県内の高速道路には、65か所ものトンネルがあります。
また、数キロにわたる長大トンネルや、何本も連続して続くトンネルもあります。
更に、トンネルの中は必ずしも平坦ではなく、数パーセントの上り勾配のトンネルもあり、こうした場所では、知らず知らずのうちに速度が落ちて、自然渋滞になることがあります。
高速道路が開通して以来、トンネル内で幾度となく多重事故が発生しています。また、トンネル内の事故は視界が悪かったり、排気ガスや煙のため呼吸もおこないにくくなります。
トンネル事故を防ぐために、以下のことに気を付けましょう。
トンネルは渋滞が起きやすく、排気ガスなどで前方の視界が悪いときもあります。車間距離をとることで、前方の交通事故や故障車などに対応することができます。
トンネル内での追越しは大変危険です。
トンネル内は側壁が迫っており、視覚的、心理的に圧迫感があるため運転操作を誤らせる危険性があります。
少しのハンドル・アクセル操作のミスが重大な事故につながりますので、むやみな追越しや進路変更はせず、速度を控えた安全な走行に努めましょう。
トンネルの手前には、必ずトンネル情報板が設置してあります。
故障車や交通事故などの情報が出ていることがありますので、必ず確認しましょう。
トンネルには出入口のほかに避難坑が設置されています(750m以上のトンネルに750m程度の間隔で設置されています)。
出口、避難坑までの標示を確認し、避難坑の場合は反対のトンネルにつながっているので車に注意して避難します。
また、トンネル内で火災が発生したりして危険な場合、トンネル手前に設置されている情報板に「進入禁止」の表示が出されますので、トンネルに入らないようにしましょう。