平成30年6月27日(水) 10:30~11:30/神石高原町シルトピアカレッジ図書館
神石高原町地域子育て支援センター「油木おひさま広場」/6組の親子
岡本 由姫美
神石高原町地域子育て支援センター「油木おひさま広場」で「親プロ」を活用した講座が開催されました。
「油木おひさま広場」は,子育て中の方が親子で気軽に立ち寄れる交流の場で,毎週火・水・土曜,午前10時から午後3時まで神石高原町地域子育て支援センターを会場にして開かれています。年間を通じて,親子ヨガ・ピラティス等,様々な楽しいイベントも開催されています。
この日は,1歳半から2歳の子供と親,合計6組の参加となりました。
最初に,ファシリテーターが軽く参加者に声掛けをしたあと,自己紹介をし,「3つの約束」について説明しました。参加者はリラックスした様子で,うなずきながら聞いていました。
次に,アイスブレイクを行いました。「あなたのお名前は?~○○です。~あら素敵なお名前ね」と歌に合わせて参加者が自己紹介をしていきました。
その後,ファシリテーターは教材を配り,1ページ,4ページ,2・3ページの順番で説明していきました。
「子供は絵本を通して自分以外のことを体験することができる」など,ファシリテーターは,読み聞かせの必要性を分かり易く伝えていき,図書館等はいろいろな本に出会う機会を得ることができる大事な場所であることを紹介しました。
参加者は,真剣に耳を傾け,本とのふれあいがとても大切であることを学びました。
その後,読み聞かせをする上での困りごと等を参加者に順番に話してもらいました。
「子供が本を舐めたり,食べてしまう」という困りごとに,ファシリテーターは,「感触を確かめているのかも知れませんね」と,持参した絵本を紹介しました。その本は濡れると色が変わる素材でできていました。他にも手縫いの本,小さな子供が危なくないように角が円く加工された本等,いろいろな本が紹介され,参加者は興味深そうに手に取っていました。
最後に,ファシリテーターのおすすめの絵本の読み聞かせがありました。
「いーれーて」は,組み合わせと変化が楽しめる絵本で,子供たちが何人か絵本に近づいてきました。
「ちょっとだけ」は,子供の成長や母親の愛情等をテーマとした絵本で,すてきなお話に参加者から感嘆の声が出ていました。
・私も絵本が好きで,もっと子供にもいろいろな絵本を選んで読みたいと思います。
・赤ちゃんはお母さんや家族の声が大好きということを知って,お話は分かっていなくても,絵本を読んであげることが大事なんだと気づくことができました。
・今のままでも良いのだな,と思うことができました。
・小さなお子さんとそのお母さんが参加者だったので,普段活用できる絵本や手作りの絵本などを紹介することができました。
・参加されていたお母さん方は,皆さん真面目に育児に取り組んでいるのが伝わってきました。様々な方法で情報を得ながら,子育てを一人でやろうと気負うことなく,上手に取り組まれているのが分かりました。