創造的復興による新たな広島県づくり
平成30年7月豪雨災害で被災された皆さんの一日も早い日常の回復が図れるよう、復旧・復興プランに基づき、「安心を共に支え合う暮らしの創生」「未来に挑戦する産業基盤の創生」「将来に向けた強靭なインフラの創生」「新たな防災対策を支える人の創生」の4つの柱により、被災者の方々の生活の再建、県民生活や経済活動の日常を取り戻す取り組み、公共土木施設等の早期復旧など、速やかな復旧・復興に引き続き全力で取り組みます。
安心を共に支え合う暮らしの創生
●被災された方々が一日でも早く、日常の生活を取り戻していただけるよう、関係機関が連携し、被災者のこころのケアや生活再建への支援など、一人ひとりに寄り添ったきめ細かな支援を行います。
被災世帯(坂町)への戸別訪問
こころのケアの活動
被災者の生活再建・被災者のこころのケア
被災者支援地域支え合いセンター・こころのケアチーム運営事業
平成30年7月豪雨災害を受けて設置した「地域支え合いセンター」を核として、被災者の早期の生活再建を支援します。
また、「広島こころのケアチーム」を運営し、被災者の孤立死や自殺の発生防止に取り組みます。
未来に挑戦する産業基盤の創生
●本県の経済活動を被災前の状態に再生させ、県内企業の新たな発展に向けた支援を行うとともに、今後起こりうる大規模災害などに備え、非常時に強い企業活動体制の整備に取り組みます。
●農林水産業における生産活動の早期再開に向けた復旧の支援を行うとともに、将来の経営発展を目指し生産性の高い農林水産業へ誘導します。
事業承継事例集
BCP策定ワークショップ(BCP検証机上演習)
経済活動の速やかな再生
農林水産業の復興・経営基盤の強化
公共事業
被害を受けた農地・農業用施設や林道等の早期復旧を進め、1日でも早く生産活動が再開できるよう取り組みます。
非常時に強い企業活動体制の整備
緊急時レジリエンス環境整備事業
災害等の非常事態の中で、優先するべき事業の早期復帰を目指すためのBCP(事業継続計画)の策定やBCPの実効性を高めるためのBCM(事業継続マネジメント)の構築等を支援します。
将来に向けた強靭なインフラの創生
●引き続き、被災した公共土木施設等について、災害復旧事業や改良復旧事業、災害関連緊急砂防事業等に取り組みます。また、農業用ため池の利用実態等を踏まえ、補強や廃止などの総合対策を進めます。
●防災・減災に資する新たなまちづくりを市町と連携して進め、住民の安全な居住が誘導されるよう取り組みます。
災害復旧事業(右上は被災直後、左は復旧後)
災害関連緊急砂防事業(右上は被災直後、左は整備後)
公共土木施設等の強靭化
7月豪雨災害対応(被災地域等)
公共事業
(2月補正を含む)
被災した公共土木施設における災害復旧事業や改良復旧事業などに取り組みます。また、土砂災害により被災した箇所における砂防ダム等の整備や、利用しなくなったため池の廃止工事を着実に進めます。
安全・安心な都市の実現
持続可能なまちづくり推進事業
安全・安心に暮らせる都市の実現に向けて、都市計画制度運用方針に基づき、災害リスクが低い区域へ居住誘導を図る取り組みを市町と連携して進めます。
新たな防災対策を支える人の創生
●災害時に、県民一人ひとりが適切に判断し、避難行動をとれるよう、防災や行動科学の有識者を交えた詳細な研究を踏まえて、「みんなで減災」県民総ぐるみ運動の取り組みを強化します。
●各地域で防災活動をリードする自主防災組織や、中心となる人材の育成を図ります。
●児童生徒一人ひとりが災害から命を守る判断・行動を適切にとれるよう、学校における防災教育の充実に取り組みます。
学校における防災教育
自主防災組織の訓練
自助・共助・公助にわたる被害防止策の実施
「広島県『みんなで減災』県民総ぐるみ運動」推進事業
県民の避難行動に関する研究のこれまでの結果などを踏まえ、自助(県内の全ての小学校の児童を対象とした「ひろしまマイ・タイムライン」の作成による防災意識の醸成など)・共助(自主防災組織による避難の呼びかけ体制構築の加速化など)・公助(県警システムと県防災情報システムの連携による災害情報の共有など)にわたる、より効果の高い被害防止策を実施します。
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