東京一極集中の是正に向けた地方創生の動きが活発化するなか、東京圏を中心に地方移住への関心が高まっています。こうした傾向をふまえ、広島県では比較的若い世代をメインターゲットに据えて、より多くの移住者を呼び込むための取組を行っています。広島ならではの地域特性である「都市と自然の近接性」を強みに、東京とは異なる新しいライフスタイルの魅力を発信し、移住者の取り込みを図っています。
昨年、東京・有楽町にU・Iターンに関する相談窓口「ひろしま暮らしサポートセンター」を開設しました。県職員が常駐し、移住相談はもちろんのこと、仕事・住まい・地域環境などに関する情報も幅広く提供し、市町と連携しながら移住希望者にとって最適な「ひろしま暮らし」の実現に向けたサポートを行っています。
また、今年3月には移住情報サイト「HIROBIRO.」をスタート。広島へ移住し、広島ならではのライフスタイルを実現した先輩移住者の暮らしや活動を具体的に紹介しています。さらに、地方移住に関心を持つ若者と地域をマッチングするセミナーを東京で定期的に開催し、地域とのつながり方や新しい仕事づくりをイメージしてもらう機会をつくっています。
40代以下の比較的若い世代を中心に広島への関心が高まっており、「HIROBIRO.」へのアクセス数は、サイト開設から9月までの間で5万4000件を超えています。さらに「ひろしま暮らしサポートセンター」における相談件数はこれまでに1480件にのぼり、窓口での相談をきっかけとした移住にもつながっています。また、実際にセンターを通じて移住したカメラマンや映像作家のなかには、東京に住んでいたときと同じ仕事をしながら広島で新たなビジネスを展開し、地域活性化につながる活動を積極的に行っている方もおり、広島県の新たな活力になっています。
【お問い合わせ】地域力創造課 TEL.082(513)2581
詳しくは「HIROBIRO.」のページで
年間およそ272万人が利用する「広島空港」。今年4月に、開港以来初めての事故が起こりましたが、CAT-III(高度計器着陸装置)の運用再開により安定的な運航ができるようになり、事故以前と同じ安全な状況に戻っています。こうしたなか8月からは香港線が加わり、さらに10月からは同じ香港線で初めてLCC(格安航空会社)が就航し、より便利になりました。また、広島空港は「空の玄関口」としてだけでなく、「訪れて楽しい空港」をめざしています。中四国の空港で初となる本格的なフライトシミュレーターを設置し、パイロット気分で操縦体験ができるほか、見学・送迎デッキからは飛行機の迫力ある離着陸シーンをご覧いただけます。より快適で、より魅力的な広島空港を、皆さんもぜひご利用ください。
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