上級研修 | ||
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第一回 | 講義「生涯学習と社会教育の動向とこれからの生涯学習・社会教育関係職員に求められること」 | 講義・演習「生涯学習振興・社会教育行政における施策推進に必要な能力とは」 |
【内容】 講義 (1) 生涯学習振興行政と社会教育行政 (2) 生涯学習振興・社会教育を取り巻く社会的背景 (3) 新しい時代の計画の在り方 (4) 学校,家庭,地域の連携の推進とコーディネート (5) ネットワーク形成とその診断 |
【内容】 講義 (1) 生涯学習振興・社会教育推進をはかるとは (2) 社会教育における指導者・支援者論 演習 (1) 自分の仕事上の課題を見つける。 (2) 同じ課題を持つ受講者が集まり,グループをつくる。→テーマ設定 |
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第二回 | 講義・演習「生涯学習・社会教育の現状と課題把握・分析,施策及び施策の方向性設定」の力を高める。 | |
【内容】 講義 (1) 改めて生涯学習と領域としての社会教育・・・その理論と実態 (2) 課題把握と分析 演習 (1) テーマに関わる項目の洗い出しと関連付け (2) 上級研修の個別目標設定とプロセスを構想 |
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初級研修 | ||
第一回 | 開講式・オリエンテーション | |
講義・演習 「今後の生涯学習振興と社会教育の在り方」 | ||
【内容】 ・生涯学習と社会教育の関係 ・生涯学習・社会教育関係法令・答申 ・今後,社会教育が果たすべき役割 【受講者の感想】 「これから目指さなければいけない視点がよく分かり,大変役に立ちます。事業に生かしていきたいです。」 「『成人学習にはしっかりとした目的があって初めて成果がある。』ということが,よく分かりました。また,基本を学習していくことの大切さを感じました。」 「動機付け,目標を持つことなくして,事業の取組はできないと思いました。」 「生涯学習の基礎部分の説明が分かりやすかったです。」 「政府の方針や関係法令をすべて理解しておく必要性を再認識しました。」 「生涯学習と社会教育の関連性がよく分かった。」 |
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講話・意見交換 「生涯学習・社会教育関係職員への期待」社会教育の現場から~やりがいと 楽しさ~ | ||
【内容】 東部会場講師:海田町教育委員会生涯学習課課長 青木義和 広島市草津公民館社会教育主事 村上善政 西部会場講師:尾道市中央公民館館長 金本裕之 福山市松永生涯学習センター社会教育主事 渡邊直子 それぞれの会場で2名の講師をお迎えして,これまで仕事に携わってこられた中で,がんばってこられたこと,少し失敗したこと,やりがい,仕事の楽しさなどを中心にお話していただきました。その後,意見交換をしました。 【受講者の感想】 「具体的な内容が多く関心が持てました。」 「公民館職員の意欲と苦労を垣間見ることができ,今後の参考になりました。」 「講師の方の日々の実践を詳しく聞くことができ,今後の業務への意欲につながりました。」 「現場で働く職員の意見は,大変参考になりました。」 「発表場面が設けられており,他の人の思いや気持ちを聞くことができてよかったです。」 「他市町とのやり取りで,同じように困っていること,それに対応するヒントなど,いろいろな話ができてよかったです。」 |
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講義 「生涯学習・社会教育関係法令・答申・動向の理解」 | ||
【内容】 ・仕事の根拠となる生涯学習・社会教育関係法令等の概要の理解 「生涯学習振興・社会教育行政の根拠は・・・」 「生涯学習振興・社会教育行政の主な関係法律」 「行政組織に関する法律」 「社会教育に関連する法令」 「生涯学習振興・社会教育行政の基礎資料」 ・生涯学習・社会教育行政の方向の理解 「社会は大きく変化し続けています。」 「変化の時代に,どんな力が必要か。」 「そのために,生涯学習振興・社会教育行政は,何をしなくてはならないか。」 【受講者の感想】 「初級者に分かりやすい内容であり,基礎知識を得ることができました。」 「社会教育関係法を上手に使って説明し,方向性を示せば説得力を増すことになることに納得しました。」 「難しい内容でしたが,資料や説明がよかったため,分かりやすかったです。」 「事業内容をふり返ることができました。」 |
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講義 「学習支援者としての情報収集・活用の基礎」 | ||
【内容】 ・住民の学習活動を支援するための情報収集・活用についての理解 「学習支援者としての役割とは・・・」 「関係する法律」 「収集する情報の内容及び収集する資料」 「学習情報の提供及び提供の方法」 「広報の方法」 【受講者の感想】 「日ごろから情報収集をしておくことが大切だと感じました。(特に地方紙等での人材に関して)」 「事業内容をふり返ることができました。」 「情報収集の方法について,今後,活用できると思いました。」 「情報収集に図書館を利用というのが,目からうろこでした。同じ施設内にあるので,活用したいと思います。」 |
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第二回 | 講義・演習「学習プログラム開発の理論と手法」「学習プログラム開発の実際」 I 個別事業計画作成(事業名,目的,対象等) | |
【内容】 講義 (1) 社会教育の基本 (2) 学習プログラムとは 演習 (1) 各グループのテーマ設定 東部会場グループテーマ:Aまちづくり,B家庭教育,C家庭教育,Dまちづくり 西部会場グループテーマ:A家庭教育,B青少年育成,C家庭教育,D青少年育成,E青少年育成 【受講者の感想】 「今後,ねらい・目標などを整理して,プログラム作りをしていきたいと思います。」 「プログラミングしていく上で,意識する点が理解でき,今後の業務に生かしていきたいです。」 「法律や現状が変化している点を学び,今後の業務に反映できたらと思います。」 「楽しかった。宿題,がんばります。」 |
