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令和元年度生涯学習振興・社会教育関係職員等研修【社会教育主事等研修(生涯学習支援編)】報告

研修内容(受講者26名)

日時・会場

 令和元年10月31日(木曜日)10時00分~16時30分 広島県福山庁舎第3庁舎351会議室

開講・オリエンテーション(10時00分~10時10分)

行政説明(10時10分~10時30分)
「国・県の施策の動向」
広島県立生涯学習センター 社会教育主事 松田 愛子

  「社会教育経営編」に引き続き,「生涯学習支援編」においても,国及び広島県の生涯学習振興・社会教育行政の施策の動向について,社会教育主事等の専門的教育職員が常に更新しておくべき最新の情報を中心に行政説明を行いました。
  行政説明資料はこちらから (PDF:10.26MB)
広島県 松田愛子 広島県松田愛子

講義・演習(10時30分~16時25分)
「社会教育主事に求められる『支援』の理論と実際」 
文教大学 人間科学部 人間学科 准教授  青山  鉄兵

  「社会教育主事に求められる『支援』の理論と実際」と題し,社会教育行政における「学習支援」の視点を中心に講義・演習を行いました。本研修は,社会教育主事に求められる役割の整理を踏まえ,来年度から「社会教育主事講習」の課程に新たに加えられる「生涯学習支援論」を主要テーマとして,先行的に「現職研修」として実施するものです。
 午前中の講義では,近年,改めて社会教育には「学びを通じた地域づくりの推進」を担うことが期待されており,「社会教育主事」には「人づくり」と「地域づくり」の循環を生み出す「コーディネーター」や「ファシリテーター」としての役割が求められていること,「何をするか」よりも「何のためにするか」が大切であり,ついつい陥りがちな「手法の目的化」に注意すべきこと,体験と学びをつなぐ時間としての「振り返り」の効用や,「結果」よりも「プロセス」に注目することの意義等について話がありました。
 午後からのワークショップは,グループに分かれて,参加者一人一人が,「ファシリーテーター」としての役割を意識しながら,「公民館等の社会教育施設が地域づくりのためにできること」や「既存の事業を『地域づくり』の観点から問い直す」をテーマに演習を行いました。ファシリテーターとして多くの実績を持つ講師が,適宜,ワークショップの途中で,「副音声」として,ファシリテーションのポイントについて「実況中継」でコメントを入れてくださったため,社会教育が果たす地域づくりの役割について学びを深めるとともに,ファシリテーションのスキルやノウハウについても同時に学ぶことができました。
 様々な意見の交流や講師からの的確な助言の中で,学習者の主体的な学びや地域社会への参画を促し,多様な特性に応じて学習を支援するための多くのヒントを得ることができました。
広島県 松田愛子  広島県 社会教育主事 広島県    社会教育主事 広島県社会教育主事   

アンケート記入・事務連絡(16時25分~16時30分)

 評価

振り返りアンケート集計結果 (PDF:287KB)

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