令和2年11月18日(水) 14:35~15:25/県立向原高等学校
県立向原高等学校/3年生 40名
浦田 愛,行政 智
担任の先生から「親プロ」とファシリテーターの紹介があり,ファシリテーターが自己紹介して,講座が始まりました。
アイスブレイクは,ファシリテーターが一斉に形(〇や△)やその配置を指示し,生徒一人一人が紙に描いていき,描き終わったら,グループ内で指示通りできているかを確認して違いを楽しみました。全員が確認した後にファシリテーターが事前に描いておいた図形を示し,同じ言葉でも,受け手によって感じることはそれぞれ違い,考えや思いは人それぞれであることをおさえ,お互いの意見を尊重し合う雰囲気をつくりました。
生徒にタイトルやめあて,エピソードを読んでもらったり,イラストから登場人物を見つけさせたりしながら,内容にスムーズに入っていけるように工夫しました。
フードコートで子供が走り回り,おじいさんにぶつかってしまった場面に遭遇した時に,自分ならどのように行動するか,親の立場ならどうするか。また,それはなぜかを考え,お互いに意見を出し合うことで,将来自分が親になったとき,あるいは地域社会の一員として,子供とどう関わっていくかを考えました。
ファシリテーターが,生徒の興味や関心が高まるように声を掛けながら進行し,自分なら「注意する」「何もしない」などの意見が出されました。生徒一人一人の発言を尊重し,丁寧に対応することで安心して発言することができていました。
事前の打ち合わせで担任の先生にグループごとの人数を少なくしてもらっていたので生徒たちは積極的に意見を交流することができました。
高校3年生は選挙権をもつ人もいることを例に挙げ,大人という立場を想像しやすいようにしました。
初めは緊張していた生徒たちも時間がたつにつれ,ファシリテーターに質問するなど真剣に考えをまとめていきました。
子供の健やかな成長のためには,親があたたかな気持ちを持って子供に関わっていくことが大切であると共に,これからの子育てには,親だけでなく社会全体で子供の成長を支えていくことが大切であることについて考えました。
・みんなの様々な意見を聞いて自分の考えの改善点を見つけることができました。自分の将来を想像するよい機会となりました。
・改めて地域というものを考えることができたのでよかったです。
・子育ては大変だと思いました。親の偉大さを感じました。
・子供にはいろいろなことにチャレンジさせたいです。時には心を鬼にできる親になりたいです。
・学校の教員からの話ではなく,地域の方に講師としてお話していただくことで自らが地域社会とつながっていくことを自覚させることにつながっていると感じました。
・各学年で1回ずつ等継続的に行って成果を研究してみる等できると良いのではないかと思いました。内容がよいので広めていきたいです。
・親,地域の一員が漠然としてとらえにくいと思うけれど,わからないなりに人の意見も聞きながら考えることが大切だと感じました。
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