【西部会場】平成30年12月6日(木曜日) 12時15分~16時30分 広島県庁本館6階 講堂
【東部会場】平成30年12月13日(木曜日) 12時15分~16時30分 広島県福山庁舎第3庁舎8階381,382会議室
<西部会場>
<東部会場>
ファシリテーターの方「私の『親プロ』~体験談から学び合う,やりがいと技術~」
家庭教育担当者の方「今年度の取組状況と今後のファシリテーターの養成・活用に向けて」
実践交流ワークシート (Wordファイル)(44KB)
<西部会場>
アイスブレイク
交流
発表
持参アイテム等
<東部会場>
アイスブレイク
交流
持参アイテム等
最初にアイスブレイクとして,じゃんけんゲーム(ハッピーセブン)を行いました。じゃんけんゲームでは,2人一組でじゃんけんし,2人が出した指の合計が「7」になったらOK,というルールで盛り上がりました。
実践交流は,グループに分かれて進めていきました。最初のグループは,ファシリテーターと家庭教育担当者が分かれ,同じテーマで話しやすいようにしました。グループの中で「自分の憧れの人」を出し合いながら,自己紹介をした後,ワークシートの視点に沿って交流していきました。
ファシリテーターの方は,「私の『親プロ』体験談」「工夫していること・持参したアイテムについて」等の視点で交流しました。
小さな布きれを息で吹き上げて高さを競うゲーム,動物の絵を皆で描いていくゲーム等,取っておきのアイスブレイクが,実際の講座での参加者の反応も含めて紹介されました。手作りの温かみのあるおもちゃや自己紹介絵本を紹介した方もいました。
打合せをしっかりと行うための「打合せシート」,大規模な講座で利用するパワーポイント,講座ごとに決めたテーマ(「輪」「ホタル祭り」等)に沿って話し合い方やまとめ方をデザインしていくという工夫等も紹介されていました。
家庭教育担当者の方は,「私の市町の『親プロ』に関する取組」「取組を行う上での課題・他の市町担当者に聞いてみたいこと」「今後のファシリテーターの活用に向けて」等の視点で交流しました。
市町で独自に作成した講座案内のリーフレットや,ファシリテーター養成講座の広報チラシ,ファシリテーターの定例会で使用したレジュメ等が持ち寄られました。最近増えている外国の方への対応や,「親プロ」講座の場を開拓していくための広報,県との連携等についても話し合われていました。
後半は,グループのメンバーを変えて,ファシリテーター,家庭教育担当者一緒に交流を行いました。
最後の全体共有では,交流の中で印象に残ったこと等を紹介してもらいました。
・他市町のリーフレットに刺激を受けました。
・複数のファシリテーターが「メイン」「サブ」の区別なく役割分担して,皆で講座を作り上げていくのは良いなと思いました。
・もっと「親プロ」を浸透させるために,学年に応じた実施機会を設ける必要があると思いました。
・親が集中できるように,託児つきの講座を開催できればと思いました。
・外国の方,障害を持つ方にも楽しく参加してもらうために,外国語ボランティア,手話ボランティアを手配する等,日頃の情報収集やネットワークづくりが大切だと思いました。
休憩時間には,持ち寄ったアイテムを展示し,自由に見られるようにしました。
参加者は,成果や課題を発信しあい,市町を超えて,ネットワークづくりを行うことができました。
演題:「親自身の力を高めるためのファシリテーションを考える」
講師:臨床心理士,NPNC認定ファシリテーター,NPNC認定トレーナー 高見 知日子
<西部会場>
<東部会場>
高見先生から,カナダで行われている親教育プログラム「NP=Nobody’s Perfect(完璧な親なんていない!)」の考え方を踏まえ,参加型学習やファシリテーションについてお話いただきました。NPは,ファシリテーターが存在し,親がグループの中で互いの体験や不安を話しあうことによって,子育てのスキルを高め,自信を取り戻していく等,多くの「親プロ」との共通点があります。
まず,模造紙に描いたドーナツの輪の中心に参加者の共通点を,輪の中に相違点を記入しながら,お互いを知りあう「同心円」という手法を学びました。
次に,「LD(学習障害)を持つ有名人」のクイズから,話し,わかちあい,現実場面への応用を考えるワークを行いました。
その後も,グループで話したり,全体共有したりしながら,参加型学習の意義や参加型学習の4つの要素,ファシリテーションの技術等について,体験的に学ぶことができました。
最後に,子育て・子育て支援を取り巻く状況が時代とともに変化する中,「親プロ」講座を通して関わる親たちが今,どのような状況に置かれているか,臨床心理士として,日々,課題を抱える親子に向き合っておられる先生からお話いただきました。
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