廿日市市軟弱野菜部会(会長:平尾和彦氏,会員12名)は,8月7日に上野頼和さんのほ場で,ほうれんそう収穫機の実演会を開催し,生産者やJA,市,指導所の関係者約20名が出席しました。
軟弱野菜は,収穫・調製作業が労務の大半を占めており,規模拡大の阻害要因となっています。こうした中,今年7月に株式会社クボタが,ほうれんそう収穫械を発売したことから,部会の行事として開催しました。実演会では,まず収穫機の特徴や注意点について同社担当者からの説明を聴き,その後実際にほうれんそうを収穫しました。ほ場は多少凹凸があったものの順調に収穫できたことから,生産者からは概ね好評でした。収穫機を効果的に使うためには,条間15cmの4条同時播種や立性品種が望まれます。生産者からは,「2条刈で,汎用性のある安価な収穫機ができないか。」という要請があり,改善に向けたやり取りをしました。
引き続き,部会活動や担い手の経営発展に向けて,生産現場における改善を支援していきます。
(西部農業技術指導所)
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