「人的資本経営ひろしま。」とは(人的資本経営の必要性)

「人的資本経営ひろしま。」とは

 労働力人口の減少に伴う人材獲得競争の激化や産業構造の変化が進んでいる中、デジタル技術の活用等による既存事業の生産性向上や成長分野への事業転換など、経営戦略の実現・再構築等に必要な知識スキルを持った人材がますます重要になっています。
 こうした中、変化に柔軟に対応しながら企業の持続的な成長につながる「人的資本経営」が注目されており、広島県では人材の育成・確保・活用により企業価値を向上できるよう、県内企業の「人的資本経営」の取組を支援する独自の取組を「人的資本経営ひろしま。」と名付け、「人的資本経営の促進」に力を入れています。

 GDP(国内総生産)に関する概要図労働生産性向上に繋がる取組の概要図

* 広島県リスキリング推進検討協議会 最終報告書より ** 内閣府ウェブサイトより算出

「人的資本経営ひろしま。」ロゴ

人的資本経営ひろしま。ロゴ

 「人的資本経営ひろしま。」のデザインロゴを作成し、このロゴを通じて県内に広く「人的資本経営」を訴求していきたいと考えています。

ロゴのデザインに込められた意味について

  • 「ひ」の文字には、向上・上昇・成長を表す上向きのイメージが込められた矢印がデザインされています。

  • 「ま」の文字には、人的資本が企業価値向上の「鍵」であることをイメージする鍵のマークがデザインされています。

  • ロゴ内で描かれた黄色の丸記号には、人的資本経営が広島の各企業にそれぞれ浸透していくイメージがデザインされています。

 

広島県が人的資本経営促進のために支援を行う主な取組

 広島県では、人的資本経営につながる取組として、「リスキリング」・「働き方改革」・「女性活躍」・「男性育児休業」に関する支援を主に行っています。
 これらの取組を通して、企業が「人的資本経営の促進・開示」につなげることが重要だと考えています。
 各取組の考え方や事業については、情報をまとめたページがそれぞれありますので、自社の取組推進にご活用ください。

人的資本経営の促進・開示

 人的資本経営の促進開示に関するセミナーの開催や実践サポートについて紹介しています。
「人的資本経営」とは、人材を労働力として消費するのではなく、その人材が持つスキルや知識、経験などを資本として捉え、人材価値を高めることで中長期的な企業価値向上を目指すことです。

リスキリング

​ 社会環境の変化に対応できるように新たな能力スキルを身に付けるための「リスキリング」に関する事業等を紹介しています。
 「リスキリング」とは、外部環境の変化(DX等)による新たな業務需要の拡大と減少に対応して、企業等の経営戦略や人材戦略のもと、企業の主導によって、従業員が今後の新たな業務などで必要となる知識やスキルを習得し、活用(業務を創造・高度化)することです。

働き方改革

​ 「働きやすさ」「働きがい」の両輪で取り組む「働き方改革」に関する事業等を紹介しているページです。
 「働き方改革」とは​、働く方々が、個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を、自分で「選択」できるようにするための改革が基本的な考え方です。
 広島県ではこの考え方を発展させ、「働きやすさ」の整備(多様な働き方)に加えて、従業員が「働きがい」(従業員エンゲージメントの向上等)をもって、意欲的・自律的に働ける職場環境づくりに取り組むことが「働き方改革」だと考えています。

女性活躍

 企業成長に不可欠なダイバーシティ経営に関する取組として、女性活躍推進につながる事業を紹介しています。
 これからの企業経営には、多様な人材の獲得・活躍の実現がカギとなります。そのためには、性別に関わらず、誰もが能力を発揮できる職場づくりが必要です。

男性育児休業

​ 男女が共に育児参画できる職場環境整備に向け、男性育児休業の取組事例を紹介しています。
 「男性育児休業」とは、育児・介護休業法では、子どもが1歳になるまで(1歳を超えても休業が必要と認められる一定の場合には、1歳6か月に達するまで)、育児休業できると定められており、申し出により取得することができます。また、子どもを世話する家族と同居している場合や、子どもが養子の場合であっても、育児休業を取得することが可能です。