広島県教育委員会では、異文化間協働活動推進事業の一環として、オーストラリア連邦クイーンズランド州教育省との教育交流協定に基づく短期留学プログラムを実施しています。
令和5年度は相互に生徒の派遣と受入を実施し、学校訪問やフィールドワークなどの交流を通して、異文化理解を深めるとともに、実践的なコミュニケーション能力の育成を図りました。
研修期間:令和6年3月16日(土曜日)~3月24日(日曜日)【9日間】
5年ぶりの実施となった令和5年度のツアーは15名の高校生がクイーンズランド州ケアンズを訪問しました。ホスト校であるケアンズステートハイスクール(Cairns State High School)での授業参加やアクティビティ参加など行うとともに現地ホストファミリー宅にホームステイを行いました。
★☆★参加した高校生の声☆★☆
・ツアー全体を通してとてもいい経験をさせてもらえたと感じている。英語を学ぶだけでなくオーストラリアの動物や文化についても多くのことを知ることができ、自分の興味の幅を広げることができた。また、このツアーで知り合えたオーストラリア、そして日本の友達がとても大切な存在になったと感じた。自分と同じように海外に興味があってこのツアーに応募した方が多かったので、進路や将来の目標など語り合うことができ、とても良い刺激となった。現在も進路などについて良い相談相手となっている。
・ 今回のツアーを通して初めて日本以外の文化を知ることができた上に、英語力を上達させることができました。オーストラリアに行き、日本では気付くことのできなかった新しい発見が多くありました。また、現地の人々と交流して新しい人との繋がりを持つことができ、今でも連絡を続けています。
・英語を怖がらずに口に出すことができるようになったり、英語でコミュニケーションを取る力が身についたと思った。また生活面では、自分一人でどうにかしようとしたり自分から発言する意欲など主体性が強まった。
・以前から英語や海外留学について興味があったが、それらに対しての意識がより強くなったと感じている。実際に海外でネイティブの英語を聞き、ネイティブの方々に話すという経験はとても緊張したが、それでも積極的に挑戦できたということで自分にとって大きな自信となった。日本から海外についていくら興味を持って、いくら学んでいても、やはり現地に行かないと知ること、味わうことができない衝撃が多くあると分かった。これらの学びや自信は、自分の進路を考え直す大きなきっかけとなり、最近では海外進学という新たな挑戦を前向きに検討することができている。
研修期間:令和5年12月3日(日曜日)~12月9日(土曜日)【7日間】
オーストラリア・クイーンズランド州から、日本語やSTEM(ステム)教育を中心に学ぶ高校生13名が広島を訪問しました。研修の期間中、生徒たちは、日本語や日本文化を学ぶとともに、学校訪問や企業訪問等を通して最先端の科学技術を学びました。 ※ STEM教育: Science、 Technology、 Engineering、 Mathematics (科学・テクノロジー・工学・数学)を包括的に扱う教育
月日 | 行程 |
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12月3日(日) | 関西空港着 ⇒ 広島へ移動 |
12月4日(月) | オタフクソースお好み焼き体験、オタフクソース工場・ミュージアム見学、日本文化体験 |
12月5日(火) | 広島叡智学園高等学校 訪問 |
12月6日(水) | マツダミュージアム見学、教育長訪問、広島平和公園、平和記念資料館 |
12月7日(木) | ファームスズキ見学・体験、大崎クールジェン見学 |
12月8日(金) | 宮島工業高等学校訪問、宮島中学校生徒ガイドによる宮島観光 |
12月9日(土) | イオンモール広島府中自由行動、広島駅発 ⇒ 京都へ移動 |
令和6年度以降もクイーンズランド州との交流を実施する予定です。