・1日目
課題提起と自己紹介
進行役の片元 彰(かたもと あきら)さんから,子どもの性別に関する固定観念は4歳ごろから始まるという研究結果があることや,子どもの固定観念に影響を与える大きな要素に,アニメなどのメディアから発信する情報,親や周囲の大人からの声掛けが挙げられること,子どもはテレビだけでも1日に1時間程度視聴すること,「男だから」「女だから」の思い込みが少ない親の子どもは,親と同じように思い込みが少ないという調査結果があることなどが紹介されました。
また,このゼミ内で呼んでほしいニックネーム,子どもが好きなテレビ番組,キャラクターや自分が子どものころ好きだったテレビ番組,キャラクターなどについて自己紹介
アイスブレイクでは,わた生きゼミ第2弾「学校生活とジェンダー編」で好評だった,グループ全員の共通点探しのゲームを行い,「お正月にお餅を食べた」「子どものころ習字を習っていた」などの共通点を見つけ,徐々に緊張感もほぐれてきました。
グループワーク(女=家庭的のイメージを押し付けすぎじゃない?)
アイスブレイクの後は,2つのグループに分かれて,「性別に関する固定観念」に関して,テレビなどのメディアを見聞きして違和感を感じたこと,あるいは,周りの大人が言っていた,もしくは,自分が言った言葉で,なんだかモヤモヤしたことなどを出し合い,意見交換をしました。
CMなどで,家庭的の代名詞としてお母さんが使われることにモヤモヤしたり,ついつい子どもに「男の子なんだからたくさんたべないと!」「そんな格好してたら男の子と間違われるよ」と言ってしまってモヤモヤした,などの意見や感想がたくさん出てきました。
出てきたモヤモヤは,2グループ合計50以上!進行役から全員に共有してもらうと,大きく頷く参加者もいました。
2日目
「わた生き!マイベストアンサー」の作成・発表
1日目の意見交換を基に,「特にモヤモヤを感じた場面」と,次にその場面に遭遇した時に,「子どもに対してこんな声を掛けます!」という内容の,「わた生き!マイベストアンサー」のフリップを作成し,発表しました。
このほかにも,
「手芸部で本当に大丈夫?」 息子が手芸部に入りたいと聞いて,つい言ってしまった
→ 「自分が好きだと思えることを自信もってやったらいいよ!」
CMで父と息子が汗だくで帰宅して,洗濯するのは母 洗濯機は誰でも使えるのに…
→ 「汚したのは自分でしょ?自分でしんさい」
などの作品が次々できあがりました。
参加者の感想
・最近はCMなどでも,ジェンダーにかなり配慮されていると思っていたが,他の参加者の意見を聞いて,無意識の思い込みにより気づけていないところがあったと気づかされた。
・男の子を育てているが,世間一般で言われる女の子のような服装や将来の夢などがあっても,子どもの意見を応援したいと思うようになった。
・ワーク中心なので,幅広い年代の,子どもがいる参加者と楽しく交流・意見交換ができてよかった。
無意識に受け入れてしまっている,メディアや周囲の言葉でも,「あれ?」と気が付く小さなアンテナができたようです。
2月18日は「みんなの発表会」開催!
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(チラシ)わたしらしい生き方を選択するためのワークショップ\わた生きゼミ/ 思い込みの解消が未来を拓く~子どもとメディア編~ (その他のファイル)(409KB)
【2/18(土)開催!】(チラシ)わたしらしい生き方を選択するためのワークショップ\わた生きゼミ/ 思い込みの解消が未来を拓く「みんなの発表会」 (その他のファイル)(418KB)