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演習 「県内の生涯学習振興・社会教育にかかわる事例について分析」 | ||
【内容】 事例発表者 東部会場 広島市舟入公民館主事 高尾暢子 西部会場 福山市教育委員会社会教育振興課社会教育主事 藤本長生 「もっと聞いてみたいところ」「参考になったところ」「自分ならこうすると考えるところ」に視点をおき,事例発表を聞いた後,グループで話し合いをしました。 グループで話し合ったことを発表し,聞きたいことについては発表者に答えてもらいました。 【受講者の感想】 「活動の場を提供するだけではなく,実際に活動に参加し,一緒に楽しめる事の重要性や行政が全て方向づけするのではなく,市民に主体性を持たせていくことの大切さを学びました。」 「楽しんで業務に取組まれている様子が伝わってきました。必要課題のとらえ方と発想の転換の大切さがよく分かりました。」 「プログラムが緻密で大変参考になりました。これからプログラムを作っていく上でありがたいです。」 「まず,地域をよく知ることが大切だということが分かりました。」 「身近なところにもプログラムのヒントがあることが分かりました。」 |
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第三回 | 演習「学習プログラム開発の実際」 II 個別事業計画(プログラム展開)と学習展開計画作成 | |
【内容】 学習プログラムの作成(各グループで) 【受講者の感想】 「初めてのプログラム作りにとまどいましたが,グループ内で様々な意見を出し合いながら,学習プログラムができあがっていく過程で,難しさの中に楽しさを感じることができました。」 「プログラムを作成する上で活動のねらい,学習目標,評価方法まで計画することの重要性を改めて感じました。」 「グループで共同作業することをとおして,プログラム作成の手順やポイントを学ぶことができました。」 「本当にできればいいと思うようなプログラムができ,少し自信がつきました。」 「みんなで意見を出し合って,1つのものを作り上げるという,企画していく楽しさを感じられたのでよかっ たです。」 |
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演習「作成した学習プログラムへの評価」 | ||
【内容】 (1) 学習プログラムの発表 (2) 質問 (3) 相互評価 ・発表に対してグループで評価 (4) グループで出た評価の発表と応答 (5) 講師,支援者から助言 【受講者の感想】 「他の班のプログラムの発表を聞いたり,自分たちのプログラムに意見を出してもらったりしたことで,気づくことが多く,考えを深めることができました。」 「発表後すぐに的確なアドバイスをいただけたので,より深く学ぶことができました。」 「相互評価の際には『よいところ』を見つけられるようになりたいと思いました。」 「日頃,目の前の業務に追われており,ふり返りをする機会,また,多方面からの意見交換,情報収集を行うことができたのは,一番の収穫だったと感じています。」 |
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演習 「個別事業計画(プログラム展開)と学習展開計画作成(リデザイン)」 | ||
【内容】 講師,支援者,他グループからの助言,評価を受けて,学習プログラムの見直し。 【受講者の感想】 「ねらい→目標→評価の流れの重要性に気づきました。」 「基本的なことをていねいに教えていただき,『慣れ』で企画した事業を実施してきたことを反省しています。」 「学習プログラムが,討議を重ねるごとに,よい方向に進化している気がした充実した一日でした。」 「学習プログラムの開発を実際やってみて,よく理解できました。」 |
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第四回 | 演習「学習プログラム開発の実際」 III まとめと発表準備 | |
【内容】 学習プログラムの作成(各グループで) 【受講者の感想】 「今まで,おもてなし型の講座づくりを考えていたように思います。参加者が求めてくる,参加して楽しめる,お互い楽しめる,喜ばせられることを基本において,講座をつくっていきます。」 「『プログラムを実践してみたくなった。』気がしてきます。この学習を仕事にいかしていきたいと本当に思います。」 「実施可能なプログラムができました。」 「日頃の業務の中で気づいていなかったことに気づき,忘れてしまっていた基本を思い出すことができました。」 「プログラムを作成していくためには,いろいろな知識や人脈等が必要だと改めて感じました。」 |
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演習 「作成した学習プログラムの発表及び評価」 | ||
【内容】 (1) 学習プログラムの発表 改善点や新しく作成した部分を中心に発表 (2) 質問 (3) 相互評価 ・発表に対してグループで評価 (4) グループで出た評価の発表と応答 (5) 講師,支援者から助言 (6) 講師支援者から,今後に向けての助言 (7) 研修全体のふり返り 受講者の感想】 「プログラム作成は,前段のねらい,目標づくりがいかに大変かがよく分かりました。また一度具体的な内容を組むと軌道修正が難しいことも分かりました。」 「それぞれのグループの学習プログラムの発表を聞いて,みんなすごいなあと思いました。学んだことを自分の仕事に生かそうと思いました。」 「発表,評価することで,新たな発見ができたのがよかったです。」 「相互評価の中で,視野が広がることがありよかったです。」 |
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閉講式 |