平成28年4月21日(木) 10:00~11:30
三原市ほんごう子ども図書館/保護者等16人
教材:28 おひざにだっこでおはなししましょう
メイン:南方 順子
サブ:垣内 美春
協力:ほんごう子ども図書館ボランティア 村上 招子さん
三原市読み語りボランティア,三原市母子保健推進委員
「親プロ」ファシリテーターと,三原市の読み語りボランティアとの協働による親プロ講座が行われました。講座の計画段階から,「親プロ」ファシリテーターと,読み語りボランティア,三原市教育委員会家庭教育担当者等による入念な打合せが行われ,準備が進められました。当日は,三原市読み語りボランティア,三原市母子保健推進委員,そして,世羅町から「親プロ」ファシリテーターの参加もあり,多くの関係者の協力のもとで講座が行われました。次の写真は,当日打合せの様子です。メインファシリテーターの南方さんを中心に,展開案,会場図,アイスブレイクの進行,役割分担等についての綿密な打ち合わせが行われました。
講座の初めに,メインファシリテーターの南方さんが「親プロ」主旨と約束について簡単に伝え,次にサブファシリテーターの垣内さんが,手遊びと大型絵本の読み聞かせを行ないました。お母さんのおひざの上に抱っこされている子供たちからも笑顔がこぼれ,会場が和やかな雰囲気になっていきました。
次に,0歳児の親子,1歳児の親子,2歳児の親子のグループに分かれて,各グループそれぞれに,三原市読み語りボランティアさんのセレクトによる絵本3冊程度の読み聞かせを行いました。この時,可能な子供は母子保健推進員さんが抱っこして,お話を聞いている子供の表情を親に見てもらうという試みを行いました。1,2歳児はお母さんから離れることが難しかったですが,0歳児は離れることができ,子供の表情をお母さん方にしっかり見てもらうことができました。お母さん方は,絵本はまだ早いと思っていた我が子が,絵本を見て喜んでいる表情を目の当たりにされ,驚いておられました。次に,グループ内で自己紹介を兼ねて,各自に持参していただいたいつも家で読んでいる絵本の紹介,読み聞かせを聞いている時の我が子の様子,感想などについて交流していただきました。この時の進行は世羅町から参加のファシリテーターが担当しました。グループ交流の後で全体での交流も行いました。
次に,「絵本のおばちゃんのお話とまとめ」として村上さんのお話を30分間聴きました。村上さんは,自身の経験も交えて,子どもにとって絵本の読み聞かせをすることの大切さ,方法にとらわれず無理をせず続けること,最近の研究に基づく子どもの脳の発達に関わる読み聞かせの効果,読み聞かせが家族の絆を結ぶことにつながることなどについて話されました。この時,子どもたちはお母さん方の視界に入るスペースで,ボランティアさんたちに遊ばせてもらい,お母さん方は集中して話を聞くことができました。「親プロ」ファシリテーターと読み語りボランティア等との連携により,効果的な講座を展開することができました。
・参加者の皆さんそれぞれの話を聞いて,私自身も力をもらえ,絵本の大切さを改めて感じました。
・上の子供のときにはいろいろな本を読んであげることができたけれど,今は時間に追われて読む時間が少ないと反省しています。これからはもっとしっかり読んであげたいと思いました。
・村上さんのお話で絵本の大切さを知りました。今後も読み聞かせの時間を大切にしていきたいです。
・皆さん同じような悩みを持っていることが分かり,子育てについてのアドバイスもいただくことができたので安心感が高まりました。
・今回は0歳児の親子,1歳児の親子,2歳児の親子という年齢別の少人数グループ編成にしたので,月齢も近く発達状況が似ていて,グループ内で共通な話題になりやすかったのでよかったです。
・年齢別にグループ分けをしたことで,時間進行に関してそれぞれの年齢に合った進行をすることができたのでよかったです。
・各自が家でよく読んでいる絵本を持ち寄って紹介したことも,参加者の方の参考になっていたのでよかったです。