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腸管出血性大腸菌による食中毒を防ぎましょう

印刷用ページを表示する掲載日2024年7月31日

  例年夏場には、腸管出血性大腸菌による食中毒や感染症が多く発生しています。

 手指、食材、調理器具などの洗浄・消毒をしっかり行いましょう。

 また、食品は適正な温度で保管し、加熱が必要な食品は十分に加熱しましょう。 

 食中毒に関する情報(消費者庁ホームページ) 

 【広島県における腸管出血性大腸菌感染症の発生状況について】

 広島県における腸管出血性大腸菌感染症患者の発生状況 

 【腸管出血性大腸菌とは?】

 人や家畜の腸管内に存在する大腸菌のうち、人に下痢などを引き起こすものを病原大腸菌といい、その中でもベロ毒素を産生し血便を伴う腸炎などを引き起こすものを腸管出血性大腸菌と呼びます。
 O(オー)とは大腸菌を取り巻く壁を作る成分で約180種類が見つかっており、O157はこの代表的なもので、157番目に見つかったものです。
 腸管出血性大腸菌は少量の菌でも発症し、潜伏期間は3~5日、重症化すると溶血性尿毒症症候群(HUS)を引き起こすことがあります。

 なお、この菌は、75度1分以上の加熱で死滅しますので、調理の際には十分に加熱することが重要です。

  腸管出血性大腸菌の写真  
 広島県感染症情報センターから提供

 過去の腸管出血性大腸菌O157等の食中毒事件において、飲食店で乳幼児が生レバーを喫食していた事例や、焼肉店などの飲食店や食肉販売業者が提供した食肉を、生や加熱不足で食べていた事例も報告されています。

 また、平成21年8月中旬以降、結着(食肉の断片を結着させ成型する)等の加工処理を行った食肉が原因食品とされる腸管出血性大腸菌O157食中毒が複数の都府県において広域に発生しました。この食中毒では、提供された食肉が腸管出血性大腸菌O157に汚染されていたことに加え、結着等の加工処理を行った食肉の加熱調理が不十分であったことも一因であると推定されています。

 若齢者、高齢者ほか、抵抗力が弱い方では、腸管出血性大腸菌食中毒を発症すると重症化することもあります。次のことに気を付けて、腸管出血性大腸菌食中毒を防止しましょう。
(下の厚生労働省資料やダウンロードファイルの啓発資料も参考にしてください)

ステーキの絵

【予防のポイント】

  • 食品や器具を十分に洗浄消毒しましょう。
  • トイレの後、調理前、調理中に生肉などを取り扱ったときには、しっかり手を洗いましょう。
  • 食肉を食べるときは中心部まで十分に加熱しましょう。75度1分以上の加熱で菌は死滅します。
    特に若齢者や高齢者などの抵抗力の弱い方は生肉を食べないよう、食べさせないようにしましょう。
  • 食品は適正な温度で保管しましょう。

フライパンでの熱殺菌と手洗いの絵

【参考】

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