この講義は,社会教育法第9条の5の規定及び社会教育主事講習等規程に基づき,文部科学省から委嘱を受け,社会教育主事となりうる資格を付与することを目的として実施するものです。
国立教育政策研究所社会教育実践研究センターを主会場とし,インターネットを活用したライブ配信によって,広島,北海道,新潟,静岡,鳥取,島根東,島根西,愛媛,沖縄の10会場で実施しています。
令和2年1月20日(月曜日)~令和2年2月27日(木曜日)
【広島会場】 広島県立生涯学習センター(広島県情報プラザ1階会議室)
【広島会場】 13名
※分割受講者を含む。
生涯学習概論 9名
社会教育計画 7名
社会教育特講 8名
社会教育演習 11名
【講義】生涯学習概論・社会教育計画・社会教育特講
【演習】社会教育演習(宿泊研修,現地研修等を含む。)
※プログラムの詳細の詳細はこちらから (PDFファイル)(186KB)
講義は,主会場からインターネットによって配信されたものを聴講しました。講義の後半には質問タイムが設けられており,ファクシミリにより質問を送信し,講師に答えてもらうことが可能です。広島会場からもたくさん質問し,受け身ではなく,主体的に学ぶことができました。
講義中には,グループを作って話し合う場面もあり,他の人の意見や考え方に触れて視野を広げ,新しい発想につなげることてができました。
休憩時間や昼食時間は,受講者同士の貴重な情報交換の場となり,ネットワークづくりも進みました。また,午後からの講義が始まる前に,交代でアイスブレイクの演習を行うことで,受講の雰囲気が和やかにほぐれていくのはもちろんのこと,多くのアクティビティを体験,習得することができました。
中四国地方の4会場合同で,国立江田島青少年交流の家において,宿泊研修を実施しました。
広島会場11名,島根東会場11名,島根西会場4名,愛媛会場6名の合計32名の受講者が参加しました。
「参加型学習の実際とファシリテーション技法」の講義・演習を通して,これまでの事業や講座等を振り返りながら,社会教育主事に必要な知識や技能を体験的に学びました。
また,青少年教育施設のアクティビティ等の体験や宿泊を通して,県内外の垣根を越えた学習者間のコミュニケーションを図ることができたほか,青少年教育施設についての理解を深める機会にもなりました。
「社会教育における参加型学習の意義,ファシリテーターに必要な基本的な知識・技能等について学ぶ」ことをねらいとして,講義・演習を行いました。
基本的な理論について講義を聞いた後,場づくりについての演習,ワールド・カフェの手法を用いて「理想のファシリテーション」について考えました。
また,カードワーク・ランキング・ラベルワークの3つの参加型学習の手法を体験し,最終日に行うファシリテーション演習の準備をしました。
最終日には,受講者全員がファシリテーターとなり,プログラムの進行を行いました。受講者の皆さんは緊張しながらも,前日までに学んだことを生かして,楽しみながら取り組むことができました。
今回は,「チームビルディング」を目的としたカッター研修を行いました。受講者の皆さんは,2艇に分かれ,それぞれの艇で目標を設定し,どのように漕いだら効率よく進むか等を話し合いました。その後,話し合った目標を達成するために,全員で声をかけたり,励まし合ったりしながら櫂で漕いでいきました。また,カッター研修終了後には,それぞれの艇で振り返りを行い,研修での学びをこれからどう生かしていくか考えました。
広島市古田公民館,大竹市立玖波公民館,大竹市立中央図書館の3つの施設を訪問し,それぞれの施設概要や事業内容の説明等を聞き,施設を見学させていただきました。
今回の3施設はいずれも文部科学大臣表彰を受けており,先進的な取組や事業の内容について説明を受けました。受講者の皆さんは,事業に地域の人材を巻き込んでいく方法や地域住民が活躍できる仕組みづくり等,多くのことについて学ぶことができました。
【広島市古田公民館】
【大竹市立玖波公民館】
【大竹市立図書館】
「『社会教育計画の策定』の視点と手順について,演習を通じて総合的な理解を図るとともに,事業計画立案の基本的な知識・技術の習得」をねらいとして,事業計画の立案を行いました。
受講者同士が話し合い,自分たちで3~4人のグループを作り,各グループでモデル自治体とテーマを設定しました。その後,設定したテーマについて,モデル自治体の社会教育計画や生涯学習推進計画等から情報を収集し,課題解決のための具体的な取組について各グループで検討しました。
演習の最終日には,受講者の所属長の方にも御臨席いただき,本演習のまとめとなる成果発表会を行いました。
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