令和3年10月11日、会見を行い感染状況がステージ1と判断し、今後も安定的に警戒基準値4.0を下回る見込みであるため集中対策を令和3年10月14日で終了することとしました。
7月後半から見られた感染拡大も、ようやく収束しつつあります。事業者の皆様、県民の皆様のお一人お一人が緊急事態宣言後も引き続き対策に取り組んでいただいたことで、感染者を着実に減少させることができました。
皆様の取り組みに心から感謝申し上げます。ありがとうございます。
感染の減少局面について、 これまでシミュレーションを実施し、例えば9月の連休の影響といった様々な要素を考慮するなど、慎重に状況の分析を行ってきました。9月の3連休の影響も危惧していたほどは大きく表れておらず、直近1週間の人口10万人あたり新規報告数は概ね、シミュレーションで想定し、10月10日に、県独自警戒基準値である、4.0を下回りました。
感染状況はステージ1であると判断し、今後も安定的に4を下回る見込みであるため、予定どおり10月14日をもって集中対策を終了します。
集中対策終了に伴い、つぎの要請は解除・緩和します。
重点区域をはじめとした事業者の方には、集中対策期間も要請にご協力いただき、心から感謝申し上げます。そして、県民の皆様も、抑え込みへの対策に取り組んで頂き、ありがとうございました。また、積極ガード店ゴールドについては、認証手続きが殺到してお待たせしている状況ではありますが、集中対策終了後も随時、取得申請を受け付けます。
今後も、県として、認証店での飲食店利用を推奨してまいりますので、ぜひ取得いただき、対策しているお店であることをPRして頂ければと思います。なお、県民向けの旅行割引プランについては、準備が整い次第、近日中に発表します。
行政として、積極的な調査による新規感染者の囲い込みは、全力でやってまいりますが、同時に、今後みなさんがどのような対策、行動を行うかが感染拡大へ大きな影響を与えます。
ワクチン接種が進み、効果も見えてきたところではありますが、当面は、継続的な感染対策の徹底によって、感染状況を低いレベルで状態を維持します。その間に、ワクチン接種率を高め、その効果を上げていきます。感染拡大をさせない、もしくは出来るだけ低く、緩やかなレベルに抑えることで、強い行動制限をしない状態を長く維持してまいります。
なお、ワクチン接種率については、全世代で高めていく必要があります。特に、若者の接種を促進するため、その施策を現在検討しているところです。
こちらは、継続的な感染対策の徹底と、ワクチン接種率の向上の効果についてのシミュレーションです。
左の図は継続的に下記の感染対策を徹底した場合です。
赤色の線に比べ、黄色、青色と、ワクチン接種率が向上するほど、感染拡大を抑え込みやすくなるシミュレーション結果となっています。しかし、それは皆さんの行動によってその効果が大きく変わってきます。
右の図は、左の図に比べて、感染対策が緩んだ場合のシミュレーションです。左の図とワクチン接種率が同じ状況でも、感染拡大が起こりやすくなるシミュレーション結果となっています。こういったことから、継続的な感染対策の徹底と、ワクチン接種促進の両輪で、感染拡大を極力抑え込み、強い行動制限をしない状態を、維持することが重要だと考えています。
こちらは東京大学合原教授等の感染症数理モデルです。
感染拡大は、
に依存する公式になっています。
行政での積極的疫学調査や、県民のみなさまの積極的な検査受検により、検査による隔離率を上げ、継続的な感染対策の徹底により感染率を下げ、ワクチン接種率をあげていくことで、この式の数値は小さくなり、感染拡大を抑えることができます。そうすることで、人出の制限のような強い措置により、「感染に関与する人口」の数値を強く下げる必要がなくなります。
これまでの内容を踏まえ、皆様への要請です。継続的な感染対策の徹底をお願いします。
具体的には、マスク着用、手洗いなどの基本的な感染対策をお願いします。マスクを外すシーンでは、感染のリスクがあるからこそ、飲食を楽しむ際には積極ガード店ゴールドをはじめとした対策が取られたお店で節度をもって楽しんでください。
風邪も増える季節ですが、何か体調に不安があるときや、または何か心当たりがあるといった場合には積極的に受診・受検をお願いします。
また引き続き感染拡大地域への往来は慎重に判断してください。加えて、積極的なワクチン接種をお願いします。特に他の年代に比べて、接種率の低い若年層は、接種をお願いします。
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