平成26年度「ワクワク学び隊」エントリーチームの代表者が放課後子供教室で活動する意義やお互いの活動 を交流し合う中で,自分たちの活動が社会的に意義のあることを再確認し,今後の取組の参考にする。
また,放課後子供教室コーディネーター等研修会と兼ねることにより,市町担当職員やコーディネーターに大学生ボランティアチーム「ワクワク学び隊」派遣の目的や活動内容を知らせ,放課後子供教室の活動内容の充実・活性化を図る。
広島県教育委員会
平成27年3月5日(木曜日)13時00分~16時30分
「ワクワク学び隊」登録チーム 38名
登録チーム所属大学関係者 1名
放課後子供教室コーディネーター等関係者,市町放課後子供教室推進事業担当者等 28名 合計67名
広島県庁 本館6階講堂
演題 「子供を育むということ」
講師 前府中町教育委員会委員長・元府中町立府中中央小学校長 藤原凡人
この講演では,講師がこれまで学校において多くの様々な子供たちと関わってこられた経験に基づき,子供を育むという視点で話をしていただきました。子供たちの育っている社会背景,教育について,また,放課後子供教室の意義や子供たちへの関わり方(活動への価値付け,意味付け,評言すること)など,様々なエピソードを交えながら御教示いただきました。
参加者からは,「子供の学びには様々なものがあり,ワクワク学び隊での活動もその1つであることが分かりました」「現在の子供の姿や,そこに関わっていこうとする大人が何を考えていくことが必要なのかなどについて,改めてじっくり考えることができました」「大変心にしみこむお話でした。活動にも生き方にも生かしていきたいと思いました」等の感想があり,参加者の皆さんはたくさん元気をいただくことができました。
体験発表者
メイプルみっつ副代表 広島大学 相原玲奈
おのぶん代表 尾道市立大学 橋本亜由奈
今年度,新たな取組として,「ワクワク学び隊」に,子供のニーズを踏まえた活動を企画する力を身に付けてもらうために,モデル的に2チームが市町の協力のもと,子供たちとの意見交換の場を設け,活動を考え,子供たちへ提供しました。東広島市三ツ城コミュニティハウスでの「メイプルみっつ」の取組と,三原市さぎうら放課後子供教室での「おのぶん」の取組について,体験発表を行いました。「人数が多い子供たちのニーズをつかむにはどうしたらいいか?」「幼稚園から小学校6年生までがみんなで楽しめる活動とは?」など,コーディネーターと連携しながら取り組んだ様子を話していただきました。
参加者からは,「学校の規模によって全く違ったが,どちらも子供の意見を聞き,ニーズに合わせて活動していました。私たちも今後取り入れたいと思いました」「コーディネーターさんとの連携の大切さを知りました。子供たちが満足できる活動を目指したいです」「今までのワクワク学び隊とは違う,子供のニーズを踏まえた活動は新鮮でした」「教室や子供の実態,ニーズを踏まえての活動,感謝しています」等の感想がありました。取組の成果を共有できる場となりました。
〇ワクワク学び隊の取組紹介リーフレットはこちらから (PDFファイル)(2.46MB)
演習では,「ワクワク学び隊」参加チームと放課後子供教室関係者がグループになり,各教室関係者が午前中の研修で作成した企画シートの内容について提案,交流を行いました。そして,グループごとにその中の1つを選び,工夫・改善を行い,「ワクワク学び隊」参加チームの可能性を引き出すことのできる特色ある活動を企画していきました。その後作成した企画シートを他のグループへプレゼンする形で「全体交流」を行いました。
これらの活動を通して,教室関係者にとっては,ワクワク学び隊を身近に感じる場となりました。また,大学生にとっては自分たちの活動についてアピールし,共に活動内容を練り上げていく経験の場となりました。
〇チーム紹介資料はこちらから (PDFファイル)(3.56MB)
〇各グループの成果物はこちらから (PDFファイル)(330KB)
前府中町教育委員会委員長・元府中町立府中中央小学校長 藤原凡人
講師より,今回の研修についてまとめをしていただきました。
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