欲張りなライフスタイルの実現(1)
令和2年度は、「ひろしま未来チャレンジビジョン」の最終年です。県民の皆さんが仕事や暮らしへの希望をあきらめることなく追求できる「欲張りなライフスタイルの実現」というビジョンで目指す姿の実現に向けて、着実に取り組みを進めるとともに、新たな社会環境の変化にも的確に対応していきます。ここでは、重点的に取り組む事業の一部をご紹介します。
デジタルトランスフォーメーションの推進
AIやIoT、ビッグデータなどのデジタル技術を活用して仕事や暮らし、社会に大きな変革をもたらすデジタルトランスフォーメーション(略称:DX)。あらゆる産業や社会生活においてDXを推進することにより、県内産業の生産性向上や競争力強化、人口減少・少子高齢化に伴う労働力不足や地域活力の低下などの社会課題に対応していきます。
仕事・暮らしのデジタル化の推進
行政や民間事業者など多様な主体が連携・協力し、デジタル技術を活用して、仕事や暮らしにおける様々な社会課題の解決に取り組みます。
デジタル技術などを活用し、産業や地域の課題解決に取り組む「ひろしまサンドボックス」
地域産業IoT等活用推進事業
「ひろしまサンドボックス」において、デジタル技術を活用して、課題解決に向けた実証実験を県内外の民間企業等と共創して実施し、広島発の新たなソリューションの創出とデジタル人材の育成・集積を図ります。
詳細は春号本編へ
学習の場でのタブレット端末等の活用
「学びの変革」推進事業
(高等学校等奨学金特別会計5,900万円含む)
学校におけるICT環境の整備による探求的な学習活動の充実など、社会情勢の変化を踏まえた施策を実施し、「学びの変革」を加速します。
「GIGAスクール構想の実現」に向けたICT基盤整備事業
県立学校にて高速大容量のネットワーク環境を整備します。
他県の被害状況(提供:林野庁)
ニホンジカ被害拡大抑制対策事業
IoT技術を活用し、生息域が急速に拡大しているニホンジカの捕獲技術を確立するなど、林業被害等の拡大抑制と防止を図ります。
地域社会におけるデジタル化の推進
県内のどこに住んでいても、安心して、快適で便利に暮らすことができるよう、デジタル技術を活用し、都市機能の高度化や地域課題の解決に市町と連携して取り組みます。
内閣府「スーパーシティの実装技術(イメージ)」
広島県デジタルトランスフォーメーション推進事業(地域社会)
外部アドバイザーの派遣など、デジタル技術を活用して地域課題の解決を図る市町の取り組みを支援します。
デジタル技術を活用した中山間地域の生活環境向上事業
生活に身近な分野において、デジタル技術を活用して中山間地域の課題の解決を図る市町の取り組みを支援します。
行政のデジタル化の推進
インフラの整備・維持管理、防災・減災、警察、水道などの行政手続きや行政サービスにおいてデジタル化を推進し、県民の皆さんの利便性の向上と、行政の業務の効率化を図ります。
インフラマネジメントへのデジタル技術の活用
インフラマネジメント基盤検討事業
デジタル技術の活用による防災・減災対策などに資するインフラの計画的・効率的な整備・維持管理を行うとともに、インフラマネジメントに必要となる仕組み等を検討します。
災害警備システム(GIS)構築事業
大規模災害発生時に迅速な救出・救助活動を行い、安全安心を確保するため、被害状況等を集約、共有するシステムを構築します。
広島県デジタルトランスフォーメーション推進事業(行政)
誰もが容易にデータを利用できる環境づくりに向けて、県が保有するデータの棚卸しや、県・市町間のフォーマットの共通化などを行い、行政保有のデータのオープン化を計画的に進めます。
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