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広島県低密度植栽育林技術体系(令和6年12月)の発行について

印刷用ページを表示する掲載日2024年12月27日
広島県では、令和6年12月に、これまでの「2000本植栽育林技術体系」を改訂し新たに1500本植栽を加えた「広島県低密度植栽育林技術体系」を発行することとしました。
 
この育林技術体系は、広島県立総合技術研究所林業技術センターが作成した「広島県現実林分収穫予想表」、「立木在庫システム」及び日本林業技術協会が作成した「北近畿・中国地方林分密度管理図」を使い、スギ・ヒノキの2000 本/ha 及び1500 本/ha 植栽(以後「低密度植栽」といいます。)におけるスギ・ヒノキの育林方法をとりまとめたものです。
低密度植栽育林技術体系は、住宅の大壁工法の普及や集成材や合板等のニーズを踏まえ、一般材の生産を目標とし、植栽本数が2000 本/ha や1500 本/ha 植栽を基本に考えることで、再造林や保育のコストを抑え、低コストで効率的な育林を目指しています。
また、低密度植栽育林技術体系と合わせて、対象林分の地位や地位指数から将来の上層樹高を知ることができるスギ・ヒノキ林目標林型早見表を作成しています。これにより、将来の収穫時の幹材積、平均胸高直径、末口径16cm 以上の採材材積※注2)、採材率、形状比、収量比数が想定でき、今後、対象林分において間伐を繰り返すのか、又はそのままの立木密度で据え置いて収穫することが有効か等、収穫と林分の健全性の両面から検討をすることができ、今後、森林を管理していく技術者の参考になると考えています。
なお、現実林分は、様々な要因からバラツキが多いため、この育林技術体系に示す管理はあくまで標準的な管理となります。使用にあたっては現実林分の状況を把握した上で、この育林技術体系に示す数値を確認しながら活用していただければと思います。
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