平成29年4月26日(水)15:20~16:10
県立廿日市高等学校 /1年生1~7組 計281人
教材:31 あなたならどうする,どう考える?~親として,地域の一員として~
メイン:米田珠美 若林斉子 田村雅恵 小濱樹子 松浦美都子 石本智香子 久光千登勢
サブ:磯部ひとみ 来栖美代子 田中由紀子 西田弘展 畑中和子 永谷紀美子 名本啓子
県立廿日市高等学校において,1年生の7クラスで「親プロ」講座が実施されました。府中町と廿日市市の「親プロ」ファシリテーターが連携・協力して講座を実施しました。
各クラス5~6人グループを8つ作り実施しました。50分という限られた時間で行うため,休憩時間から教室に入り,掲示物等の準備を行いました。
授業開始のチャイムが鳴り,ファシリテーターが進行を始めました。はじめに自己紹介を行い,ジャンケンを使ったゲームや手遊び等でアイスブレイクを行いました。
次に,教材のめあて,「親プロ」の3つの約束+パス有りを確認しました。
その後,ショッピングセンターでのエピソードをもとに「問い」について考えました。まず,自分の考えを各自がワークシートに記入し,グループで意見交流を行いました。
問いに対してなかなか自分の考えを記入できない生徒もいましたが,「良いことを書く必要はないよ」「本音で書いてね」などのファシリテーターの声掛けがあり,問いが進むにつれ,いろいろなアイデアや意見など,正直な気持ちを記入できるようになっていきました。
「将来大人になった時,親として地域の一員としてどのように子どもに関わっていきたいか」の問いについてはラベルワークを活用し,考えました。「親として」「地域の一員として」とそれぞれについて考え,色の違う付箋紙に記入していきました。各自が記入した付箋紙を,グループで交流しながら模造紙に貼っていきました。いくつかのグループのまとめたものを発表してもらいました。「親として」では,「愛を持って,いいことはしっかりとほめ,いけないことはしっかりしかる」「本人がやりたいことをサポートしていきたい」などの意見がありました。「地域の一員として」では,「子供たちが安心して過ごせる地域をつくる」「普段から積極的に声をかける」などの意見がありました。
50分間という短い時間でしたが,自分自身でしっかりと考えたり,グループの仲間の意見を聞いたりする中で,自分の将来のことや親のこと,どんな地域にしていきたいかなど,様々なことを考えるきっかけになったと思います。
・自分が親や地域の一員だったら何ができるか,何がしたいかなどたくさん話をしたり,考えることができたので良かったです。
・自分だけ,自分の子どもだけではなく,広い視野で考えていくことが大切だと思いました。
・高校生の今でも,地域の一員として「あいさつ」などができると思うので実践していきたいです。
・親というのはとても大変なんだと思いました。今まで育ててくれた両親に感謝したいと思いました。
・お互いの意見を出し合うことで,より考えを深めることができました。
・柔軟な思考,ユニークな意見に感心させられました。また,みんな気持ちが優しく,思いやりが感じられ,うれしい気持ちになりました。
・自分の親が自分に対してどう関わってくれたかを思い出したり,これから自分がどんな親や大人になるのかを考えたりする良い機会になったと思います。
・付箋紙の使い方が上手で,模造紙に貼りきれないほどたくさんの意見が出ました。
・準備のために教室に入ると,気持ちよく挨拶をしてくれる生徒が多く,和やかな雰囲気で講座を行うことができました。