平成28年10月7日(金)
13:20~14:10(2年B組)
14:20~15:10(2年A組)
三次市立三次中学校/2年生 54人
教材:30 地域ぐるみで子育て!~親の立場で考えてみよう~
メイン:行政 智 サブ:浦田 愛,花本 識吏,伊藤 美幸,長谷川 さとみ
三次市立三次中学校において,2年生の生徒を対象に,「親プロ」講座が実施されました。
教材30番「地域ぐるみで子育て!~親の立場で考えてみよう~」を活用し,ワークシートのマップを参考にしながら,生徒が幼いころの経験を振り返り,将来,親として,あるいは地域社会の一員として子育てと地域づくりについて考えることをねらいとしました。
さらに,三次中学校では,協同学習により,学習者を基点とした学習の取り組みを進めているので,次の点にも配慮しながら講座を進めました。
*なぜ?を考える(自分の考えを持つ) *人の意見を聴く *グループで考える *他の人の意見を認める *大きな声で発表する *それぞれ役割(司会 記録 発表)をもって学習に取り組む
まず,ファシリテーターが,自分の赤ちゃんや子供の時の写真を示して,どのファシリテーターの幼い頃の写真かを考えてもらいました。このアイスブレイクは,生徒たちの緊張を和らげ,和やかな雰囲気をつくりました。
続いて,ファシリテーターの自己紹介,講座の主旨説明の後に,ワークシートのテーマとねらいについて伝えました。
そして,グループ交流が円滑に進むように「親プロ」の3つの約束(発言の平等,人の発言の肯定,秘密の保守)を伝えました。
ステップ1ではワークシートのマップを参考に,「幼い頃の楽しかった思い出」と「家族や地域の人に心配をかけた思い出」を各自が考え,グループ交流をしました。その際,生徒が自分の経験を思い出しやすいように,ファシリテーターが様子を見ながら適宜助言をしたり,補足説明を入れたりしました。「家族といろいろな場所に出かけたこと」など様々な記述がありました。
ステップ2では,「親になったとき子供にしてあげたいこと」,「地域にあったらいいなと思うもの」の2つを,それぞれ付箋に記入し,グループ内で紹介しながらグループごとの画用紙に貼って意見交流をしました。
振り返りは,グループごとの画用紙をグループ内で確認しながら,出された意見を全体に発表しました。
ファシリテーターが,「それはどうして?」と,発表した意見について問うことで,自らの意見に対し,より深く考えている様子が見られました。
・楽しい雰囲気で話合いができており,活発に意見が交わされていました。
・学校が取り組まれている協同学習の一助となったなら幸いです。
・ステップ2の発問では,「地域での支援先が整備されている状況」があることを踏まえ,将来,地域の一員としてできることは何かを協議できる時間があれば,より内容が深められると思います。