令和6年度アウトリーチ型家庭教育支援研修報告
日時
令和6年9月26日(木曜日)13時25分~16時40分
会場
エディオンピースウィング広島 会議室B1・B2 広島市中区基町15番2-1
オリエンテーション(アイスブレイク)(13時25分~13時45分)
開講あいさつでは、今年度本県において家庭教育支援の充実に向け、これまでの取組に加え保護者に寄り添う支援の充実に取り組んでいることを伝えました。
届ける支援は、専門的な知識を持って保護者を教え導くというよりも、保護者と同じ目線に立って寄り添うことに意義があり、「つながりづくり」を目的としていることや、地域の身近な存在としての「地域性」をもつボランティアの方々の存在が、保護者にとって学校や行政には相談しにくいことも話ができるという安心感につながることについてもお伝えしました。
その後、アイスブレイクでは、自己紹介と「私の心の色は?」について交流し、「家庭教育支援に関わる活動をしている時」「オフの時(仕事や活動以外の生活)」をイメージする色とその色を選んだ理由を紹介し合い、和やかな雰囲気の中で講座がスタートしました。
最後に、本研修は、オープンバッジの発行対象になっているため、オープンバッジの概要についても説明しました。
説明 家庭教育支援の現状と課題(13時45分~14時00分)
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家庭教育支援に求められている現状及び課題について、令和4年に行った家庭教育支アンケート調査をもとに理解を深めました。
小・中学生の保護者を対象とした家庭教育に関するアンケート調査 (PDFファイル)(1.18MB)
実践発表 「子育ち親育ちを地域みんなで支える!さぬきっずコムシアターの取り組み」(14時00分~15時10分)
講師:認定NPO法人さぬきっずコムシアター 理事長 高橋 勝子
子育て支援コーディネーター 塚本 詩乃
令和3年度「家庭教育支援チーム」の活動の推進に係る文部科学大臣表彰を受賞され、昨年度の社会教育主事講習でも実践発表をされる等、全国で活躍しておられる、認定NPO法人さぬきっずコムシアター理事長 高橋 勝子氏、子育て支援コーディネーター 塚本 詩乃氏をお迎えして、「子育ち親育ちを地域みんなで支える!さぬきっずコムシアターの取り組み」と題して実践発表をしていただきました。
活動目的や事業内容に留まらず、乗り越えてきた苦難や活動予算等、ふだんは聞くことのできない内容も詳しく発表していただき、大変参考になりました。
また、「子どもの育ち支援」の他に「人生の居場所」について詳しく発表していただき、子育て家庭だけでなく世代に応じた「居場所づくり」についても学ぶことができました。
「何のために何をするのか」御二人の熱のこもった発表を聞き、受講者の皆さんもこれまでの自分の活動を振り返るよい機会となりました。
演習・意見交流 話しやすい状況づくり(15時20分~16時20分)
アドバイザー:認定NPO法人さぬきっずコムシアター 理事長 高橋 勝子
子育て支援コーディネーター 塚本 詩乃
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演習・意見交流では、所属市町の家庭教育支援に関わる課題を解決していくために、実践発表の事例を参考にプランを考え、意見交流を行いながら学びました。
アドバイザーとして、実践発表に引き続き、認定NPO法人さぬきっずコムシアター理事長 高橋 勝子氏・子育て支援コーディネーター 塚本 詩乃氏に参加していただきました。
演習・意見交流
・意見交流(実践発表の感想の交流)
・みんなの居場所づくり(ケーススタディ)
・話しやすい状況づくり
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意見交流では、自市町でもやってみたいと思ったことや、これからの家庭教育支援を盛り上げていくために何ができるか等の意見を交流しました。
みんなの居場所づくり(ケーススタディ)では、所属地域や自身について分析を行い、「課題」「機会」「弱み」「強み」を見付け交流しました。次に、書き出した「課題」を解決していくために、こんなことできたらいいな、こんな場所があるといいなと思う「みんなの居場所」を考え、交流しました。
話しやすい状況づくりでは、「相談に応じる時」「保護者に寄り添う時」「年代に応じた対応」について、高橋氏・塚本氏にアドバイスをいただき、受講者の質問にも答えていただきました。話しやすい状況づくりについて、具体的な話を聞くことができて参考になりました。
振り返り・事務連絡(16時30分~16時40分)
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最後に、本研修の受講者が受領できるオープンバッジの手続きの方法やアンケート等の事務連絡を行って全体を終了しました。
広島県立生涯学習センターでは、県内各市町の家庭教育支援に携わる皆さんの支援を、研修等を通じて今後も引き続き行っていきます。
令和6年振り返りアンケート結果 (PDFファイル)(98KB)
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