令和6年6月28日(金曜日)13時00分~16時30分
(主会場)
北部会場:広島県三次庁舎第3庁舎601会議室
(サテライト会場)
東部会場:広島県尾道庁舎第3会議室
西部会場:広島市まちづくり市民交流プラザ(ひと・まちプラザ) ギャラリーA・B
オンライン:Zoom
本講座は県内3会場同時開催のため、開講挨拶は北部会場から全会場へ配信しました。オリエンテーションでは、講座全体のねらいや講座修了後の地域学校協働活動コーディネーターの目指す姿、身に付ける資質・能力について説明しました。その後、学習履歴をデジタルで証明する「オープンバッジ」についての説明をしました。本講座も、今年度からオープンバッジ発行の対象となる研修です。修了証と同様、全3回の研修を集合・対面で修了された受講者の方(第1回はオンライン受講可)で、オープンバッジの受領を希望される方に、発行いたします。具体的な受領方法や活用方法は、第3回の講座の最後の事務連絡で詳しい説明を行います。
広島県教育委員会事務局生涯学習担当部長 重森 栄理
本養成講座に参加された受講者の皆さんに期待することについて、広島県教育委員会の取組をもとにお話をしました。人を育て、地域を育てる「地域学校協働活動」に欠かせないのは、当事者意識を持って学校・子供をめぐる教育課題に取り組む大人の存在で、より多くの地域住民に意識を持って参画していただくことが必要です。県教育委員会が作成した、コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的推進を進めるキャッチフレーズ「ともにつくるミライ」のもと、受講者の皆さんと、共に学びを創り、全3回の養成講座が、学校、地域、行政が手を取り合い、将来を担う子供の育成に関わるきっかけとなることを期待しています。
講師:国立教育政策研究所 総括研究官 志々田 まなみ
講義の様子は北部会場から、東部・西部の各会場へオンラインで配信しました。
講義では、コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的推進の要となる、地域学校協働活動コーディネーターの役割と意義について、分かりやすくお話をしていただきました。例えば、子供たちを取り巻く環境や学校が抱える課題は複雑化・多様化する中で、先行きが見えない時代を生き抜く力を子供たちに育むためには、地域社会との良質なつながりや、信頼できる多様な大人との豊かな関わりを、全ての子供にどこででも効果的に届けられる仕組みが重要であることを教えていただきました。そして、地域学校協働活動コーディネーターの存在が重要で、受講者の方には、御自身の実践等を振り返りながら、地域学校協働活動コーディネーターの意義と役割を学んでいただきました。
演習では、「子供たちが抱える課題」や「その課題解決のためにできること」について、個人で考えた後に、グループで熟議を行いました。立場の異なる方同士で協議を行ったことで、新たな視点や考え方の発見につながったり、子供たちの課題の解決に向けて情報共有を行うことが大切であることに気付いたりするなど、受講者の方にとって有意義な熟議の時間となりました。
広島県教育委員会事務局義務教育指導課 指導主事 山口 悠
広島県立生涯学習センター 社会教育主事 大屋 裕幸
様々な社会背景等により、多様な課題を抱える子供たちが多くいます。その中で、一人一人の児童生徒を理解し、対応することが重要です。この熟議演習では、具体的な事例についてのケーススタディを通して、児童生徒が抱える課題の背景や児童生徒への対応の仕方をグループで協議しました。実際に関わる児童生徒をイメージしながら、それぞれの立場から多様な視点で話し合うことで、児童生徒理解を深める熟議演習となりました。
第1回は理解促進研修も兼ねており、168名の方に受講していただき、どの会場も活発な意見交流や議論が展開されていました。
地域学校協働活動コーディネーターとして、一人でも多くの方が地域と学校をつなぐ要として、その役割を果たすことができるように、第2回・第3回の講座案内をしました。
北部会場に来られていた、第2回の講師の円光歩さんから、受講者の皆さんに次回の研修に向けて一言メッセージをいただきました。
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