庄原市指導農業士会(岩本章会長 会員18名)では,広島県農業経営者クラブ庄原支部,ひまわりの会及び庄原市ヤングファーマーと共催で,令和元年度指導農業士会等合同研修会及び庄原市新規就農青年歓迎会を,庄原市口和町自治振興センターなどで開催しました。今年は,県立農業技術大学校の学生27名も研修会の聴講に出席したこともあって,71名の参加がありました。研修会では,「スマート農業の活用について」と題して,県立総合技術研究所農業技術センター栽培技術研究部の伊藤部長から講演を受けました。「スマート農業とは何か?」という入口のところから,全国で機器導入が始まっているスマート農業の事例の他,同センター開発の施設環境制御で暑さを克服する「日射操作くん」の紹介や,今後スマート農業で期待されていることなどの話がありました。出席者からは,「運用にあたって不慮の想定外トラブルがあったときは,どう対応するようになるのか」という導入後の質問が出るなど,関心の高さも伺えました。
現地視察では,庄原市口和町の長里農園でアスパラガス栽培としゃがまなくても収穫できるはさみなどの道具を,また岡崎農園では根域制限栽培ぶどうにおける栽培槽部材の工夫などについて,日々の作業を通じて創意工夫することの大切さに着眼点等に理解を深めました。
庄原市新規就農青年歓迎会では,新たに10名の青年が紹介され,会長及び小林県議会議員ら来賓から歓迎のあいさつをいただいた後,庄原市長から就農記念品が贈られました。
(北部農業技術指導所)
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