日時 平成20年2月15日(金曜日) 10時00分~16時40分
場所 広島県立生涯学習センター
参加者
- 平成19年度「児童生徒の心に響く道徳教育推進事業及び伝え合う力を養う調査研究事業(文部科学省委嘱)」指定校の校長及び道徳担当教諭
- 平成19年度「高等学校・中学校『人間としての在り方生き方を考える教育』実践研究事業(文部科学省委嘱)」指定校の校長及び道徳担当教諭
- 平成19年度「豊かな心を育てる地域推進事業(文部科学省委嘱)」指定地域の市教育委員会道徳担当指導主事等及び地域連携推進協議会の会長が推薦する実務担当教諭
- 各市町道徳教育推進協議会の会長が推薦する実務担当教諭
- 平成19年度道徳教育推進リーダー養成プログラム受講者
- 平成18年度道徳教育推進リーダー養成プログラム修了者
- 広島県道徳教育推進校(平成14,15,16,17年度広島県道徳教育実践研究指定校)
- 各市町教育委員会道徳教育担当指導主事等及び広島県教育委員会関係者
- その他道徳教育を推進する上で必要な者 計141名
研究テーマをクリックすると,発表資料を見ることができます。
文部科学省指定校及び市町道徳教育推進協議会の実践発表を行った。
発表の様子
参加者からの質問
研究テーマをクリックすると,発表資料を見ることができます。
文部科学省指定校及び指定地域の取組みを具体物等を提示しながら4会場で発表した。参加者は,4グループに分かれ,各会場を順番に回っていった。
模造紙やパワーポイントでの発表

授業で活用した教具等や道徳コーナーで活用した掲示物等の紹介

→模擬授業資料へ(PDF75KB)
平成19年度道徳教育推進リーダー養成プログラム受講者が4グループに分かれ,演習・模擬授業等を実施し,1年間の研修で学んだことを生かしたワークショップを行う。
- 演習 資料「組体操」をもとに,学習指導案を作成する。
- 模擬授業 養成プログラム受講者がティームティーチングで,参加者を児童役にして模擬授業を行う。
- 協議 中心発問について協議する。
- まとめ 心に響く道徳の時間にするための「発問構成のあり方」について,養成プログラム受講者がまとめを行う。
【模擬授業について】
- 対象学年 小学校 高学年
- 主題名 「ゆるすということ」2-(4)
- 資料名 「組体操」(小学校 心の元気I 広島県教育委員会)
- ねらい 「一番つらい思いをしているのは,つよしじゃなくてわたるくんだと思うよ。」というお母さんの言葉を聞いた「ぼく」の気持ちを考えることを通して,謙虚な心を持ち,広い心で自分と違う意見や立場を大切にしようとする心情を育てる。
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【演習】指導案を作成し,中心発問を考える
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【模擬授業】意思表示のカードを活用し,発言を促す
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【模擬授業】短冊や場面絵を活用した板書
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【まとめ】パネルを活用し,まとめを行う
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→講演資料へ(PDF486KB)

講師 文部科学省初等中等教育局教育課程課
教科調査官 谷田 増幸
演題 「これからの道徳教育教育の在り方について」
内容
はじめに
実践発表から学ぶ
1 教育課程の改訂に係わって
- 現行学習指導要領の理念とそれを実現するための具体的な手立て
- 学習指導要領改訂の基本的な考え方
- 教育内容に関する主な改善事項-道徳教育の充実ー
- 各教科・科目等の内容 -道徳教育-
i改善の基本方針
ii改善の具体的事項
2 道徳教育を進めるにあたって-【事例】から学ぶ-
アンケート協力者122名
本日の協議会は,自校又は貴管内の道徳教育の推進に向けて参考になりましたか。

協議会の内容で,特に参考になったこと
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実践報告 |
- 規範意識を育てるということが分かりやすく整理してあり,道徳の時間と体験をどう関わらせていくか,我が校でも取り入れることができそうな気がした。
- 市町の道徳教育推進協議会が有効に機能している実践であった。近隣校の小中学校の連携,地域との連携を道徳教育と関連させていることは参考になった。
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ポスターセッション |
- 校種外,とりわけ高校での取組みに新鮮さを感じた。内容的には,小学校にも取り入れていけるところもあり,自校でも,本校らしさを入れ,工夫しながら実践していきたい。
- 甲山中学校の地域の文化や人材を活用した取組みは,子どもたちが身近に感じられることなので,興味や関心をもたせるのに効果的だと思った。
- 各資料がA4判2枚にまとめてあり,短く,ポイントがわかりやすい資料であった。この資料があるので,提案のポイントが伝わってきた。「光っ子シートきらり」はとてもよいアイディアで,児童の意識を見取るために役立つ。
- 短い時間だったが,4校の実践に学ぶことができてよかった。特に,阿賀小学校の発表では,いかに家庭・地域との連携を図っていけばよいかが大変参考になった。
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ワークショップ |
- 模擬授業は,実践に生かせるので,子ども役でも教師役でも,行って見ることで得るものが大きいと感じた。今後取り組んでいきたい。
- 指導案作成の中で,様々な方からアイディアをうかがい,グループの方と話し合うことが楽しかった。また,授業後に参加者からも「中心発問が明確でなかった」,「一つの問いに明らかにすべきことが複数含まれていた」などの意見をいただき,今後生かしていきたい。
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講演 |
- 学習指導要領の改善で重視すべきことや具体的事項についてわかりやすく説明していただいたので,研修を深め,学校全体として取り組むべきことや各学年での重点を踏まえ,来年度の年間指導計画を作成したいと思った。
- 今後,道徳教育の全体計画,構想,年間カリキュラムを,答申を受けて見直す必要性を感じた。自立心,自律性,生命を尊重する心の育成を共通する重点として押さえ,本校では,人間関係を築く力を柱にした道徳教育の構想が必要であると感じた。
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