県では、これまで、県内の感染状況を踏まえた様々な対策を行っています。特に12月以降に広島市を中心に感染が急拡大した時には、飲食店に営業時間短縮の要請を行うなど強い対策を取りました。
県民の皆様、事業者の皆様のご理解とご協力のおかげで、現在は12月以降の厳しい感染状況を抑え込むことができつつあります。心からお礼を申し上げます。ありがとうございます。
県では、これからも積極的な感染防止策により感染を抑え込み、県内経済の早期回復を目指します。引き続き、県民の皆様のご協力をお願いします。
感染防止の考え方のポイント
県では、感染を抑え込み、県内経済の早期回復を目指すためには、感染者を早く発見し、感染の連鎖を断ち切ることが極めて重要であると考えています。またこれは、中長期的に医療提供体制のひっ迫を防ぐことにもつながります。
感染防止の4つの対策
感染を抑え込むために、県では、全国知事会や中国地方知事会などを通じて国へPCR検査の拡充などの要望活動を続けています。合わせて、感染者の早期発見や施設内クラスターの防止について、県独自に様々な先手施策を打ってきました。
PCR検査の集中実施の進め方について
広島市4区の居住者・就業者を対象に予定していた集中実施は、感染者減少等に伴い、実施を保留します。また、広島市中区でトライアルを行い、その運用を検証しながら、次の本格実施に備えます。今後の実施については、様々な指標を注意深く見ながら、専門家の意見を聞いて、いつどこで集中検査を実施するか、そのタイミングを総合的に判断します。
モニタリングの指標の参考
- 人口10万人当たりの全療養者数
- 直近1週間の人口10万人当たりの新規報告数
- PCRセンター (広島市民対象のモニタリング・ポイント含) の陽性率
- 医療機関の陽性率
- 感染経路の不明割合
- 積極ガードダイヤルの相談件数 など
検査のご案内
風邪症状ですぐ電話!
新型コロナウイルス感染症は、風邪やインフルエンザの症状とよく似た症例が報告されています。これからは花粉症の季節に入るため、症状で判別することは非常に困難です。周囲の方へ感染させないためにも医療機関を早く受診することが重要です。風邪かな?と思ったら、まずは「かかりつけ医」か「積極ガードダイヤル」へ相談してください。
県内PCRセンター
感染者の早期発見と感染連鎖の遮断を目的に、県内5か所に設置しているPCRセンターで、飲食店、医療機関、介護事業所などの従事者や関係者の方々へ検査を実施しています。また、2月22日から当面の間、広島市のPCRセンターでは検査対象を拡大し、広島市にお住まいの方とお勤めの方はどなたでも検査を受けられます。対象者の皆様は積極的に検査を受けてください。
飲食店・医療機関などの従事者・関係者向けの検査
- 対象
- 県内全域の以下の施設などの従事者、従業員、関係者
高齢者施設・事業所 / 障害者(児)施設・事業所 / 医療機関 / 理美容業 / 飲食店 / 消防署の救急隊員 / 廃棄物処理業 / 鍼灸マッサージ業 (はり師、きゆう師、あん摩マッサージ指圧師) - 場所
- 中央新天地集会所 [広島市]、広島西飛行場跡地 [広島市]、賀茂環境センター [東広島市]、旧新浜浄化センター跡地 [福山市]、みよしまちづくりセンター [三次市] (※ 中央新天地集会所はウォークイン方式、それ以外はドライブスルー方式)
- 時間
- 11時~17時 [広島市]、11時~16時 [広島市以外]
- 予約電話番号
- 050-1741-6373 (10時~17時)
広島市民・就業者向けのモニタリング・ポイント
- 対象
- 広島市にお住まいの方・お勤めの方 ※ 先着順。2月22日から受検可能
- 場所
- 中央新天地集会所 [広島市]、広島西飛行場跡地 [広島市] (※ 中央新天地集会所はウォークイン方式、広島西飛行場跡地はドライブスルー方式)
- 時間
- 11時~17時
- 予約電話番号
- 082-236-3200 (10時~20時 ※ 2月27日から10時~17時)
- ホームページ
- モニタリング・ポイントPCR検査予約申込み (外部サイト)
飲食店を利用する時は…
12月の急拡大の時、飲食の場が感染経路の多くを占めていました。知人と飲食店を利用する時は3つの物理的対策ができているお店を選んでください。またマスク会食をするときはマスクを外した状態での会話は控えてください。
飲食店への補助
飲食店におけるパーテーション設置促進補助金
アクリル板等のパーテーションに限定した追加の支援制度
補助限度額:1店舗当たり上限10万円 ⇒ 支援制度の詳細はこちら
飲食店における新型コロナウイルス感染症予防対策事業費補助金
アクリル板等の設置など飛沫感染予防対策等に対する支援制度
補助限度額:1店舗当たり上限10万円 ⇒ 支援制度の詳細はこちら
よくあるQ&A
Q:検査時点で陰性でも、翌日感染したら意味がないのでは?
A:検査は陽性が判明した方のその後の感染連鎖を遮断するために重要です。結果が陰性でも、決して油断することなく、感染しない・させない行動を。
Q:陽性だと困るので、検査を受けたくない
A:検査の有無に関わらず既に感染していることに変わりありません。陽性であると分かれば、周りにうつさないように慎重に行動できますので積極的に受検をお願いします。
Q:集中検査は陽性者が多く出て、医療体制をひっ迫させるのでは?
A:検査は感染者が「増える」のではなく、見つかるもの。また対象は無症状者で、医療体制への影響は限定的です。むしろ、後の医療体制のひっ迫を防ぎます。
Q:偽陽性・偽陰性が起きるのでは?
A:現在、日本のPCR検査の精度では、偽陽性が起こる可能性は極めて低く、偽陰性は一定程度起こる可能性があります。結果が陰性でも油断せず、感染防止の徹底をお願いします。
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